(写真をクリックすると、大きな写真が表示されます)

2018年10月31日(水)
里庭防災計画 その14

今日の読売記事である。
災害時における体の清潔保持について述べている。

我が方も考えていた。
ただ、有難いことにも少し余裕がある。薬品のみに頼らず水も利用できる。
水は既に確保した(9月24日付け)。
この水を沸かす。入浴というわけには行かないが、体を拭く程度のお湯なら十分に沸かすことができる。

試用する機材は簡易なかまど。当地では”くど”という。それと鉄鍋。
燃料は薪ストーブ用に準備している薪を使う。

たまたま、「毎日のお風呂にもどうぞ」の記載がある薬用石鹸があったので、食料を保存するブリキの容器(10月24日付け)に入れておいた。

5日程度の自宅避難であれば、これでしのげるであろう。



2018年10月30日(火)
正倉院展

昨日まで2泊3日で神戸・奈良方面へ行き、今日は朝から広島まで出向く用事があり、ほぼ4日家を留守にした。
神戸・奈良の第1目的は高校同窓会への出席で、この同窓会は、毎年ほぼ初夏に行われていたが(2016/5/31、2017/6/7)、今年はこの時期に開催された。
そして、時期が変わったことによって、思わぬ幸運に恵まれることに繋がった。
幸運とは、毎年秋に開催される(なぜか春秋の年2回という固定観念があったが、秋のみであった)正倉院展と時期がぴったり重なったのである。

この正倉院展は奈良の国立博物館が開催するものであるが、読売新聞が特別協力することもあって、読売の新聞紙上で大掛かりなキャンペーンが展開される。
その影響も受けてであろう、以前から、強い思いで観覧を希望していたが、その時期と重なったという次第である。

今年は第70回、10月27日から11月12日までの開催である。

観覧したのは同窓会の散会後、28日の土曜日夕方。
閉館時間は月〜木が午後6時、金〜日が午後8時、とい利便にも遭遇した。
Mも見るというも、27日はホテルが取れず、1日遅れで島根を発ったMと合流し、奈良に住む同窓生の同行も得て3人で見学した。

事前に仕入れた情報では大変な観覧者数で、入場までに1時間以上待つのは常識ということであったが、行ってみると待ち時間は「5分」の表示があり、お茶でも飲んで入ろうかとしばらく休憩して入場に臨んだ時にはその5分の表示も消えていた。
そうは言いつつも中に入ると大勢の参加者で、陳列物を間近に見ようとすると行列の後方に並ぶ必要があった。

今年の出展数は56、「ダイマイ螺鈿八角箱」を目玉に「犀角如意」「磁鼓」など多数の宝物が並んでいる。
Mが個人別の音声説明器を借りてきて渡してくれ、説明を聞きながら見て回る。
説明器が無ければ、解説文を読みながら現物を見るということになり、本物を見ることに集中できないが、説明器のお陰で見ることに集中でき、説明器の借用はまことに良かったという気がする。
また、中には慣れた人であろう小型の望遠鏡を持っていた人もいる。これがあれば展示物を仔細に見ることが出来よう、なるほどと感心した。
閲覧したのは小1時間。
満足の時間を過ごした。

おそらくこの先で行くことはなかろう、冥途の土産である。
冥途で話す折りには、もし行く場合は土日の夕刻、小型の望遠鏡を持参するよう、勧めるつもりである。



2018年10月26日(金) ラベル1026
里庭防災計画 その13
これまでに準備してきた食料や機材の保管の問題がある。

食料品など、湿気を嫌い、またネズミにかじられないようにするため、トタンで出来た容器を使うことにする。
元々はKの実家で使っていたもの。こちらに持ち帰り、干しシイタケなどの保存容器としていたが、転用のこととした。
入りきらないもので、腐食やネズミの問題のないものは段ボールに詰めた。


次は保存の場所である、
母屋でなく裏納屋の自室とした。
この場所、もし母屋や納屋などの建物などが倒壊しても、窓や壁の作りが厳重でなく取り壊して運び出すことができると踏んだことによる。

この部屋、Kの避暑地として作ったものであるが(2017/9/6付け)、昨今は物置の様相を呈し始めてきた。
命には代えられぬ、致し方ない。



2018年10月25日(木)
夏つばき物語

秋が深まって里庭内でも紅葉が始まった。
夏の暑さが影響するのか、今年の紅葉は、いつになく鮮やかに染まって見える。
その中にあって、裏庭に植えた夏つばきが際立って赤く映える。

特に、午後の光を浴びたときなどの輝きには目を見張るものがある。

この木、苗を自分たちで植えた。帰郷して間もないころである。
県の制度で、記念樹の苗を配布するものがあった。「何の記念であるかを明示して、いくつかの種類の中から希望の苗を申し込む」というものである。
「帰郷3年目記念」とかの勝手な記念名目をつけて応募した。
4、5年応募した記憶がある。その中の1本であることに間違いはない。

