(写真をクリックすると、大きな写真が表示されます)

2018年11月30日(金)
本日休刊
2018年11月29日(木)
希少確率

見つけたのは先日の落ち葉掻きの時であるが、掲載の機会がなく今日まで伸びた。

公孫樹の葉がイノシシ柵の支柱に刺さっている。
珍しく思えて写真に撮っておいた。

公孫樹の葉の落ち方は、何度も見ているが、その気で視ていないので、よくわからないところもあるが、ひらひら舞うものの、葉の付け根を下にして落ちてはいない気がする。

支柱の場所はというと、公孫樹の木から相当数離れていて、葉が折り重なるほど落ちる場所ではない。

そして、支柱の穴の直径は15mm程度である。

葉がひらひら落ちながら、この位置のこの穴に突き刺さる確率は、計算できるか否かは知らないが、おそらく天文学的に少ない確率であろう。
珍しい偶然と思われる。

この先、このまま腐るのか、風に飛ばされるか、誰かが気づいて取って捨てるのか、とりあえず小欄はそのままにしておいた。



2018年11月28日(水) ラベル1128
ベンチ作り
随分前の事(平成19年)、檜の廃材でベンチを2基作り雑木並木に置いたことがある。 こちら→
当時小さかった雑木はその後大きくなり、ベンチは木陰で休むに格好のものとなった。
しかし、年月が進み檜が腐り始めて、1基は数年前に、墓(ベンチ設置以降に生地から移設)の前に残ったもう1基は今年の春先に撤去した。

先に腐食したものには代替のベンチを置いているが、墓の前が空席である。
「仕事の予定表」には相当前から「栗のベンチ作成」という項目が貼られていた。
「栗の」とわざわざ拘るのには2つの理由があって、一つは栗で作れば長持ちするであろうという漠然とした気持ちと、他の一つは、昨年別の目的で裏山から運び出した栗の芯材が当初の目的には不適で残り、二の畑の隅に置いてある。これが利用できないか、という算段からであった。

数日前から「栗のベンチ作り」に着手した。
まずは二の畑の栗材が使えるか、確認すると使えそうである。しかも、2組分取れそうである。これで行こうと決心した。
次は脚部の材料である。できればこれも栗材にしたい。
裏山を探してみた。ほどなく、太いのが目に留まる。数年前に枯れたのを倒しておいたものだが、その存在を忘れていた。
一人で作業できるか、と自らに問う。切断後に運べば何とかなりそうであった。


製作は裏庭で行うことにした。

脚部の切り出しと、ベンチ部材の運び込みは一昨日に半日かけて行った。
製作の大半は昨日である。
チェーンソーで面削り、予想したより楽であった。
固定を、鉄筋にするか鎹(かすがい)にするか悩んだが、材料が太く鉄筋が貫通するか危ぶまれ鎹を選んだ。
およそ半日の作業になった。
そして今朝、微調整を行ってのち設置した。設置にはMも加わる。

思っていたより楽に、出来栄えもなかなかのもので、ちょっと安堵の気分である。



2018年11月27日(火) ラベル1127
枝垂桜の苗の移植

朝一で柏の落ち葉掻きを小1時間した。これで落ち葉の処理は一応完了である。

差し迫った作業が一段落で、枝垂桜の苗の移植に取り掛かることにした。
この苗とは、1月の大雪で枝垂桜が3本倒れ、3月になってそれらを起こした経緯に由来するものである。この時、3本の内2本は何とか元に戻ったものの、1本は全ての根が失われやむなく復旧を断念した(詳細は3月7日付け)。

この苗は、その起こした桜の根元付近に自生的に生えたものである。
生えた場所は、起こした桜の1本目と3本目。1本目は復旧した桜の根元近く、3本目は復旧を断念したもので、元桜のあった場所から1mくらい離れた所である。


移植作業は、先に復旧時の3本目の桜に生えたものから先行した。
何時から生えだしたか定かでない。草刈り時に気がつき残しておいた。今では苗の高さは30Cm程度になっている。数は4本ある。スコップを刺すと難なく掘れた。直径3Cm長さ20Cm程度の根と思われるものから生えていた。復旧時、地中に根が残り、その根から芽が出て大きくなったと思われる。
4本の苗の間隔が狭く、分断はあきらめそのまま植えることにした。植えた個所は元、桜のあった場所。1mほど移動したことになる。

