スコップで掘り上げる場所も。

「里庭」敷地の中に「原生雑地」と呼んでいる場所があります。
水はけが悪く農地にはあまり適しません。湿潤対策として山側に溝が掘られていますが、年月が経つと溝の中に草などが生えるなどして溝が埋まり溝の水位が上昇します。すると雑地全体の水位も上がりぬかるみの面積が増加してきます。これの対策として”溝上げ”をして溝の水位を下げる必要があるのです。平成20年には重機を頼み溝上げをしましたが、今回は人力で作業することにしました。
Mとの二人、半日で二日の作業。かなりの重労働でした。
漸く春が近づいた平成24年4月中旬のことです。

一部わざと残したとこもある。
ヒメミクリという植物の生えている所。
しまねレッドデータブックで絶滅危惧U類に
指定されている貴重種。

背中にたまごを背負ったタガメ。
そのほかにイモリやオタマジャクシなども。

春の日差しのなかの作業。
水位がおよそ20Cm下がりました。

排水口に近い部分。
赤水が出る個所もあります。農地に適さない
理由の一つでもあります。
総延長およそ70mの作業でした。

上げたところの差は歴然。

Mも頑張ります。

鎌で草の根を切り、鍬で引き上げます。