いつ植えたのだろう、と思い始めた。
調べる手立てがあるか。備忘録も候補にはなるが、記録しているかは定かでない。しかも、文字をいちいち読むのも難儀である。こちらはあきらめた。
次は写真。帰郷後、デジタルで撮った写真は、今は全て「Google フォト」で一元管理している(今日現在の保存枚数は66317枚)。この中を探してみることにした。
幸い、「Google フォト」には検索機能がある。「苗木」と入れたが何も出ず。「石垣」と入れて検索したら、この場に近いものを含めて、石垣の映る写真のみが抽出されて確認枚数は大幅に減少した。
そして、苗木を含め当該木の写っている写真を抽出した。およそ50枚。

ただし、初期の苗木の位置が現在とずれているようにも見える。場所を移動したのか。
仔細に見ると移動した痕跡も確認できた。

最初に苗木が写っているのが、上段左、2004年10月に開催したKの還暦祝いの場である。親戚に来てもらい、サンマを食う会と一緒に行った。ただし、苗木の位置が現在とは異なる。
場所を移動した痕跡が確認できるのが、上段、中、右の2枚。2007年の1月には以前の場所にあるが、バーベキュー炉(現在は焼却炉に目的が変わる)を同年4月に設置した折に、苗木を植え替えている。苗木の根元の土が新しいので、植え替えたのは間違いなかろう。

我々が帰郷したのは、2001年8月である。したがって、2004は3年目にあたる。ただし、これ以前の写真で、苗木が未だ植わっていない時期を証明する写真は見つからなかった。

苗木の配布は春であったと記憶する。したがって、この苗木を植えたのは、おそらく、2004年の春と考えてよいのではないか、と思っている。

以後順調に成長した。
現在の高さは目視で5.5mである。
石垣の高さは1.5mであり、これを目安に、過去の高さを読み取ると、2009年は2m、2011年は3m、2015年はほぼ4mである。

苗木時代からの成長を示せば次のようになった。

里庭の歴史の一コマである。



2018年10月24日(水)
本日休刊
2018年10月23日(火)
うり坊

午後からは雨になるという予報で、ウォーキングを早めの朝に行うことにした。
その、折り返し点近くの田圃の中に、何やら動くものが見える。うり坊らしい。
スマホのカメラを望遠側一杯に広げて写真に収める。こちらに気づく様子もなく、食べ物を漁っている。少し近づいてもう1枚、写真にしたところで、気づかれた。
一斉に逃げ始めた。急いでもう1枚。

撮影時は正確な数が判らなっかったが、写真で数えると6頭いた様子である。

聴いた話では、今年の冬は大雪で、子供のイノシシの多くが死んだという。
来たる冬がどうなるかは不明であるが、彼らに厳しい冬も遠くない。

「ダーウィンが来た!」的な視点で見れば、いとしい気がしないでもないが、掘り起こされた我が土地を見れば憎さも募る。
先日、2日かけて今年掘り起こされた個所を修復した。

折り合いどころはない。せいぜい電柵施設の整備をするくらいのところである。



2018年10月22日(月)
里庭防災計画 その12
食材の確保のほかに、食料調達で考慮しておかねばならぬ大事なことがある。それは炊飯の方法。

まずは燃料。
我が家の台所はIHにしていないので、燃料はプロパンガスである。ただし、このガスは原則的には流量計を通して台所に配管してあり、原則的に屋外では使用できない。
ただ、このほかに小型のガスボンベを常備していて、これは下屋に置いてある。
これを用いて炊飯をすることにする。
次は容器。飯盒にするかと迷ったが、Mに相談すると無水鍋はという。しかも、普段ほとんど使用しない小型の無水鍋もあるという。

ネットで「無水鍋 炊飯」で検索するといくつも出てきた。そして、いずれも美味しいという。
方法はほとんど同じで、強火で沸騰させる。弱火にして保持し、その後蒸らす、という手順。違うのは弱火と蒸らす時間が少しづつ違う。
その中で、中間値に近い、弱火を12分、蒸らしを15分の方法を採用することにした。 詳しくは こちら→


米は2合。洗って笊に上げ、そして420ccの水に浸す。新米なので時間は10分。ガスにかける。沸騰して蒸気が出始めるまでにおよそ3分。その後は手順通り、弱火で12分、火を止めて蒸らしを15分。

蓋を取って食べてみた。少し柔らかめの感はするが、十分に美味である。
避難食でなく普通食にも十分耐える。

米と無水鍋、ネットをコピーした手順書を一緒に保管することにする。
自宅避難の食料問題は、基本的にはこれで終わりとなる。



2018年10月21日(日)
ふれあいコンサート
毎年、ほぼこの時期(2016/12/10、2017/9/23)に開催されるコンサートが今年も、「銭宝ふれあいコンサート」と名付けて開催された。
元々は2組の出演が予定されていたが、後半担当の外国人アーティストが怪我で出場できなくなり、急遽1組が、前後2部とも担当ということで進行された。

