(写真をクリックすると、大きな写真が表示されます)

2017年9月30日(土)
白昼のうり坊

母屋周辺が荒らされていないので鷹揚に構えていたら、Mが「猪が出ているよ」という。
奥の方に行ってみると、あちこちで広く浅くやられていた。
セットしておいたトレイルカメラを持ち帰ってチェックする。

ヌートリアらしいものが映っていたりするが、そのほかに白昼堂々、例のうり坊が何回も映っていた。

トレイルカメラの撮影条件は現在次のようにしている。動画の撮影時間は1分、間隔を20秒。
この条件で6回映っていた。

撮影日時は、9月27日16時過ぎ。まだまだ明るい白昼である。その間およそ40分。
ミミズらしいものを掘り起こして食べたり、じゃれあったり、走り回ったりなど面白い場面が随所にある。

この動画で不要部分を削除し、写っている箇所のみつなぎ合わせて1本の動画にした。
動画の長さが3分余り。

結果はかくの如し。ご覧あれ   こちら→

映像だけ見れば可愛いものである。

ただし、侵入経路が分からない。
トレイルカメラの位置を上記写真で見る、右端中ほどに場所を変えておいた。




2017年9月29日(金)
さんま と おにぎり

昼食に食べるつもりらしかったが、夕食になった。
七輪で焼いてさんま(秋刀魚)を食べる。

七輪に火を起こすのはKの役目と相場が決まっている。
着手前は若干億劫という気が起きるが、やり始めると手間はかからない。ガスで着火しあとはヘアドライヤーで風を送るだけ。ものの10分もかからない。

火が起きたと伝えると、「塩は振ってあるので焼き始めて」とM。
油が落ちて炎の中で秋刀魚がやける。
食べ頃になってMがおにぎりを持って席についた。

おにぎりは醤油をつけて”焼おにぎり”にする。

場所は裏の下屋。寒くもなく蚊もおらずで丁度良い。

突然の夕食で他に焼くものもなく、昨夕の”おでん”の残りで腹を満たす。
それでも小1時間はいたろうか。
秋のささやかな夕餉の風景である。


2017年9月28日(木)
味噌汁開眼

半月ほど前のこと、Mと一緒に近郊の街に買い物に出た時のことである。
帰り道昼食時となり軽食を食べようと店に立ち寄った。私には初めての店である。
席に着く途中にテーブルがあり雑誌や新聞などが並べてある。たまたま「暮らしの手帖」があって、、それを手にして席に着いた。


土井善晴氏の記事があった。正確なタイトルは忘れたが、「一汁一菜」を進める記事である。
氏の曰く。昨今の料理は華美になりすぎている。これはおもてなし料理。普段の食事は一汁一菜でよい。具沢山の味噌汁と場合によれば香の物、これだけでよい、という。

味噌汁の中身は冷蔵庫の中の野菜を何でもよい、あるものを入れる。入れ方にルールはない、煮えにくいものから入れる。そしてこれらを弱火でコトコト煮る。長時間煮るのが良い。豆腐や油揚げなど入れても良いが入れなくてもよい。ダシも不要。味噌は最後に入れて煮立たせない。

その後、これをまねて数度作ってみた。誠に美味なのだ。
私のレシピ。

ダシを少し入れる。手製の粉末ダシ。野菜は手近かにあるものを何でもよい入れる。皮付きの野菜は皮をピーラーで1/3程度取り除く。
あればカボチャを少し加える。元々私はカボチャは嫌いである。その私が入れてみた。ほのかな甘みと豊かな香りが増大する。
煮ること30分以上。弱火でコトコト。時間が余ればここで一旦中断する。
食べる直前に再加熱して味噌を入れる。これだけである。

かつて、私が作る味噌汁には動植物性タンパク質のものを必ず入れていた。それが昨今野菜のみ。
それでも、Mをして「旨い」と言わしめている。



2017年9月27日(水)
本日休刊
2017年9月26日(火) ラベル926
サギと鹿

9月14日のことがあってトレイルカメラの位置を少し母屋側に下げたのであるが、うり坊の姿は捉えられていない。その代わりに思いがけないものが映っていた。
アオサギと小鹿である。


