2017年2月28日(火) |
浜田真理子 |
ラジオ深夜便を録音していることは、6月18日付けで既に触れた。
この時は2時台と3時台の全てを録音していた。これでは仕分けが間に合わず、未編集が溜まってしまう結果になる。手をつくし漸く探し当てた。
番組内容の予報サイト こちら→
前置きが長すぎた。1週間位前のこと、「松江発」の深夜便があるとの予報で録音をかけておいた。
少し整理と聴いている中に、アナウンサーが歌手と曲名だけ紹介してかけた音楽がある。
歌手名は「はまだまりこ」
曲名「水の都に雨が降る」
ゆっくりとした調べで澄み切った声。初めて聴いたが、穏やかな爽やかな気分にさせられた。
切り取って編集しライブラリーに加えた。
そして、インターネットで調べてみた。
「はまだまりこ」は「浜田真理子」、松江を拠点に活動しているシンガーソングライターであった。
(写真をクリックして拡大写真にすると
音楽が聞けます;音質が下げてあります。) |
YouTubeで検索すると多くの歌が載っている。
自作の歌のほか、多くのカバー曲や民謡もある。特に堺正章のカバー「街の灯り」は誠に良かった。
ゆっくりの曲が好きな方、島根県ゆかりの方は是非お聴きを、とお勧めする。
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2017年2月27日(月) |
屋外初仕事 |
風もなく穏やかな天候に誘われ屋外作業をする気になった。久しぶりに作業着を着る。
深く考えたわけではないが、初仕事は梅の木の伐採。
大傾斜と呼んでいる場所に梅の木がある。我々が移り住んだ時には、既に今の樹勢をしていた。
春先には花を付け、初夏には実を付けたものだ。
今から思えば2〜3年前だろうか、実のなり様が減ってきた気がする。そして昨春はほとんど花を付けなかった。秋の終わりごろか、枝を折るとぽきぽき折れた。
作業は思ったより簡単であった。枝は傾斜地の下に落とす。ただ、枝の運搬は2回に及んだ。
2時間弱の仕事になった。
明日で2月も終わり。
屋外作業が本格的となる、シーズン入り、である。
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2017年2月26日(日) ラベル226-1 |
竹馬の友? ラベル226 |
NHKの番組でブラタモリというのがある。各地域の特徴を、なぜそうなったのか、地勢的な見地から解き明かそうというものである。よく見る番組の一つ。
昨夜も観た。昨日は神戸。神戸はなぜ「ハイカラ」な街になったのかを捜し歩いた。
この番組では、その土地の地形、歴史に詳しい人が出てタモリと女性アナに何故なのかを説明する。昨日出た人の字幕に驚いた。
「佐々木良作」とある。役職の説明は特に出なかった。Kの幼馴染の名前である。思わず、録画操作をした。
操作をしたものの、同姓同名はいくらでもいる。まさか当人ではあるまい・・・とも。
年上の男の子はいなかった。K、その下が「洋ちゃん」、一つづつ下に「さとちゃん」「良ちゃん」「健ちゃん」と続く。したがって「良ちゃん」とは3っつ違い。ご両親もよく知っている。
昔を思い出しながらテレビを見る。佐々木氏の顔が氏の母上の顔に重なって見える。少し経つと、当人に違いない、と思うようになった。そういえば、「関西地方に住んでいる」との噂を聞いた気もする。
氏ならほぼ70歳。故郷の島根を出て神戸に住んで50年。もはや「神戸人」に違いない。
9割の確率で「竹馬の友」と思っている。
ご壮健なにより。
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2017年2月25日(土) |
山水の復活 |
裏山から山水を引いている。
水源地の様子 こちら→
引き方の様子 こちら→
冬を迎える準備の一つに山水が止まらないように注意を払うことがある。何かのトラブルで一旦止まるとホースの中に留まった水が凍り、手の施しようがなくなるためである。
水が止まる理由は、大きく分けて
・水が枯渇する
・ホースが外れる
・ホースが詰まる
であろう。