出演したのは「ALL ONE FAMILIA」という6人組のバンド。他に仕事を持ちながら定期的に演奏活動もする広島在住のセミプロ集団である。

来場者は50人位か。手作りケーキとコーヒーを販売するカフェも併設されて、ゆるやかな雰囲気で開かれた。


自作の音楽やカバー曲が披露された。久々の「生の音」でそれなりに楽しめた。

ただし、Kの場合は「写真を撮って」と頼まれての参加。18〜55mmと50〜500mmの2本のズームレンズを付けたカメラ持参で「聴くより撮る」のが中心。

帰宅して写真を整理。ピンボケやダブった写真を削除して、100余枚の中から50枚の写真を残した。
明日、事務局に提出する。



2018年10月20日(土)
参道の桔梗

今日は10月の第3土曜日、集落の秋祭りの日である。
昨年は21日であった。

参道の掃除、そして神主のお払いと、昔からの行事が繰り返される。

ただ今年は昨年と異なる事変があった。
参道の脇にに桔梗が咲いたのである。

背は高くないが鮮やかな紫色。前後にいくつか蕾もある。

2、3年前参道を覆う木々を倒して日当たりを良くした。その結果であろう。

上った先の境内で、ひとしきりこのことが話題になった。
皆、初めて見た光景という。



2018年10月19日(金) ラベル1019
里庭防災計画 その11

重大災害に見舞われた折り、自宅避難が5日程度は可能となる体制を作ろうという計画である。
これまでに、水と灯りと情報の確保をしてきた。

次は食料である。
少し余談になるが、よく見るテレビ番組に「新日本風土記」がある。最近東北地方のことを放送していて、その中で、農家の古老が「米と味噌があれば生きながらえることができると思い、米作りに専心した」と話していた。


確かに、日本人は米があれば生きられる。
今回の食料備蓄も米食を基本に立案した。
最初に準備したのが米2升。4リットル入りのペットボトルで保管することにした。

野菜は四季折々、何らかのものが裏の畑にある。万一の場合でも、かなりの高率で野菜類は確保できると考え、備蓄リストから野菜は外した。
で、用意したもの。
塩と梅干しを小さなガラス瓶に詰めた。あごだしの瓶詰は万能調味料として醤油の代わり。味噌はインスタント味噌汁で補うことにする。チキンラーメンは塩分とカロリーの両方の補給源。海藻類も入れた。サバ、イワシなど魚の缶詰を10個。ゆとりも必要とインスタントコーヒーの小瓶も確保した。
塩、梅干し以外は全て未開封。賞味期限が半年以上のものを集めた。可能という意味では1年は持つであろう。新米が出たころ総入れ替えをルールにすることにする。

肉類、乾麺なども候補に考えたこともあったが、とりあえず、上記で一旦は〆とすることにした。

工夫すれば複数名で5日程度は生きていけよう。



2018年10月18日(木)
ピンピンコロリ

今回のNHK特集である。
健康寿命のことをテーマにしている。
この番組では、健康で長生きの人を「ピンピンコロリ」とし、逆に、病気を得て亡くなる側を「ネンネンコロリ」と象徴化していた。

有働アナとマツコ・デラックスをコメンテーターとする。有働アナに記者の大越さんが「お帰りなさい」と言っていたので、有働さんが退職後初めてNHKに出演した番組であろう。

番組では、健康寿命と平均寿命で4つのエリアに分けているが(写真右上)、我々がこれまでに住んだ場所は東京の駒場に住んだ3年を除き、神奈川、山梨、岐阜、そして島根とすべて「健康で長生き」のエリアに属している。もことに恵まれた環境で生きてきたことになる。

さて番組本題。番組では65歳以上の人41万人の生活様式のデータを集め、それをAI(人工知能)で分析して、どのような生活をする人が健康で長生きをするかを調べたという。

その結果出てきたキーワードが3個(写真左下)。
1.運動よりも食事よりも○○が大事!?
○○に入る言葉は「本や雑誌を読む」という。「本や雑誌を読む」と答えた人の行動様式を関係づけるとほとんど全てが健康に良いとされる「健康要素」につながるという(写真右下)。
解説にあたった大学教授は、読むという行為は、行動を起こす切っ掛けをあたえる、それが良いのだと解説していた。

2.子供と暮らすな!ひとりで暮らせ!?
この本意は、他人に頼らず、個人で責任をもって自発的に動け、ということらしい。

3.ピンピンコロリには泥棒を捕まえろ!?
この意味するところは、治安のよい場所に住むことが大事、ということらしい。
どこの世界でも、貧富の差が激しいと治安が悪くなるという。逆に言えば、治安のよい場所は格差が少ないことにもつながるという。
格差が少なければ、そして治安が良ければ、ストレスなく穏やかに暮らすことができる。これが健康につながることになる。