もちろん動画も残っていた。

 アオサギ  こちら→
 小鹿  こちら→

アオサギは近くの田圃にしばしば飛来するので珍しくはないが、こんな山中に来るものとは思わなかった。
そして、驚いたのが鹿である。
鹿を近くの峠で見たという話を聞いたことがあるが、敷地内で鹿の姿を見るとは思わなかった。
今のところ鹿の被害と推量される事態は起きていない。
これまで鹿はいないと喜んでいたわけであるが、このことを、”しかと”心に刻んでおかねばならない、と思い直した次第である。



2017年9月25日(月)  ラベル925
スズメバチ顛末

実は、昨日登場のH・F家長男家族が見つけてくれた。
スズメバチの巣があると。
場所は母屋の軒下で、車を出し入れする通路の真上になる。
見ると丸い大きな巣ができていた。名前は「キイロスズメバチ」であると明確に教えてくれる。

明けて今日、処置に当たる。Kが務めていた頃は対応していたシルバー人材センターに電話をした。
今でもしているかと。答えは、やっていると言う。お願いした。
そして、早くも夕方には会員の人が来てくれた。

Kの知らぬ会員さんであった。以前この種の駆除会社にいたと言われる。
小一時間かけての処置となった。さすがプロらしく丁寧な作業ぶりでる。生態にも詳しく、2、3日はこの場所は危険であるとの注意もあった。

話が少しずれる。
数日前からこの場所に2Cm弱の白い幼虫のようなものが出て、それを蟻が囲み、しばらくすると蟻塚ができる現象が起きていた。しかも数が多い。一体この白い物体は何でどこから来るのだろう、と不思議に思っていたのである。
実態はハチの幼虫であった。

当時、周りを見渡すが一向に見当がつかない。上から来たとは全く気がつかなかった。
いずれにしても全て解決ということになる。めでたし。



2017年9月24日(日)
有朋自遠方来 不亦楽 その2

昨年10月20日に登場したH・F氏が今度は家族帯同で来てくれた。
墓参に長男家族ともども帰郷した折の来訪である。
友人夫妻とは年に1、2度は会うが長男家族とは今度が3度目。

1回目は10年前の4月になっていた。

上の写真で赤い洋服を着た女の子が下の写真で一番左のデニムを着た子に、上で野球帽をかぶった男の子が下の写真で白シャツ向こう向きの男の子に成長している。
そして、さらに家族が二人増えて(一人写っていない)、これまた大きく成長している。

昔を思い出しつつ、一時懐かしい時間を共有した。


2017年9月23日(土)
ファミリーコンサート
アラマ・ジュバテ ファミリーコンサートが公民館で開催された。
会場に行くと、事情を知る多くの人が「残念だだったネ」と言葉をかかけてくれる。
自然現象には抗えない。
場内には地元の人によるカフェもでる。


アフリカ音楽というなじみの薄さか、有料のためか、昨年のアン・サリーさんの時に比べ参加者は少ない感じ。
ジュバテ一家のコンサートのあと観客参加の太鼓たたき体験もある。

3時間弱のコンサートであった。



2017年9月22日(金)
薪作り 最後

9月9日以降野積み状態であった薪を、ようやくのことで薪小屋に積んだ。
Mの支援あり。

これまでは割ったり積んだりを繰り返していたので、今回のように野積みしての一括処理は初めての経験。
何時間かかるか見当がつかず5、6時間はかかるか、と思っていたが、意外と少なく1.5時間二人合計は3時間で終了した。

安堵である。
これまでに要した時間を集計してみた。
日数で18日、時間で45時間を費やしている。

年中行事としては草刈りに次ぐ大きな事業になる。


2017年9月21日(木)
本日休刊
都合により休刊
2017年9月20日(水)
会場変更

9月23日予定のファミリーコンサート、里庭から布施公民館に変更する旨の連絡が事務局からあった。
雨が予想される場合の予定の行動である。
22日、23日とも雨マーク。降水確率いづれも50%であるから仕方がない。

8月以降この日を照準に、会場となる場所や周辺の整備を実施してきた。
変更は残念であるが致し方ない。
やり終えたという満足感は十分にある。

Mが今回の整備結果を写真にしていた。その中から6枚抜粋。


上2枚が会場、中2枚が周辺、下2枚がMの整備した花壇である。

会場整備は終了した。
今後の作業は”年の収め”に向かうことになる。


2017年9月19日(火)
「四季」

今朝の読売「四季」。

確かに、よくある光景。自戒!