冬を迎えるに最も注意するのは2番目である。我が家の水源はおよそ300m離れ、ゴムホースで水を引く。このホースは夏と冬では熱膨張の関係で1m余り縮む計算になる。この縮みによる外れの防止には、対策として、つなぎ目にホースバンドを設置している。
注意点はこのホースバンドに異常は無いかの確認などを行うことである。
毎年これを実行し何とか過ごしていたのに、今冬は駄目であった。
1月半ばの寒波の折りに止まってしまった。
後は待つしかない。2月の半ばであったか、暖かい日が数日続き、開通を試みた。山裾までは水が来たが平地の部分で開通しなかった。
(右;開通前、左;後) |
今日、再挑戦した。有り難いことに開通した。
春近しの証である。
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2017年2月24日(金) |
中継基地 |
3基目になる携帯電話の中継基地局(アンテナ)が出来つつある。会社は「au」、場所は八色石集落内。
八色石集落は「八」の字の形状をしていて、「八」の字の頭に当たる個所にあまり距離を置かずに立つことになる。
我々が移住してきた15年前には基地局は一つもなかった。持っていた携帯機は「au」用。電波の強いところを探して電話を使用した。
およ10年位前か、「ドコモ」の基地局が出来た。大いに喜んだものである。人口の少ない八色石に建ててくれるのはドコモしかなかろうと、即座にドコモに切り替えた。他の多くの人がドコモに切り替えたとも聞く。
次にできたのは「ソフトバンク」のもの。これは我が家のすぐそばに立ち、建設の一部始終をみた。
我が家には目障りなもので、報告もしている。 こちら→
4年前の出来事で、工期も長く、設備も大きく、加入者はほとんど見込めないのに「さすが孫さん」と半ばびっくりした。
年年の初めの「常会」でauのアンテナが建つ計画があると知らされた。少し驚いた。この小さな集落に新たに「建て」て採算は取れないだろう、と思ったものである。その時はソフトバンクの塔をイメージした。
2月の始め頃か、「建つ」と聞いていた場所に電柱のようなものが「立って」いた。幹線に立つ中国電力の電柱より低いものである。
そして1週間前に2日程ケーブルを張る工事が行われ、この3日ほどは小さなワゴン車が現れて柱に上り作業をしている。作業者は2人しかいない。夕方には柱の周りの囲いも取り払われた。
なるほど、と理解した。ソフトバンク経費の何十分の一かの経費であろう。あるいは何百か。
(右から、au、ソフトバンク、ドコモ) |
高さはソフトバンクの半分くらいである。この小ささは、技術の進歩か、戦略の差か、よくは分からない。
今度は邪魔にはならないし、八色石の将来に悪くはないので、素直に喜ぶことにした。
全てKのウォーキンギコース内にあり、朝歩きながら感じた出来事である。
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2017年2月23日(木) |
惑星に液体の水 その2 |
8月26日に「惑星に水」のタイトルで稿を出した。
それに似た話である。
ただ今回は、マスコミの扱いが前回より大きくNHKのメイン・ニュースでも放送された。
次は読売の記事。
地球とほぼ同じ環境の惑星が7個一緒に回っている星が見つかったのだという。液体の水がある可能性があり、ひいては生命体の存在も期待される。
この星との距離は約40光年ある。
地球外生命との交信を目指して電波を発信する「オズマ計画」が実行されたのが1960年代であった。この電波は10年前にこの星に届いていることになる。
もし知的生物がいて、オズマ計画に反応し、電波を返してくれたとすれば、折り返し電波は30年後には地球に届く。
ただ残念なことに、この折り返し電波のニュースに私は接することができない。
近くて遠い夢の話である。
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2017年2月23日(木) |
怠慢の報い |
ここのところ、着替えの度に思うことがあって、それはベルトを締めるのがきつくなったということである。以前の穴位置にセットするのがどうもきつく、一穴広げて締めることが多くなっている。どうも、着ぶくれの性ではないように思われた。