これをわが身に振り当ててみる。
八色石に居を得た晩年の生活は、これら3つの条件とそう遠くないところにある、気がする。
有難い、ことである。



2018年10月17日(水) らべる1017
おでんの試み

寒さを感じる時もある。
こうなるると、暖かい食べ物が良い。

おでんでも作ろうか、という気が起きた。今年初めての登板である。
作り方に大きな変化はない。昨年(2017/10/12)の方法が定着してきた。


豆腐を入れるところまでは昨年と同じである。ただ、今回はたまたまコンニャクの買い置きが無かったので、若干食材が少ない。
何か手はないかと思案していたら、今朝の「あさイチ」を思い出した。今朝は番組の出だしにおでんのコーナーがあり、少し変わったおでんの紹介もあった。
それは「サラダ風おでん」というふれこみで、ブロッコリーやアスパラガスなどを通常のおでん鍋で数分煮込むという、新技法である。

これをヒントに、我が方も、手元にあるものを入れてみることにした。
・小ぶりの茄子2個を縦に半切りしもの(4切れ)。
・直径5・6センチのじゃが芋1個を皮つきのまま半切りしたもの(2切れ)。
・さや付きの豆を10本前後。
・もやしが半袋残っていたので、これを油揚げを半切りした中に詰め込んだ巾着、2袋。

Mの評価は異なるようであったが、Kの評価の順位を示せば以下になった。

じゃが芋>巾着>豆>茄子
そういいつつも、どれも結構美味ではあった。

ついでに余談;「あさイチ」では時間が無い時のおでんのたれを紹介していた。
水-500ml、塩-3g、めんつゆ-50ml、そしてオイスタ−ソース-小さじ1(これが決めてと言っていた)。



2018年10月16日(火) ラベル1016
備忘録

最初から余談、Kが「備忘録」の文字を頭に呼び出すとき、「ぼうびろく」か「びぼうろく」かをいつも迷う。そして「五十音で数えたとき初めに近いのが正解」と覚えていて「ば、び、ぶ・・・」と数えていく。「びが早い。だから「備忘録だ!」と正解にたどり着くのである。

さて本題。その「備忘録」の道具の話。
かつて大昔は決まった形を持っていなかった。勤務を始めたころは、市販の日記帳のようなものに記していたようで、その痕跡が近年見つかったりもした。2016年9月8日付けで、その様子を書いている。
そして、大学ノートに記した時代があったり、会社(三井金属)が毎年支給してくれる手帳に記していた頃もあった。

定型化されたのは1996年から。それは、高橋書店が発行する「5年ビジネス日誌」というものである。
A5版、見開き片方のページの横方向に2日分のスペースをとる。そして、縦方向は5年分の年月日が並ぶ。
言い換えれば、同じ日付が縦方向に5年並び、同月日の過去を振り返ることができる、という形式である。

これを、1996年から今日まで続けてきた。

20年余り続けてきたことになる。
1日当たりのスペースが限られているため、思いの丈を長々と記すわけにはゆかない。当日の実施事項などの記録が主で、正に「備忘録」なのである。
重宝して使ってきたわけではあるが、不便がないでもなかった。それは「検索」ができないということで、昔の出来事を探し出そうとしても至難の業で、もはやこのことはできないものとあきらめていた。

ところがである。昨今、思わぬ手法にたどり着いた。
備忘録の口述筆記である。
も少し詳しく記述すると、一昨日記した音声認識を使う.。スマホでGoogleドキュメントを開き、その日の出来事を話す。作業の都度でも、日の終わりでも良い。話した内容は同時ににパソコンに入っている。
パソコンにはExcelで一日ごとの枠を作っておき、口述した先の内容を「コピペ」すればよい。
やってみた。

「5年日誌」と同じように月日は横方向にとった。
年は下方に追加すれば無限に足すことができる。
少し工夫がしてあって、BVAでプログラムを組み、「今日」でも「希望日」でも、ボタンを押せば、その日の個所に瞬時に行けるようにしてある。
そして「5年日誌」で出来なかった文字の「検索」は、Excelの機能を使えば容易に可能である。

数日使ってみているが、今のところ大きな問題はない。
Kにとっては理想形に近い「備忘録」が出来上がった、とほくそ笑んでいる。
ただし、これから先、使える年数が限られているのが、残念な点である。



2018年10月15日(月)
秋の草焼き

9月から始まった秋の草刈り(9月19日付け)も終盤に近付いてきた。
原則的には母屋から見て遠方から始め、だんだんと母屋に近付くことにしている。

今日焼いた場所はの草は「秋の七草通り」と「二の畑の土手」。母屋を上がったすぐ近くにある。
「土手」は
8日に刈り、「七草通り」は12日に刈っている。両方とも「二の畑」と呼ぶ平地に落としてまとめて焼く。
昨日、今日と湿度の少ない好天が続き、刈り草は程よく乾燥していた。

「土手」を刈るのに2時間余り(余談ながら、この時腰を痛めた)、「通り」は刈るのに1時間弱。そして今日、運んで焼くのにおよそ3時間要した。合計で6時間である。

「よくやるね」と言ってくれる人もいるが、Kにとってはあまり苦にはならない。これが私の”定め”と思っている。そして作業は手を抜かずに丁寧にするよう心がけている(つもりである)。

禅の世界で、典座(てんぞ)という料理を作る責務のお坊さんがいる。このお坊さんは他の修行僧が座禅を組む時も、料理を作る。料理を作ることに専心する。料理作りは座禅と同じで、もはや修行そのものと心得ているのだ。