次に移る。復旧時の1本目の場所。こちらの苗はかなり大きい。70Cm程度のものもある。2郡に分かれている。大きいだけに掘りずらい。汗ばみながら漸く掘り上げた。
こちらも、根から芽が出た形で生えている。生えた間隔が少し広いので分断して3つの苗に仕立てた。
どこに植えるか。
起した3本とは無関係のもので樹勢の悪いのがある。いずれ枯れる恐れがあり、事前対応でその木の根元に1本植えることにした。

他に残った苗が数本あるが、ひとまず水に浸けて保管し、追って考えるとして今日の作業を終えることにした。

「仕事の予定表」(2017/4/10)に長く載っていた項目が一つ削除できた。

余談;根から芽が出る経験を始めてした。落葉樹はどの木でもこの性質を持っているのか、試してみる価値があるやも。



2018年11月26日(月)
公孫樹の落ち葉掻き

3日かけて公孫樹の落ち葉掻きをした。
内、中1日は出かける用があって時間をかけれぬ理由があったが、他の2日は制約は無いが、ほどほどのところで切り上げたことによる。もちろん、最後(今日)は仕事が完了したので終了とした。

以前は、同一の作業を一日中何時間もかけて実行することを厭わなかったが、昨今は、異なる作業を複数組み合わせ、一つの作業時間は多くて1、2時間にするようにしている。
こちらが、疲労度は少ないようだ。

さて、落ち葉掻き。
公孫樹の木が大きくなって、年々落ち葉の面積が広がる。
最初の日は、二の畑と呼んでいる畑回り。これが1時間。
二日目が、一の坂と呼ぶ裏山に通じる通路。これが1.5時間。
そして最後の今日が、公孫樹直下の欅台。ここで2時間。
合計、4.5時間の作業となった。

葉の巣て場所は欅台の奥。正面から見て小屋の左奥。こちらに一段低い場所があってここに捨てている。
長年捨てたものが腐葉土化し、茗荷が大きく立派に育つのをMが発見した。今年の夏のことである。
落ち葉掻きの思わぬ効用となった。



2018年11月25日(日) ラベル
唐楓の種子 その5

11月2日に初霜が降り、それ以後2、3度それなりの霜があり、昨日の朝は今冬一番の大霜になった。
この霜の影響で、かろうじて残っていた木々の葉は、大方散ってしまった。唐楓も同様である。

にもかかわらず、今朝行ってみると、唐楓の種のほとんどは枝に残っていた。
印象では、7-8割は
残っている感じである。

実の落ちる時期が分からず、これまでいろいろ手を尽くしてきたが、実がこの時期まで残るとは思わなかった。

葉は既に落ちつくした。これ以上落ちる心配はない。
落ちた実が生えやすいよう、一面に落ちた葉を掻いて取り除き、土の面が見えるようにした。

さらに、念には念である。
これまでも不測の事態に備えて、そのつど実を採取しておいたが、これまでの実は熟しておらず、種の機能を持っていないかもしれない。
もったいない気もしたが、これまでの実は全て廃棄し、今回新たに実を採りなおした。
実をどう使うか、こちらは今後の成り行き次第である。

7月30日に種が出来ているのを初めて見つけて以降、実生苗の取得作戦を実行してきたが、今期の作戦は今日で終わりである。
あとは成果を期待するのみ。



2018年11月24日(土) ラベル1124
雑木の雪囲い

冬支度の一つ、雑木の雪囲いをした。
ほぼこの時期の年中行事である。

兼六園など、美観を狙うのもあるが、我が家は実用一本である。
したがって、できるだけ目立たぬよう、黒いビニール紐で巻いたり、引っ張ったりするのが流儀。
結果として、写真にした場合は、何を写したかわからぬほど。