本来なら、体重、腹回りなどは毎日計測することにしていて、そのことを6月2日に小欄に記し「継続は力」と偉そうなことも言っている。
ところが、この記録を長く放置していた。理由はない。怠慢である。
もう一つ怠慢で怠っていることがあって、それはウォーキンギとその記録保持。
ウォーキンギは寒さが増したころからほとんどしていない。記録は万歩計の保持しているものの、その記録採取を怠っている。
余談;万歩計はオムロン製。データをパソコンに読み取れる方式のものにしている。昨年10月、オムロンがこのパソコンへの取り込みサービスを12月末で廃止すると発表した。これで気持ちが萎えたのもないではない。
世間の不評が大きかったのであろう、オムロンはとりあえず1年間廃止を延長した。
話を戻す:意を決して腹回りを測定してみた。案の定というか、驚くことにというか、90.5Cmある。
大いに反省した。
データも取り込み整理した。
(上;体重と腹回りの推移
下;歩行データ) |
屋外作業のある時期はそこそこ動いているが、12月以降の動きは極端に減っている。
体重、腹回りのデータは欠損していて上昇の推移は読めないが、怠慢の結果であることは間違いない。
捲土重来、意を決して再取組のことにする。
目標値、これまでは8,000歩/日であったがこれを10,000歩/日に上げる。腹回りは85Cm以下とする。
阻害するものは何も無い。自分の心の持ちようのみである。
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2017年2月21日(火) ラベル221 |
中谷宇吉郎 |
今週の読売日曜版に中谷宇吉郎の記事が載った。「雪は天から送られた手紙である」という有名な言葉を添えて。
中谷宇吉郎には心酔した時期があった。科学者でありながら文人という処に惹かれた気もする。
本も求めた。本棚の断捨離(4月14日)にも耐え、生き残った本もある。「中谷宇吉郎随筆選集」。
本棚から出してみると、第1巻は昭和41年の発行となっている。価格は1400円なり。
話が少しずれるが、当時の領収書などを保管しているファイルがあってそれを見ると、朝日新聞の1ヶ月購読料が450円、矢上(Kの生地)から戸畑までの山陰線回りの(バス代を含む)運賃が583円、郵便切手が10円、葉書用の切手が5円になっている。
現在の価格に比較するとおよそ8〜10分の1になろう。
とすると、先の本の値段は現在値では1万円を超すものになる。安くはない。
話を戻す。何かコメントでも書いてないかと探してみると、第3巻にあった。
「May 31,1970 at Sanseido in Sibuya
第1巻は大学3年の時に買い、その後続巻を欲しいと思っていた。本屋に入る度思い出しては探したのであるが見つからず廃刊になったのだろかと思っていた。ところが今日偶然に出会って旧友にあった思い出買ってきた。」とある。
こちらは白地に赤の色鉛筆で書いてあり、すぐに目に留まった。第2巻も一緒に買ったのだろうと思いつつ、2巻のコメント探すが何もない。そうか、と閉じようとしたら、微かに何か目に留まる。濃い紺地に黒の文字。光にかざし斜めから当たるようにして、ようやくのことで判読した。
「1971.6.21
5月5日に注文しておいたのが届いたという連絡があって今日買い求めにいった。これで3冊そろったことになる。」
大学3年は1966年になるから、この記事からすると5年がかりで買いそろえたシリーズになる。
また、中谷宇吉郎の肖像写真を机上に置いていた時期もあって、このこと10月27日に触れている。
本のこと、写真のこと、青春の記念碑である。
本稿書き始めはこんな内容にするつもりではなかった。書き進めるうちにあらぬ方向に飛んでしまった。
まあ、それもよし。
余談;新聞記事にある岩波新書「雪」、本棚を探したが見つからなかった。「雪の結晶の白黒映像」が脳裏に浮かぶので読んだはずではあるが、失せている。少し心が残る。