こんな逸話を思い出しながら、草を刈り、焼く時もある。
ちょっと抹香臭くなった。くわばらくわばら。



2018年10月14日(日)
音声認識

数日前のこと、傾斜のきつい場所を草刈りしていたら、足元が滑って、刈払い機ともども1mあまりの高さを飛び降りる事態が起きた。”腰に来たか!”と一瞬ひるんだが、その場は何事もなく作業を終えた。
ところが、翌日起きると腰が痛い。Kの場合この状態で無理は厳禁。3日ほど外仕事を取りやめた。

この間に取り組んだ屋内作業が、パソコンにおける音声認識である。
Windows10には標準装備として音声認識の機能が組み込まれている。およそ2年前、これに挑戦したがあるが、認識精度が思わしくなく、中断した経緯がある。

今やこの分野の技術は日進月歩である。2年を経て変化があるかもと、取り組んでみることにした。

2年前購入のマイクをセットし取り掛かる。
やり方が詳しく載っているサイトもある。 こちら→
しかし、精度が今一つ不十分で「これなら使える」という状況にならない。マイクの音量を調節するなど、他も含めていろいろ試行錯誤したが、満足の段階には至らず、初日を終えた

翌日、何か手はないかとネットに相談していると、Googleの音声入力が素晴らしい、という記事が散見される。
スマホでたまに音声入力することがあるが、確かに制度は良い。
ものは試しと、当たってみた。 詳しい紹介記事は こちら→

「グーグルドキュメント」は以前使った経験があって、違和感はない。「ツール」→「音声入力」と進んで言葉を発すると、即座に文字化された。しかも、すこぶる精度が良い。

(注)この機能を、Windowsは「音声認識」といい、Googleは「音声入力」と呼ぶ。

しかも、出来上がった文章を「コピー」してWindowsのワードに「貼り付け」ると、こちらも問題なく貼り付く。
Googleは音声入力(認識)の手段としてのみ使えば良い、と思いついた。

さらに調べていると、Googleはスマホとパソコンが同期していて、スマホで入力した文章は1・2秒後にはパソコンに反映される。
スマホを手にして音声入力すると、結果の文章がパソコン上にも現れ、文章の修正や編集はパソコンですれば雑作はない。
超便利な技法を習得したと、大いに満足したところである。

ただし、Googleにも欠点があって、「。」「、」などの記号が入力できない。これに対応する私の解決策は「。」を入力する個所で「ピリオド」と発音し「、」を入力する個所で「コンマ」と発音する。
出来上がった文章はこれらカタカナまじりの文章であるが、編集機能の「検索」と「置換」を使って「ピリオド→。」「コンマ→、」に置き換えれば、多くの手間はかからず記号入りの文章が出来上がる。

2日間で得られた技術の集大成として、3通りの方法で音声入力し結果を比較した。
読み込んだ文章は新聞記事。
スマホで入力したものが一番精度が良かった。

この方法を使えば、寝ながら文章が書ける。

余談;腰は3日ほど安静にしていたら、何とか復旧した。安堵である。



2018年10月13日(土)
町老人会・グランドゴルフ大会

町老人会では3回/年のグランドゴルフ大会が開催される。
他用が無ければ参加することにしている。

今年最後の大会があり参加した。参加者は232名とか。盛況である。
八色石からは4名参加。

開会式に先立って90歳以上の参加者に記念品が贈呈される。今回の被贈呈者は19名(だったと思う)。そのうち、最高齢の方は99歳、次が96歳。(写真上段中;右の人1位、左の人2位)。背筋も伸び矍鑠(かくしゃく)としておられた。真似は到底出来そうもない。

試合は個人戦で他の会の人と回る。Kのチームは7名(写真上段右)。男4名、女3名。皆さん初めて会う人らしい。それでも女性3名はすぐに話が弾む。
スコアは、男性一人がホールインワンを2回も出してダントツ。チーム内では優勝の可能性あり、と囃したが、最終的には6位であった。

Kのスコアは前半25、後半21。21はまあまあとして、25は悪い。合計46は参加者全員で中位にあたる。
普段は全く練習せず試合の時にのみボールを打つのであるから、この成績も致し方ない。



2018年10月12日(金)
唐楓の種子 その3

7月30日、8月31日の続編である。

唐楓の実が色づいてきた。

その後何度か襲来した台風、当地はさほどではなかったとはいえ、台風は台風。それなりの強風は吹いた。その風にも耐えて落ちることもなく、今日までに至っている。

柿は熟し、栗の実が落ちる時期である。唐楓が実を飛ばす日もそう遠くあるまい。

今年こそ、実生の苗を得たいものと、満を持している。
不足の事態に備えて、落ちる前の実を採った。今日を含めて2回になる。

今後の展開待ちである。



2018年10月11日(木) ラベル1011
里庭防災計画 その10

ほぼ1ヶ月前の北海道地震時に起きたブラックアウトは記憶に新しい。この地震で影が薄れたが、その数日前に起きた台風21号での関西地方の停電は、特に田舎の地方で修復が遅れ、全ての停電が解消されたのは最近になってからと聞いている。
停電でニュースになるのがスマホの充電。情報収集では欠かせぬものとなっていて、我が家も埒外ではない。