今年から、竹林跡の雑木にも、この雪囲いを施したので、実施の数は相当量増えた。数えてはいないが、4、50の雑木に巻いたと思われる。

時間は3時間弱。

冬支度も大分進んできた。



2018年11月23日(金)
刈払い機のマフラーを焼く

以前も同じ標題で掲載したことがある。
今年の6月1日。
草刈りシーズンの初めの頃である。

今は最終晩、原山と呼ぶ小さな小山(元竹林の小道をはさんだ反対側)の笹を3日をかけて刈っている。
刈払い機は我が家の主力機、使用するは刃はチップソウでなく笹刃である。
笹刃を磨く研磨機は今年の5月にほぼ1ヶ月かけて修復した中古の機械。
昨今は研磨方法も習得して、研磨後の刃はよく切れ、笹などの硬いものでも難なくサクサク切れる。
ところが、ここにきて刈払い機の調子が悪くなってきた。エンジンがかからないときが頻発する。かかってしまえば力もあり問題はないのだが、かからないときが多くなっている。

6月の時は力がなくなった。今回はそれとは異なる。したがって、当初はマフラーに頭が行かなかった。
プラグを交換するなどしてみたが、状況は変わらない。
とどの詰りでマフラーを疑うことにした。1回経験済みなので機械は違うが問題はない。
マフラーを外すと排気口は油で濡れている。10年余り掃除したことがないので汚れているのは間違いない。そして重く感じられた。重さを測ると172gあった。

下の台所のガスコンロで焼く。中の油に着火して炎がでる。およそ30分で完了した。
冷まして、本体を振るとからからと音がする。振って穴から出すしぐさをすると炭化した固まりがかなり出た。
重量を測ると152g。20g減っていた。20cc近くの油で塞がていたことになる。
作動が悪いのもうなづけた。

恐る恐る、一方期待を込めつつ、始動の紐を引っ張ると2、3回目ですぐにエンジンがかかった。
マフラーを焼くという修理法、まことに重宝である。



2018年11月22日(木) ラベル1122
公孫樹に異変

葉が落ちて分かる出来事がある。これもその一つ。
Mが見つけた。

「公孫樹の上に、鳥か何か巣らしきものがある」という。
双眼鏡を覗いたうえで、「模様からして、スズメバチの巣だ」と断定が下った。
私も双眼鏡を覗く。確かにスズメバチの巣であった。

500mmの望遠レンズで写真に収めた。

真下にあるブランコの横木が高さ2.5mとすると、それからみて、巣の高さはおよそ15mくらいはある。
普段、軒下などによく見るが、こんな高さでみるのは初めて。

もともと高所に作る習性を持っているのか、はたまた、致し方なく作ったのか、ちょっと考えてみたがわかるはずはない。

周辺を蜂が飛んでいる様子は見えなかった。

初冬に発見した珍事である。



2018年11月21日(水)
落ち葉だらけ

今、里庭は落ち葉でいっぱいである。
どこを歩いても落ち葉を踏まないようにして歩くことはできない、と言ってよいほど。


(公孫樹、柏
欅、柿)

そして、落ち葉が初冬の陽に映えて輝く。
ただし、惜しいことに、1週間も経つと、光を失い黒ずんでくる。

次の仕事が待っている。
落ち葉掻きである。

特に、公孫樹の葉は繊維が強く冬の間に腐食しない。落ち葉掻きは必須である。
欅は、公孫樹と合わせて行うことになろう。
柏は葉が大きく目立つので、これも数年前から集めて焼き始めた。おそらく今年もするであろう。
柿、その他に栗はこれまでに処理をしたことはない。今年どうするか、今のところ何も決めていない。

落ち葉掻きが終われば、もはや冬本番である。



2018年11月20日(火) ラベル1120
ジーヴスが待機

ほぼ2週間に1回の図書館に行ってきた。その、行くとき車の中で、ふと、思ったことがある。

我々の場合、読むもよし、読まぬもよし、好き勝手に読書という行為を楽しんでいるが、それが許されない境遇にいる人のことである。
新聞のコラムで読んだ気がした。

皇后さまが84歳の誕生日に発表された文書についてのコラム。読売の日曜版、皇室のことを連載するコラムであった、という気がした。

図書館から帰って新聞を探ししてみる。
幸いなことに、束にはなっているが、廃棄していない新聞の山が残っていて、10月末辺りと見当をつけてめくってみると、程なく探し当てることができた。
しかも、探す途中で、当時は読んでいない、皇后さまの文書全文を掲載した記事にも巡り合えた。