里庭でも彼岸花が咲き始めた。

彼岸花にも当たり年があるようだ。
そして、里庭は不作の年か? 例年比で少ないように感ぜられる。



2017年9月18日(月)
会場作り その5

台風一過の晴れ。会場作りの最後の作業を行った。
一連の作業イメージの最終工程である。
刃でなく紐をつけた刈り払い機でおよそ5Cm以上に伸びた草を刈るという内容になる。

これまで里庭でこのような対応をした経験はないが、この作業でぼやけた景色がシャープになると踏んでいる。

午後2時間余かけて実施。
期待通りの結果となった。

以上で周辺を含めた会場整備をすべて完了した。
残る心配は当日の天候になるが、予報では前日と当日の2日間は雨マークが付いている。
ここで開催の確率は多くなさそう。

それも良し。



2017年9月17日(日)
台風18号

台風18号が来つつある。たまたまMが泊りがけで出かけ一人での対処になる。
今度の台風は大型で強いらしい。普段の台風では事前対応はほとんど実行しないが、一人のせいもあってか朝から対応処置をした。
物干し竿などを物陰に隠し台を倒す。植木鉢を物陰に移す、など。

雨が降り始めたのは午後になってから、風は夕刻からであった。
テレビは九州の大雨を報じたりなどする。
我が方はいかが、と思い付いた。ストレートな缶を探したがない。計算すればよいとしてバケツを外に出してみた。風で倒れればそれまでのこと、である。

夕食を一人で終え早めに寝た。

未明に目が覚めた。外は風も雨も止んでいる気配。
明るくなって外の確認に出た。全く何事もない。猪対策で敷いていたトタンが1、2m移動しているのみであった。
バケツも倒れていない。中の水を計り計算すると56mmになる。
バケツを外に出したのが雨が降り始めて少し経っていた。今次台風による我が方の総雨量は、およそ60mm程度ということになる。
そして猪も出ていない。




2017年9月16日(土) ラベル916
前庭改造計画 その8

7月3日以来何度も小欄に登場した本稿もおそらく最終回になろう。
母屋に向かって敷石の左側(母屋から見れば右側)に野芝を植えた。

この部分の処置をどうするかについては、我が家内で若干の議論になり、それは、「全面野芝は重くない? 自然に任せるのは?」というものであった。
一方、バランスが悪いという意見も根強く、結論としては野芝を植えることで決着していた。


その作業である。

例によって株はすぐ近くの道路わきから採取した。40株余り。
植える要領も取得済みである。
難なく1時間程度でやり終えた。

台風18号の影響で雨が予想されている。
活着に問題はなかろう。

今日の作業で、前庭改造計画の全工程を完了した。


2017年9月15日(金)
満天の夕焼け
夕方の空。空中が夕焼けで染まっていた。


スマホで数枚の連続写真を撮った。
スマホはandroid系で写真は「Google Photos」というアプリに保存する設定にしている。
このアプリの機能の中に自動でパノラマ写真を作成するものがある。
連続写真であることを自動で認識し勝手にパノラマ写真を作ってくる。そして、どうですか、必要なら保存してください、というわけ。

保存した。
見てみると綺麗に写ったパノラマ写真であった。接合部分が極めて自然にできている。
満天の夕焼けが再現されていた。

余談;今朝のところでは猪の来襲はなかった!
2017年9月14日(木)
続けて集団来襲

姑息な対応をあざ笑うがごとく続けての来襲を受けた。
今度は裏庭どころか前庭、横庭といたるところに出ている。
一瞬、前の町道側から侵入されたかと迷うほどである。

知人の意見を聞くと、うり坊は電柵では防げない。トタンで防護壁を作らなければという。
終日かかって山側の2ヶ所にトタン壁を設置した。

その他に、特に通路になりそうな個所の電柵の下にトタンを敷いてみた。
昨日と異なり、姑息どころか、私としては持てる力を十分に入れた積り。
これでも襲来を受けるようであれば対応を、かなり思案しなければならない。

ただ、トレイルカメラに侵入の姿が全く写っていなかった。この点は思案に迷うところである。
もう一つの侵入経路でも映るよう、トレイルカメラの設置場所を母屋方向に下げてみた。