充電電池式のものを1セット保有してはいるが(2017/3/29)、1・2台のスマホが1回充電できる性能で、これをもって対策済みとは言えない。
よく話題になる手回し式の充電器があるが、少し調べると10%充電するに2時間半かかるという情報もある。補助装置としてしか使えそうにはない。

車のバッテリーが使えないかと思いついた。だが、最近の車にはシガーライターの取り口がついていない、どうするか、ボンネットを開けて直接バッテリーに接続するのか。

ネットを調べる。バッテリー端子に接続すらしいタイプも無いではないが、圧倒的に多いのが昔のシガーライターの取り口にセットする形状である。口コミの多くが問題なく使用できたと書いてある。
もしや、取り口がどこかにあるのでは、と自分の車を探してみた。

思いがけなくも、あったのである。
運転席の前方床から少し上がったところ。

「POWER OUTLET 12V」のカバーがある。
この仕様にあう充電器を、またしてもアマゾンで求めた。600円強から様々な値段のものがある。私が求めたのは約1300円。注文して2日後に到着した。

充電率が下がるのを待って試験した。充電率が23%になったところで開始する。30分経過後で46%にまで上昇した。
この間5分おきに充電率をメモしていて、この結果をグラフ化してみた。ほぼ直線状に上昇していて、このまま延長すると100分余りで100%に到達する。実際は100%近くでカーブは寝るはずで、も少し時間はかかるであろうが、問題なく充電することは確認できた。実用性は十分にある。

長時間停電時のスマホの充電の問題は解決された、と思っている。
ただ、ガソリン確保のことは頭に置いておかねばならない、であろう。



2018年10月10日(水) 
本日休刊
2018年10月9日(火)  ラベル9
里庭防災計画 その9

防災計画の水編はその6(9月26日)で終了としたところであるが、その後改善を加えたことがあって、補足の意味で追加する。

更新された山水の受水槽を使ってみると、底が見え、「綺麗だと気持ちがいいね。これからは汚さないように使おう」とKM間で話が起こる。
対策として、以前は鍬やスコップ他泥の付いた器具類を槽の中で洗っていたが、泥の付いたものは槽の外で水をかけて落とす、というK、M二人の間のルールができた。

それは良しとしても、受水槽は自然に汚れる。浮いた草などは柄杓で除去できるが、沈んだ泥などは何か手を講じなければならない。
これまでは、貯まった泥などを柄杓ですくい上げて取り除いていたが、底が見えるほどすくえるわけでもない。
底を掃除する「掃除機」の必要性を感じ始めた。

とりあえず実験である。
最初に思いついたのが電池式灯油ポンプ。この構造は底部に回転する羽根があり、その回転で液体を汲み上げる。やってみると、羽根の部分に小石(1mmくらい)などがすぐにつまった。
底部に細かな機構のあるものは上手くないとして、次に選んだのは手押し式の灯油ポンプ。初めは少し汲み上げたが、すぐに弁の場所にゴミが詰まった。
他に何かないかと、納屋を探すと、前住者の遺産で灯油ポンプと思われる大振りなものが目に入った。
全長は1メートル20センチ。上部に取っ手が付いていて、これを上下して液体を汲み上げる。
やってみると、少々力が必要なれど、うまく汲み上げた。


この器具は、元々は底部のゴミはすくわないよう、パイプ吸い口は大きく斜めに切り欠いである。今回は逆でゴミも吸いたい。切り欠きを少なくして汲み上げると見事にゴミも吸い上げた。まずは一件落着である。

何日か使っていると、確かに吸い上げるが、吸い込む面積が少なく、筒先を何回も移動しなければならない。
筒先の面積を広げる実験をした。手元のあった漏斗をガムテープで固定して吸い上げてみる。好さそうである。
恒久仕様でペットボトルを中途で切断して筒先に固定した。
やってみると非常に具合が良い。しかも、それまでは”サイフォン”が効かずいつまでもポンプを上下しなければならなかったのに、なぜが”サイフォン”効果で、独りでに水とゴミが流れ出る。当方は筒先を少しずつ移動するだけで掃除が完了した。

さらに改良が加わった。こちらはMの作である。
最終落ち口に洗い場を設けた。バケツで水を受け道具などの洗い場にする。溜まった泥はバケツをひっくり返して捨てるだけ。こちらは特段に掃除の必要がない。



2018年10月8日(月)
最後の稲刈り

午前中は曇りであったが、午後から薄日が差すようになり、稲刈りが始まった。
ウォーキング中の見える範囲や我が家から見渡せる範囲では最後の稲刈りである。

しかもコンバインが2台同時に動いている。
遠目ではっきりとは確認できないが、耕作者から類推するとおそらく親子であろう。

今年の稲作の準備は5月初旬から始まった(5月7日付け)。
丁度6ヶ月の歳月を経て、稲作りが終わる。

この間、いろいろな景色を楽しませてもらった。
日本の原風景の元で暮らす喜びである。



2018年10月7日(日)
なるほど!