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2017年2月20日(月) |
年賀状ギャラリー その2 |
年賀状ギャラリーの展示内容が更新された。
1月6日付けで紹介したギャラリーであるが、好評を得ている。
来宅の人、玄関から目敏く見つけた人が一様に褒める。
ただ、その褒めようは人によって異なってもいる。「私など思いつきもしない」と企画全体に賛辞を呈したり、「板材はどこで求めたの?」と画板の構成の良さを称えたり、或いは「誰が作ったの?」と工作法を褒めたりなど様々である。また、「手書きの年賀状はいいねぇ」と年賀状の作風に感嘆する人も多い。
そんな中で展示物が更新された。今回は「二人展」である。
何れもM宛に来るもので、両方とも山梨時代に交友があった人。
交友と言っても一方は、習いに行っていた美術研究所の先生でかなり高名な方らしい。
もう一方は市井の女性。「ラン」の年賀状が毎年届く。驚くことに「ラン」だけである。先日Mが並べているのを見たが22枚あった。
数回転居しつつ神奈川、東京に住み、山梨に引っ越したのが昭和60年(1985)である。ここに約6年居た。40代前半の頃になる。Mは前述の美術研究所に行き始め、KはペンタックスのLXを購入している。振り返ると、この時期の動きが、その後の家族の生き方にかなり影響を与えているようにも思われる。
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2017年2月19日(日) |
改訂版の公開 |
一昨日の「Excel活用入門(改定版)」を公開した。
このページへは こちら からどうぞ。
なお、通常は「プロフィル」→「Kの部屋」にリンクを貼っている。
興味のある方は覗いてみて頂きたい。
「.xlsm」のついたもの以外はPDFファイルになっており、クリックすれば即座に開く。
「まえがき、あとがき」だけでもご覧いただければ、私のパソコンに対する立場の一端をご理解いただけるかも・・・。
長年気にかかっていたもので、終えることが出来安堵している。
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2017年2月18日(土) |
曲りの仕組み |
傾斜に生えている木々の根元は全てと言っていいほど曲がっている。
雪の仕業とは分かっていたが、その仕組みを十分理解しているとはいい難かった。
今日裏山散歩で「なるほど」と理解した。
根元の下方の雪は消え、上方から雪が被さっている。しかもこの雪は凍り付き一体になっているから、上だけの荷重でなく横方向の雪の重さも加わり相当な重さになっていよう。
細い苗では横になるほどの力が、年の1/4かかる。盆栽で行う整枝と同じ効果である。
しかし、曲がるのは根元だけ、成長するにつけ上方は上を向く。
自然の営み。大したものだ。
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2017年2月17日(金) |
Excel活用入門(改定版) |
備忘録を見ると1月26日となっている。
長年気にはなっていたが、なかなかその気が起きず放っていたもの。
「Excel活用入門」の改定版作りである。
この初版は十数年前の社協勤務時に、若干の訳あって作成した。ところがその直後にマイクロソフト社が取扱方式を一変させたため、折角の手引書が時代遅れになっていた。
これを新式の方式(リボン方式)に合わせる改訂版作りである。
それが昨日完成した。
所用で出来ない日は別にして、正味およそ2週間パソコンにかじりついた。
A、B合わせておよそ100ページ。初版より30ページ増えた。
「独学派」の生きた証。印刷して子供らに送付した。
近々、このHPにも載せるつもり。興味のある方は覗いて頂きたい。
エクセルの改定終えて春きざす 里仁
余談;マイクロソフト社のOfficeはWindowsとMacに搭載されている。世界のOSはこの二つで98%のシェアを占めていて、今や「パソコンを学ぶ」と言えば「ワードとエクセルを習得する」と同義語に近い。Excelはこの20余年進歩を重ね改良は終点に近づいていると思われる。大幅な改定はもはやなかろう。今次改訂版の寿命は長いのではなかろうかと、ひそかに企んでいる。