2017年9月13日(水)
またもや集団来襲

9月4日の集団来襲以来被害にあうことがなく、「手当」が功を奏したのかと思っていたがどうやらそうではないらしい。
大掛かりな来襲を受けた。
「欅台」が特にひどく、また裏の焼却炉付近まで荒らされた。

前回の映像で来襲方向が山側と想定できたので、トレイルカメラをさらに山側に移動しておいたのだが、果たして写っているか?
結果は 次の通り。 こちら→
例のものと思われる7匹が映っている。
前回事例ではカメラ周辺を掘り起こしていたが、今回はおおよその動きが、目的地を目指して下りているように見える。

猪の習性として、出向く折には一応の目的地があり、その場所に向かっては途中での悪ふざけはほとんどしないで行くのかもしれない。

出没方向には電柵が設置してある。ただしこの電柵は大人の猪を目的にしたもので、うり坊なら潜って通る可能性がある。
対応として電柵の位置を全体的に下げ、地形の関係で下げられないところは予備の線を付加して垂らしてみた。

姑息な対応で効果があるか不明なるも、これで様子を見ることにする。
トレイルカメラの設置場所も電柵近くに移動した。



2017年9月12日(火)
準備がらみ

9月23日予定のコンサートがらみの話である。
話が具体化される部分が多くなってきた。

例えば、一般参加者の車は会場近くでなく集落集会所と公民館に停め、会場との間はシャトルバスを運行することになった。バスの運転手さんがルートの下見にきて、家の前の「花桃」の枝がバスに当たりそうという。

確かに枝が下がっている。以前Kが支えを作ったが破損していて、本格的に直そうと植木屋さんに修理を頼んでいたもの。昨秋頼んだが未だ実現していない。江津の植木屋さんですぐに来てもらうわけにはゆきそうもなく、Kが再チャレンジする気を起こした次第である。

ジャッキと長さの異なる木を2本用意する。短い木を枝に当てジャッキで持ち上げる。上げたところで長い木を当て支えたところで、ジャッキを外す。これを繰り返す作業になる。


(右;開始前、中;途中、左;完了時)

思ったよりスムーズに事が運び1時間余りで完了した。
根元で30Cmばかり、先では1mくらいは上がったものと思われる。

この花桃は春先に鮮やかな花を咲かせる。先住者の手で植えられたもので、我々の移住当時からあり、本HPの巻頭を飾る写真の一部でもある。 こちら→
老化もあり、雪などで枝が折れたこともあり、少しさみしくなっているが、我が家では春を祝う木として珍重されている。

植木屋さんへの支払い数千円もセーブされた。めでたしめでたし、である。


2017年9月11日(月)
私にとっての9.11

今日は9.11。アメリカでの同時多発テロ事件の日である。
はるか昔のことになった気がする。
祥月命日が同じの3.11。東北大震災。ちょうど半年違いのことに今日気がついた。
3.11についてはNHKも6年半前と関連ニュースを報じているが、同時多発テロについては全く触れていない(と思われる)。

9.11で、私の記憶にかすかに残るのは以下のようなもの。

1機目の衝突で貿易センタービルが炎上している最中に2機目が突っ込むという、衝撃的な映像。
NHKのテレビ画像であろう。

1機目が米国時間で朝の8:46時。日本時間では夜の9:46時に起きた。
2機目は米国の9:03で日本は夜の10:03になる。
NHKは「ニュース10」で、1機目の様子を報道するためニューヨークを生中継していると、たまたま2機目の衝突が映ったという。予期せぬ映像となったらしい。

時は2001年(平成13年)のこと。
我々が当地に越したのが平成13年8月13日。したがって9.11は越して1ヶ月も経っていない出来事になる。

私の備忘録を繰ってみた。9月11日には「アメリカ同時多発テロ発生」の記載しかない。そして12日に「アメリカテロ事件の報道を見る。大変な事態となった模様。・・・」と記述している。娘と電話でこの話をしたとも。

以上の情報から推定すると私の記憶の映像は生ではない。翌日のニュース映像によるものであろう。
それにしても、9.11は我々が八色石に住み始めた年の出来事であったとは、まったく記憶になかったことである。