図書館で今回借りた中の1冊。NHKのEテレテキスト。

スマホの初心者向け講座である。参考になる部分があるかも、と借りてきた。

パラパラとめくって、なるほど!と思う個所を2つ見つけた。

1つはメールの設定。テキストに詳しい設定法はのっていなが、PCで送受信するメールをスマホでもできるという。
ネットで調べた。いくつか方法があるらしいが、私にはGメールを利用する法が最も理解しやすかった。
その方法は  こちら→
ただし注意が必要で、受信したメッセージのコピーをサーバーに残しておく設定をしておかないと、スマホで開けたらパソコンで見ることができなくなる(筆者、体験済み)。
その設定は  こちら→

今では、パソコンに入るメールをスマホで見ることができ、大いに重宝している。

もう一つは「Googleアシスタント」。これまで存在は承知していたが、使ってはいなかった。テキストには便利な機能とある。
使ってみると確かに便利。音声入力のため周囲に人がいれば使えないが、一人の場合は手軽に使える。
チョコチョコ使ってみよう、と思い始めた。



2018年10月6日(土)
里庭防災計画 その8

前報で、灯りの器具を何にするかを検討した。
次は燃料の確保である。

燃料は灯油であり、風呂用に常備されているが、非常時でも必ず手に入るよう備える必要がある。
保管される場所は備え付けのタンク(60リットル入り)である。これの転倒防止。
先の北海道地震でも、多くの灯油タンクが倒れ、復旧に手間取っていると報じられた。

我が家の場合である。タンクは裏の下屋の下にある。前にMの道具入れ(箪笥の形状)が置いてあって、転倒防止の役目をしている。これは良し。
ただ、タンクを固定する支持台のボルトが前方にしか打ってなく、後方は手抜きされている。
これでは心もとない。補強をすることにした。

幸いなことに、タンクの後方に下屋の柱がある。これでタンクを支えることに。
ただ、タンク側に固定物がない。縁に穴を開け(タンク材がステンレスで硬い。開けるのに一苦労)金具を取り付けた。縛りの針金はたまたま保管していた被服鋼線、強度はあるがこれも硬い。これで縛ることにした。
出来栄えは良くないが、強度優先で致し方ない。

それでも万一を考慮して、追加の対策。4リットル入りのタンクがあったので非常時用の灯油を別保管することにした。
先の灯油ランタンのタンク容量は350ミリリットル。満杯で20時間は持つという。5日持たせるに2リットルもあれば十分である。

これで灯りの確保は何とかなろう、と思うことにする。



2018年10月5日(金)
珍しい名刺
先日(9月29日)の楽屋裏清掃時、その場に置いてあるトレーの中も整理していたら出てきた。
三井金属勤務時、職名の記載がある名刺を全て保管していて、その中にあった。
何が珍しいかというと、この職名は三井金属歴代の中にあってKしか職に就いた者がいないからである。

「時計製作課長」
文字面だけ見ると”時計”を作っているように見えるが”腕時計の側(ケース)”の製造である。
金属製の腕時計ケースはそれまで鍛造でのみ製造されるていたが、それを亜鉛ダイカストでも作ろうというもの。
鍛造に比べダイカストが格段に安価で製造できる。
客先は「カシオ計算機」1社のみ。事業が始まったのは昭和56年ころ。
最初の生産方式は他の製品と同じで、営業、生産管理、製造、品質管理のそれぞれを縦割りで個別管理するものであった。
が、量が増える、モデルが増えるで、管理が行き届かず、客先の不評を買うようになってきた。
対応として、製造現場はそのままにして、営業、金型設計、生産管理(納期管理)、品質管理などを一括して管理する部門を単独に作ることになった。昭和57年のことである。
それが「時計製作課」でKがその課長に指名された。


それまでは鋳造現場の課長代理。初めて正課長に就任した。37歳。課員は10余名。事務の女性1名を除いて皆年上であった。
就任当時は混乱を極めた。通勤に小1時間かかるところに住んでいて、帰宅は毎日0時過ぎ。朝の6時過ぎには出勤した。
体制はなかなか安定しない。客先から避難の言を受けることもしばしばであった。
当時の通信手段で最新はファクシミリ。カシオ社専用のファクシミリ機が設置された。
最終の品質管理と出荷管理を近郊の外注さんに一括請け負ってもらうなど、仕組みを変えて事業が安定するに半年余りを要した。
一時は繁盛した。
ただし、カシオは変わり身も早い。1年余を経たころから量が減り始めた。

一方、時を同じくして、川崎工場を山梨県の韮崎に移転する事業が本格化してきた。Kはその任に当たることになる。土地の造成や建物を建てる「建設室」と、社員や設備の移動を司る「移転室」が編成されKは移転室の次長になった。