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2017年2月16日(木) |
贅沢散歩 |
久しぶりに快晴となった。
気温も上がる。三月並みの陽気らしい。
3週間ばかり根を詰める作業をしていて、また雪深いこともあって、裏山散策をしていなかったが、作業が終わりまた陽も良いのに誘われて出歩いてみた。
陽に映えて写る影も色が濃い。足跡は無い。普段動物の歩いた跡がみられるのに今回はそれもない。
小さく水の流れる処は春の息吹もある。
20〜30分か。のんびり歩いて帰ってきて後ろを振り返ったら、自分の足跡のみがあった。
全く意味は違うが、高村幸太郎の「道程」を思い出したり、など。
誰に遠慮もなく全てを独り占めして贅沢な散策であった。
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2017年2月15日(水) |
アメリカの良識 |
「京都、奈良をアメリカは敢えて空爆しなかった」という、「噂」は以前から聞いてはいた。
この話を、1年間の取材を経て見事に証明したテレビ番組を見た。
Mが録画をしていたもので「美術家たちの太平洋戦争」という。
アメリカには戦禍から美術品を守るという動きがあって、「モニュメンツ」というらしい。この中で日本の美術品を守る中心となったのが、ラングドン・ウォーナーという人物である。
日本に留学し日本美術を研究していた。守るべきリストを作成し「ウォーナーリスト」と呼ばれる。京都、奈良を始め全国で137ヵ所の寺社や博物館、図書館、個人宅をリストに掲載した。
リストは軍に提出され、軍はそれを地図に落とす。空爆地域は赤色とし、戦略的に残す個所は緑色とした。
その結果は、例えば東京の場合、リストには26ヵ所が載っていて戦禍を免れたものが21ヶ所に上る。
全国の場合、137ヵ所のうち約8割が残る結果になった。
こうして日本の、現存する「国宝」他は守られたのである。
文明人アメリカのなせる技である。日本人なら果たしてどうするか。今ならまだしも戦争中なら甚だ疑わしい。
文武に長けた尊敬すべきアメリカであるが、今ただ一人の人がその名を穢して(汚して)いるような気がしてならない。
良識からはみ出さないでほしいと切に願う。
「文明とは何か」を問う良い番組であった。
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2017年2月14日(火) |
伝統の食文化 |
古来、日本人の食文化として受け継がれてきたのに、明治のころか税収確保のため個人の製造が禁止された代物が贈られてきた。
数日前の事である。
無粋な法律と言いたいが、それでも生きた法律。個人の特定につながる情報は控えねばなるまい。
こんな思いで逡巡している間に、瓶の中身は随分減った。
初めて口にした味で、洗練されているとは言い難く野武士の味とでも形容されよう。飲むほどに美味になる。旦那の作と思われる。
手前の袋は「六味唐辛子」。こちらは奥様の作である。
唐辛子、山椒、柚子、柿、胡麻、海苔
で六味。海苔を覗いてはおそらく自家製に違いない。
「干しキュウリ」(8日付け)料理の再挑戦に使用したら、俄然味が引き締まった。
大量である。
詳しくは書けないが、風雅に生きている人。
手間暇を惜しまない作品の贈り物に感謝。
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2017年2月12日(日) |
冬季オリンピック |
当地のオリンピックはこの時期毎年開催される。
大雪の中、参加者は少なかろうと思いつつ参加したが、思いの他大勢の参加者であった。
地元のケーブルテレビも撮影に来る。当初は他のイベントを企画していたが雪で全て中止となり、仕方なくこちらに来たとか。
競技は、従来の運動会的な種目から変わり、カローリングとゴールボール。
競技の後は、カレーとサラダで昼食。300円なり。
大好評で、列をなして買い求めた。