両者ともはるか昔の話になりつつある。
ちょっとした驚きがあったので記載してみた。



2017年9月10日(日)
会場作り その4

9月3日の続きである。この日に刈った草を焼いた。
この間に3日続けて雨が降り思っていたよりも間があいた。
集めて焼き集めて焼きを繰り返す作業になる。

ことにより草が地面に張り付いてひどく剥がれにくい。難渋の作業であった。
午後1時過ぎから初めて終わったのは5時半過ぎ。手にマメができた。
手にマメができるのは久しぶりである。

事務局からは何度かメールが入り、会場のレイアウト図が示されたりなどする。かなり大掛かりになりそう。
レンタルトイレ2台の借り入れを申し込んだとも。

コンサート開催までにあと2週間。草の伸びは想定の範囲内である。草刈り歴15年余の経験が生きている。最終、紐の刈り払い機で仕上げればよいはずだ。

会場以外の周辺整備も予定通りに進行している。



2017年9月9日(土)
薪作り その3

8月26日以降の話になる。

細い枝は丸鋸で切断する。これで1日の2時間。
次に、山で寸断できずに持っ下りたもの、太すぎて薪割り機にかからないものを事前にチェーンソーで切断する。これに1日の3時間。
そして本格的な薪割りになる。使用するのは電動薪割り機。
述べ6日、合計11時間を要して本日完了した。

残る作業は薪小屋での薪積み。
中腰の姿勢で並べることになり腰が痛く結構ハードな作業。昨年からはMの支援を得ることにしていて、今年も同様の動きになっている。
ここまでくれば薪も乾燥する。あまり慌てることもないであろう。


2017年9月8日(金)
防鳥網

薪割り作業(終盤に来ているがまだ終わっていない)をしていると、Mが手伝ってくれと声をかけてきた。
同じ敷地に植えているイチジクに、鳥よけの網をかけるのだという。

このイチジク、引っ越し当時に小さな苗を植えたものが大きく育っている。苗はKの実家から持ってきた。
熟しても実の先端が割れない種類のもので、あっさりとした味がし、なかなか美味である。
ただKは、果物全般が大好物というわけでなく、このイチジクにもあまり興味はない。
鳥に食われても「共存共栄」として、悔しいという感情はあまりわいてこない。

一方Mは、果物類が大好物。イチジクもその範疇に入る。
そして、カラスも同類である。
食べ頃をカラスと競い、「明日が食べころと残していて、いま行ってみたら食べられていた」と悔しがるはめになる。

したがって対応策を図るのはいつもM。昨年までは黄色のテグス糸を張っていた。しかし、テグス糸では完ぺきではないらしい。
今年は新たな手を打ってきた。防虫網。

かなり大きい。9m×18m、50坪をカバーするという。
初めての経験で、掛けるに最初は戸惑ったが、何とかかけ終えた。

これなら完璧な対応策になるであろう。
「熟した実が食べられそう」とMは満足げな風であった。

網の値段は数百円のものらしい。広げれば広大になるこの網は、広げる前は折りたたんで小さな束になっている。そして、周辺には黒の張り糸が付いていたりなど、ち密な構造にもなっている。
もちろん機械で作るのであるが、いったいどんな機械なのか、想像がつかない。
爆発的に売れるものでもないし、よく作る、とそんな感慨が一瞬わいた。


2017年9月7日(木)
本日休刊
2017年9月6日(水) ラベル906
避暑地

昨日、1年以上前の話をなぜ持ち出したか?
今日のことを書きたいがための「まえがき」である。
昨日の絵はNAS設備を2階、台所、納屋の3ヶ所に設置した図になっているが、説明は2階と台所のみで、納屋には触れていない。
納屋への設置はつい先日に行った出来事で、昨年のことではないからである。

今年の夏は特に暑かった。暑さ対策に何か良い手はないかと考えていた時である。
納屋の自室が涼しいことを思い出した。このことのデータがある。 こちら→
この部屋は、昔はちょくちょく使用していたが (例えば小欄の、昨年5月20日付け)
駐車場の裏側に配置されていて、通路を物がふさぎ入りにくくなっていて、物置同然になっていた(例えば小欄の 今年の3月13日付け)。

通路を片付け、部屋も掃除して避暑地として使うこととした。
ただ、殺風景である。音楽でも聴くことができれば雰囲気は変わると思いついた。
Wi-Fiの電波が届けばNASが聴けるのだが・・・