移転にあたり、時計ケースを製造する小型マシンは韮崎には移動せず相模原市にある三井金属の子会社で製造を続けることになった。
「時計製作課」は消滅した。存在期間は2年であった。
三井金属で、以降作ることはない。

したがって「時計製作課長」は他に存在しない、一種の「永久欠番」になる。珍しい所以である。

余談;昭和58年に時計製作事業をもって三井金属の社長表彰を受けた。日本橋にある本店で社長ら幹部を前に業務報告をした。当時はもちろんパワーポイントはなく、データ類などを接写でリバーシブルのフィルムに撮り、スライド映像で説明した記憶がある。
終了後、同行の事業部長と補佐役の社員1名の計3人で食事をしたが、その時期Kはアルコールを飲むと頭が痛くなる時期があって、致し方なくジンジャーエールで乾杯したほろ苦い思い出がよみがえる。



2018年10月4日(木)
本日休刊
2018年10月3日(水)
里庭防災計画 その7

ライフラインが全滅した場合でも、自宅避難を少なくとも5日は可能とする防災計画の立案が目標である。
これまでは水を検討した。次は明かり(灯り)である。

通常は電池かローソクが基本なのであろうが、電池は品不足(東北地震の際この現象が発生した)の危惧があり、一方ローソクは燃焼時間が短いという欠陥がある。
我が家は日常生活で風呂に灯油を使用しており、灯油は切れることがない。
灯油を燃料にした明かりを模索することにした。

考えられる装置は灯油ランタンである。
最初は手作りを考えた。ネットを探すといくつか候補が出る。
その中でKでもできそうなものが見つかった。 こちら→

ただし、見栄えよくできるか不安もあって、市販品を探すと思いのほか安価で手に入りそう。
手始めは購入することで手を打った。

市販のランタンも数多くのものがある。その中で多くの人の薦めがあるものを選ぶことにした。
「フュアーハンド ハリケーンランタン」

ドイツ製で100年以上も前から製作されていて、この種のランタンの先駆けとなったものらしい。
アマゾンで調達して4千円弱。
据え置きもぶらさげもできる。
2階自室で点灯してみた。
ほぼ写真に写ったイメージ通りで、部屋の中で動くには十分の明るさである。近づければ文字も読める。

明かり(灯り)の器具は、とりあえず、これで合格ということにする。


2018年10月2日(火)
オオスズメバチ

話の発端は昨日からである。
午前中は別の出来事があったので、午後のこと。
義衛台と呼ぶ場所の草刈りをした。平地と傾斜部があるが、今日は傾斜部のみを予定した。およそ小1時間あれば終わる場所である。
あと、僅かという段になって、オオスズメバチが2〜3匹飛び出してきた。
この蜂に刺されたら大ごと。慌てて逃げた。
遠くから眺めると、傾斜の一部に窪みらしい箇所があって、その辺りを中心に飛び交っている。
「ハチジェット」があったので遠くから吹きかけ、あと5分も刈れば完了という草刈り作業を取りやめた。

さて今日。今日も午前中は別の行事があって午後の事。結果は如何と眺めると、もはや蜂は飛んでいなかった。近づいて見ると5Cm幅の長細い穴がある。おそらくこれが巣穴の跡であろう。
刈り残した草を刈って、作業終了とする。

オオスズメバチには思い出がある。
一つは刺された思い出。KではなくMが刺された。かなり以前の出来事で、草刈りをしていて背中を刺された。急いで病院に行き注射をしてもらって帰り、午後、もう大丈夫だろうと草刈りを再開したら、再度刺された。
今でも傷跡があるはずである。
もう一つは小説。百田直樹の「風の中のマリア」。
これも数年前の話。友人が孫一家と一緒に来宅し、話が蜂のことになって、この小説に話が及んだ。
それまではこの小説の存在を知らず、最初はMが図書館で借りて読んだ。面白いというので続いてKも読んだ。
オオスズメバチの世界をリアルに描いたもので、マリアという働きバチの一生が紡がれる。百田氏の作はあまり読まないが、この小説は感動物であった。



2018年10月1日(月) らべる101
清掃の恩恵
一昨日(9月29日)の楽屋裏清掃時、思いがけない出来事が起きた。
もはや無くなった、ととっくの昔にあきらめていたカランダッシュのボールペンが出てきたのである。

どこからか。コピーミスの用紙を裏紙で再利用するため積んでいる場所が楽屋裏ヶ所の一角にあって、その用紙が少し乱雑に乱れて積み上がっていたので、乱雑な個所を合わせようと紙を持ち上げたら、下に残った紙の上に鎮座していた。
持ち上げた紙の量が上下に少しずれていたら、探し出せなかったかも分からない。探し出してくれと言わんばかりに、奇跡的にその場所の紙を掴んだのであった。


あきらめて、新規のカランダッシュボールペンを買い求めた経緯を小欄2017/4/27日に記している。

出てきた今回のカランダッシュは曰く付きのもので、これまで何度も失せ、都度出てきた経歴がある。
そこいらの話を別項で期している。 こちら→

清掃の思わぬ恩恵であった。



Kの散歩帖