出かける前は少し億劫に感じたが、まあ、結構楽しめた。
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2017年2月11日(土) ラベル211 |
薪運び |
雪の降りしきる中を決行した。
昨日から予測された事項である。
積雪は50Cm余りはありそう。長靴に雪が入らぬよう、そして降る雪にも耐えるよう身支度して取り掛かった。
新雪の中、かなり大変。4〜5m曳いては一休みという次第。
都合3往復した。費やした時間は、身支度から計測して2時間弱である。
2〜3日燃やす量は確保した。無くなる頃には雪も止むと予報されている。
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2017年2月10日(金) |
雪ごもり |
立春も過ぎほぼ雪も消えて、このまま春か、と思ったりもしたがそうは問屋が卸さない。
昨夜から大雪警報が発令され終日出っ放しである。
今冬これまでは東北や北陸が中心であったが、今回は山陰が主客。テレビなども盛んに山陰と報じている。
ただ、当地はそれほどのことはなく、朝の積雪が25Cm程度。終日降り続けたが夕方で50Cm程度である。
山陰でも県東部や鳥取が攻撃対象のようだ。
量は少ないと言え、終日景色はどんより。こんな感じである。
2階の窓越しに撮ったもの。およそ180度の視野をカバーしているが、1ヵ所では撮りきれず場所を替え2ヵ所で撮影したためつながりが歪になった。
予報では、明後日くらいまでは降り続くと言っている。雪の下でひっそりと暮らす覚悟。
唯一の心配は、運び入れた薪材が明日早々に切れそうなこと。新雪では運搬車は動きそうもなく、スノウダンプで何回か往復しなければならない。と、言いつつ若干は雪を楽しんでいる部分もないではない。
気遣いの友の声来る雪二尺 里仁
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2017年2月9日(木) |
一石二鳥 |
田舎では冬のこの時期の寝方として、炬燵に脚を入れて寝る人は多いと思われる。
暖かく気持ちが良い。子供のころはそうして寝ていた。
残念なことに、今の我が家の仕組みはそう行かない。布団の上げ下げのないベッドにしているためである。
では、暖房はどうするか。
電気あんか、電気敷布など、電気がつくものを使用していた時代もあったが、いつのころからか湯たんぽにしている。ほんのり暖かく寝心地は良い。
昨年まで長い間、疑いもなく、湯はガスで沸かしていた。ふと、薪ストーブで沸かせばいいじゃん、と思い付いた。やってみるとなんとか行ける。
ガスのように素早く沸かすことはできないが、前もって準備しておくと十分な温度になる。
燃料代は不要で、気持ちが良い。一石二鳥である。
が、つい準備を忘れ、あたふたとガスで沸かすこともないではない。
「眼高手低」という四字熟語もあったような・・・。
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2017年2月8日(水) |
干キュウリ |
今頃食べないで何時食べる、と思い出した。
真夏に干したキュウリである。(8月3日付け)冷凍庫に入れ保存しておいた。
出してみると、からからに乾燥していなかったので少し霜がついている。意に解せず食べてみることにした。
片手に山盛り程度抜き取る。
ここからどうするか。クックパッドを探すが良いのが見つからない。我流で行うことに決めた。
干し大根のことを思い出し、水に漬けて戻す。およそ2時間。水を吸いしんなりしてくる。
煮るか炒めるか、煮ることにした。味の目標は福神漬。
少し煮て味見すると乾燥野菜独特の臭いが強い。ショウガ、七味唐辛子などの香辛料を多めに入れる。調味料は醤油、みりん、酒、砂糖など味見しては入れの繰り返しで出来上がった。どれほど入れたかは判らず、再現性はない。
(取り出し直後、水に戻す
2時間経過、調理後) |
Mに意見を求めると「味は良いがシャキシャキ感なく、悪いが不味い」と酷評であった。
一晩おいて冷ましたものを食べるとかなりいい味になっている。