我が家のWi-Fi電波の発信機は2階自室に設けていて、この電波を1階で受けるため1階にはWi-Fi中継器を置いている。 それでも納屋の部屋には届かない。
納屋に中継器? 
中継器の中継器が使えるの、と調べてみたがわからない。物は試しでやってみた。
うまくゆく。かなり強い電波が受信できた。

次は装置である。
納屋の部屋には古いステレオセットを置いている。前住者の残しもの。おそらく昭和50年代の品であろう。
母屋から移したのは私である。以前はこれでカセットを聴いていた。
改めて確認すると、今でもカセットは聴くことができる。とすると、アンプとスピーカーは大丈夫ということになろう。

次のテーマはWi-Fi電波の受信である。常識ではネットワークプレイヤーを購入することになる。当初はこのための数万円の出費を覚悟していた。

思案中のことである。ふと「アンプがOKなら、NAS情報を受信するだけで良い。スマホで代用できないか」と思い付いた。
スマホアプリを調べるといくつかの候補がある。一番評価の高い「BubbleUPnP」というアプリを入れてみた。表記が英語で使いこなすのに手を焼いたが、なんとかNAS上の音楽を聴くことに成功した。

次の課題はスマホとアンプの接続になる。スマホで得たデータはイヤホン端子で採り、一方のアンプへは音楽端子を繋ぐ。この二つの端子を通常の電線で結ぶ特別なケーブルを作成した。成功の確率は高いと踏んではいたが、試すと一発でステレオが鳴り始めた。


(左上;自作の机、右上;ステレオセットと野菜
下左;スマホと自作ケーブル、下右;納屋入口に付けた中継器)

昔のスピーカーで図体は大きい。良い音に、私には聞こえる。
苦心惨憺の結果であるが、中継器代2千円弱で音楽が聴けるようになった。

格安の避暑地を作ることができた。来夏が楽しみになる。



2017年9月5日(火) ラベル905
NAS

我が家の音楽聴取システムについて触れることにする。

少し古い話で、一昨年の冬仕事として構築した。NASシステムという。
雑誌を求めて独学で作り上げた。
NAS(Net Work Attached Storage)とはLANで接続する外付けハードディスクのことで、同じネットワークにつながる機器でデータを共有できるシステムをいう。パソコンを起動しなくてもLANにつながる機器で自由に音楽を聴くことができることになる。

このシステムのためには大きく分けて二つの作業が必要になる。
一つは、音楽データを系統だててパソコンに取り込み、外付けハードディスクに保存する作業である。
「系統だてて」とは例えば後から「歌手名で検索」できるように、楽曲に様々なデータを紐づけして取り込むことである。
「パソコンに取り込み」とは、これまでに取得している音楽データを一つづつパソコンに読み取る作業である。
CDならそれをパソコンにセットし読み取る作業になる。
CDはまだよい。すでにデジタルデータになっている。
カセットなどに収録した音源はこれを一度デジタル化し、その後パソコンに取り込むことになる。
「私の収録落語」、「私の収録音楽」もこの作業をしなければならない。
ただ、幸いなことに、この作業は、当聴取システム作成以前に数年かけて終えていた。
1ヶ月位かけて全ての音源をパソコンに取り込んだ。データ形式は「FLAC」で統一している。曲数はおよそ4000曲になった(通常CDは1枚で10数曲〜数10曲、4楽章の交響曲なら1CDで4曲、落語なら40分のものでも1話が1曲になる。)。
使用したソフトは「MediaMonkey」(無料)という。

もう一つが取りためた音楽を聴くシステムの作成である。
必要な機器を買い求めてセットすることになる。当初は2階の自室のみでの聴取を考えたが途中から1階の台所(Mへの誕生日プレゼントの名目)でも聞けるように考えを改めた。
古い機器で使えるものは使用することにして、機器を購入した。

求めた機器で主なものは
 ネットワークプレイヤー 1台
 アンプ 1台
 アンプ付きネットプレイヤー 1台
 スピーカー 1セット
 外付けハードディスク 1台
となる。
高価なものは避けて調達したが締めて20万円程度の支出になった。
自分の小遣いから支出。少々痛かった。