「つまみ」に食べることにした。
昨日の「あて」ほど上品ではない。
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2017年2月7日(火) |
あてなよる |
小粋な料理番組である。
NHKのBSプレミアムで放送する。昨年の7月ころ偶然に観た。不定期な番組で何時放送されるか見当がつかない。
番組の宣伝をかなり強烈にするNHKが、この番組の宣伝をするのに出会ったこともない。
良い策は無いものかと調べると、「NHKネットクラブ」というサイトがあり、会員登録すると、登録した単語に関係する番組の放送予定をメールで配信してくれるという。
1ヶ月くらい前か、会員登録し、「あてなよる」の単語登録をした。
数日前メールの配信があり、録画を掛けて楽しんでみた。
酒の肴を「あて」というらしい。
料理研究家の大原千鶴がテーマにちなむ料理を作りソムリエの若林英司が料理に合う酒を提供する。男性と女性の客が「あて」と酒を楽しむという趣向である。
今回の客人は俳優の白井晃と女優の本工まなみ。「あて」は漱石の好んだカレーである。
(昨年12月、漱石没後100年を記念した番組の再放送)
料理はおよそ4品出される。その中で今回の逸品は「厚揚げのカレー粉焼き」。
厚揚げを1Cm余りに切り、カレー粉を混ぜた小麦粉を付ける。それをごま油でこんがりと焼く。しょうゆをかける。上に白髪ねぎを掛ける。
この次が面白い。鍋でなくお玉そのものでごま油を熱し、ねぎの上にかける。私もびっくりしたが、客人も大いにびっくりしていた。
美味しそうで、これなら自分でも作れそう。
酒飲みにはもってこいの好番組である。
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2017年2月6日(月) |
椿象 |
啓蟄には1ヶ月早いというのに、彷徨って出てきた。
今朝、机の上。
「椿象」 何と読む?
広辞苑にもチャンと載っているから、れっきとした日本語である。初めて出会った。
「カメムシ」と読む。
調べてみた。カメムシといっても種類は多い。その中で、この種は「クサギカメムシ」という。
寿命は1年で、7月頃卵から孵化、幼虫は8月頃には成虫になりそのまま越冬。翌年春に活動し始めて6月下旬から7月初旬にかけて産卵、秋までには死亡する。
家のあちこちに住み込んで、越冬しているのは確かである。
それにしても、今頃出てこなくても。
申し訳ないが、紙の上で持ち上げ、外に放り投げた。、
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2017年2月5日(日) |
正倉院展と俳句 |
今日の読売。
正倉院展を詠んだ句が載っていた。
正倉院は日本人の心の故郷なのだ、としみじみ味わった。
年末、奈良に住んでいる息子一家が帰省した折り、嫁さんと正倉院展の話をした。行ってみたいもの、というと是非来訪を、と答えてくれたが大層な賑わいらしい。
新聞の俳句にあやかって一句。
孫がゆく日も遠からじ月の院 里仁
季語が思い浮かばず、「月の院」は投句から借用した。私の道は遠い。
今回のコンクール、第1回だそう。今年の秋は頑張ってみたい。
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2017年2月4日(土) |
そら豆 その4(冬越し) |
今日は立春。
歳時記によると、俳句の世界での春は立春から立夏の前日までをいうとの事。
いよいよ春である。
陽が当たれば外も随分暖かくなってきた。
裏山方面に出向いてみた。一時60Cmあった雪も減り10Cm程度になっている。
思いついて、そら豆の場所を覗いてみた。
雪が解けた個所の下に1、2本そら豆の姿がある。雪の重みで横になってはいるが無事の様子に見えた。
雪を退けたい衝動に駆られたが、思いとどまり、成り行きに任せることにした。
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2017年2月3日(金) ラベル203 |
巻きずし |
今日は節分である。