なお、 再生用に使用したソフトは「foobar2000 Renderer」(無料)である。


試行錯誤もあり、2週間くらいかけて組み立てた記憶がある。



2017年9月4日(月)
集団襲来

今年は猪の被害が少なく喜んでいたが、数日前から、少し奥まった個所で荒らされた跡が見えだした。
トレイルカメラを移動して設置しておく。

そして、この度、カメラのすぐ前が荒らされた。

大いにびっくりの映像が映っている。
こちら→

うり坊である。
1匹右方に移動した後で左部で6匹の姿が映る時がある。
合計7匹の集団襲来を受けていたことになる。

この数日の荒らされようは、深い穴はないが、小さく掘られた箇所があちこちで見えた。
長い時間荒らされたのかと思っていたが、時間ではなく数であった。集団で荒らせば広くもなろう。
合点がいった。


映像では左方から現れたように見える。左方は山側にあたる。こちらの防備は電柵。
電柵の見直しを行った。
一ヶ所重大な不備が見つかり、手当てをする。
結果は不明。




2017年9月3日(日)
会場作り その3

今日の屋外作業のメインは午前、午後とも再生雑地。会場作りになった。

小欄で記載していない刈り払い機による草刈りを8月31日に行っていて、この部分の草焼きを午前中に実施した。
日当たりの良い場所は容易に燃えるが、悪い場所の草もあって時間を要し午前9時過ぎから昼まで、およそ2時間半の作業になった。

午後は自走式草刈り機での草刈り作業、場所は8月16日に触れた個所である。今時は草が最も伸びる時期にあたる。半月でかなり生い茂ってきた。これを2時間かけて刈り終えた。面積はかなり広い。刈り払い機なら3時間強は優にかかろう。その意味では自走式はありがたい。
天候にもよるが数日後にはこの部分を焼くことになる。

コンサートまでにあと20日ある。
それまでにはもう1回刈ることになるが、方法と時期をどう設定するか、草の伸び方を観察しつつ実施することになる。

当日最もきれいに見えるよう草処理をする。
マスターズを迎えるグランドキーパーの気持ちである(笑い)。


2017年9月2日(土)
プロの目

早朝来客があった。Aさん。
要件の性質上たまたま作業継続中の薪割り場を通ることになった。これから薪割り機にかける丸太が小山になっている。

これを目にしたAさんが「これは誰が切ったん」という。
真意を測りかね「倒すのはBさんに頼んだ。寸断は私」と二つの答えを含んだ内容で答える。
信じられないという雰囲気を少し込めつつ「チェーソーがよく切れている」と宣う。

Aさんは林業関係の団体で働いていた人で、林業のプロ。恐るべし、プロの目は丸太の断面を一瞥して切れ味を読み取った。

実は今回の薪割りからソーチェーンの研磨法を少し変えている。

従来から、やすりを当てる角度は定規を使い、深さ維持にはやすりフォルダーを使っているのだが、イマイチ切れが悪い。
思案した挙句、仰角を与えてみることにした。これまで、やすりの水平方向の角度はゼロにしている。これに対し10〜15度の仰角を与えて研磨してみた。オレゴンの取説か何か、昔読んだ記憶に基づくものである。

半信半疑であったが結果はかなり異なった。すこぶるよく切れるのである。
チェーンソーの切れ味を評価する言葉で「自重で切れる」というが、まさにその通りになった。左手で押さえなくても、ほんとに自重で切れるのである。

この切れ味の差をプロは一瞬で読み取った。
切断現場を見るでもなく断面の様子のみからである。
誠に恐るべしである。


余談;8月中に終わるかとして臨んだ薪割りは、結局9月にずれ込んでいる。



2017年9月1日(金) ラベル901
でか百合
石の根元など辺境に咲く百合が今年も咲き始めた。
そして、中には異常に大きく成長したのもある。


私の背丈よりかなり高いから2m近くはあろう。そして花(蕾)の数も多い。5つ6つはある。
ほぼ同じ根元からもう1本生えており重なって見えるので花(蕾)が10個くらいもあり、それなりに見事である。

他に、そばの根元や奥にも株があり、にぎやかである。

この百合のことは昨年も触れた気がして検索してみると、8月21日付けで記載していた。名前の由来も書いている。それによると「シンテッポウユリ」。
同じ場所の写真もあり、その高さは1m程度に見える。

したがって今年の高さは異常である。
来年はさらに高くなるのか。
結果が判れば報告のつもり。(鬼が笑う)



Kの散歩帖