世間で「恵方巻」が言われだして久しいが、これまで我が家では節分に巻きずしを食べるという風土は全くなかった。
ところが一昨日のこと、Mが巻きずしを作らないかと言い出した。具は私が作るとも。
この話に、私はすぐ乗った。
実は2週間前巻きずし作りに挑戦していて、この時は見事に失敗し、捲土重来を期していたからである。
この有様をLINEの家族版に載せたら、息子らは「おばあちゃんに習ったら」とコメントを寄越してきた。
私の習癖では、新たなことは事前に調べて事に当たるのが恒であるのに、なぜかこの時は全くのぶっつけ本番で作業にかかり失敗してしまったのである。
再挑戦の意思はずっと持っていた。
先日「ためしてガッテン」で失敗しない巻きずし作りの放映があり、録画して観た。ところがこの内容はイマイチで、海苔を半分にして巻く。
採用する気にならずYouTubeを探してみた。ものすごい数が出る。いくつか観た中で「法則」を見出した。
・海苔は裏表を確認し長手方向に置く
・ご飯の敷き方;厚さは均一で良い。手前は1Cm程度残しても良い。必須は先方を2〜3Cm残す。
・具材;置き方の順番はない。場所はほぼ真ん中。適当に置いて支障ない。
・素人は具を抑えながら巻き始める。
・「酢水」を使う。
・巻き終えたら両端を抑えて形を整える。
結果である。
予想以上の出来栄えであった。
大団円。
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2017年2月2日(木) ラベル202 |
電磁誘導式調理器 |
木曜日の料理の日は続いている。
昨今、他の日も作ることは少なくないが、木曜日は「full」で作るところが他の日と異なる。
fullとは、食事一式で、通常我が家では一汁二菜を作る。これには結構パワーを要し、これを逃げる手があって、それは鍋である。
鍋なら一つで済む。
ということで、今日も鍋にした。
前置きが長くなった。主題は料理の中身でなく器具の話。以前は卓上コンロと土鍋を使用していた。
が、昨今は電磁誘導加熱調理器がしばしば登場する。
この調理器の歴史は古い。Kの母親が使っていたもので、時を経て今は我が家にある。
調べてみて驚いた。銘品である。1983年にグッドデザイン賞を受賞していた。
部門は「商品デザイン部門」
受賞対象名は「電磁誘導式調理器」
値段は39,800円。
30数年前の製品。
IHという単語は無かったはずで、「電磁誘導式調理器」の名を関するに相応しい風格もある。
長男がボーイスカウトに入団し、長女が小1の年にあたり、盆、正月に田舎に帰省したころのことを思い出したりもする。
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2017年2月1日(水) |
苦しい時の |
今日はこれという話題を思い付かなかったため、とりあえず椅子の話にする。
苦しい時のカミ頼みというが、苦しい時のカグ頼みである。
今後家具の話が出た時は、行き詰まったのだな、と思って頂いて良いだろう。
長男のお嫁さんが我が家に来た時、椅子の多い家ですね、といったことがある。確かに多い。
母屋(下屋、裏納屋を除くという意:ここにも稼働中の椅子がある)にある椅子(背もたれがある)をざっと数えると15ヶあった。
その中で、今日紹介するのはこれ。
神岡時代にMが入手した。知人からもらったと言っていたような・・・。
木の切り株をくり貫いたもので、高さは75Cm,直径は55Cmある。
飛騨は雪が多い。しかし、木は出さねばならない。雪を掘って、できるだけ下から切るが、それでも切り残しはでる。
春になって雪が解けると切り残った株が姿を現す。これを今度は根元から切る。
こうして出来た椅子。雪深い郷でしかできないしろものである。
壊れようがない、末代ものである。
余談:この椅子、1階のパソコン前に置いている。このパソコンはXP。インターネットは遮断し、写真の整理とMの業務用で使用している。不要なものは消去して身軽にしたので、結構動く。
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