(左がコラム、右は文書の後半部分の記事)

公務を終えたら読みたい本もあるという個所を、「ジーヴスも2、3冊待機しています」と、表現されたという。
確かに、全文には「これまでにいつか読みたいと思って求めた、手つかずになっていた本・・・」という言葉の後に、この言葉が載っている。

そして、全文の最後は「狸の好きなイヌビワの木などもご一緒に植えながら、静かに心豊かに過ごしていけるよう願っています。」と結んであった。

異次元の方で推し量るのもはばかられるが、望むことがかなえにくい世界であったのかも、とも推測する。

文書全文を読み返すと、コラムの言う「豊かな感性と磨かれた表現力で、読み手への配慮を尽くしたメッセージ」の評が肯けた。

これらの文を読んでいて、昔のシーンを思い出した。お二人の結婚式の白黒テレビの映像である。その時、我が家にテレビはない。そう遠くない医者の家であった。


余談;全文中に出てくる、「瓜田に履」の言葉は初めて知った。
広辞苑によれば
瓜田に履を納れず;[文選古楽府、君子行「瓜田不納履、李下不正冠」]瓜畑の中では、脱げたくつを履き直すためにかがむと瓜を盗むかと疑われる。嫌疑を受けやすい行為は避けるがよいという意。略して「瓜田の履」とも。
後に
李下に冠を正さず; [文選古楽府、君子行「瓜田不納履、李下不正冠」](李の木の下で冠の曲がっているのを直すと、李の実を盗むのかと疑われるということから)他人の嫌疑を受けやすい行為は避けるようにせよの意。「李下の冠」とも。
と続くらしい。 こちらは知っていた。



2018年11月19日(月) ラベル1119
備忘録 その2

10月16日に記した備忘録の続編である。

そのまま継続して実行している。
入力の方法は10月14日付けで記したスマホ上での口述筆記である。

この方法、説明が重複することになるが、も少し詳しく記載すると次のようになる。
1.スマホ上でアプリの「グーグルドキュメント」を開き、記述内容を「音声入力」する。この場合「。」の個所は「ピリオド」とし「、」の場合は「カンマ」と言葉で言い換える。
口述した内容は同期されていて、ほぼ同時にパソコン上の「グーグルドキュメント」に反映される。
2.パソコンで「グーグルドキュメント」を開き、スマホで記述した内容のファイルを開ける。
「グーグルドキュメント」の「検索、置換」の機能を用いて「ピリオド」は「。」に「カンマ」は「、」に置き換える。
貼り付け先のExcelのセル幅に見合う長さで文章を「改行」しておく。
(注)Excel上での「改行」は手間がかかるので、あらかじめグーグルドキュメント上で先行して実施しておく。
3.Excelで作成した「備忘録」を開き、先に編集した内容を「コピペ」する。

この方法で当分の間は継続実施していた。
手入力に比べれば口述筆記が断然勘弁である。ただし、「グーグルドキュメント」上での「検索、置換」や「改行」が結構面倒ではある。自動化できないかと思い始めた。

「グーグルドキュメント」にも自動化の方法があるかもしれないが、いまさら勉強するのは厄介である。
しかし、Excelの自動化ならある程度承知している。
Excelで自動化してみよう、と思いっ立った。

ほぼ1ヶ月に渡る挑戦の結果である。

結果的には2段階の開発になった。
最初は「置換」、「改行」や「文字ぞろえ」といった単発業務ごとに自動化したが(写真上)、これもまとめて自動化できないかと思い初めて、つい近日のこの4日間、屋外作業の合間に集中して作成した。
今日は雨模様、屋外作業は中止してようやく完成させた。

ほやほやの「品」である(写真下)。
スマホで口述筆記した内容をパソコン上でExcelに貼り付け、「一括編集」のボタンを押すだけで、体裁の整った文面になる。

例文で実験した結果である。



写真左が口述筆記でスマホに入れた場面、写真中はExcelに貼り付けたままのもの。文章は1行なので貼り付けたままでは文字が小さく読み取れない。
写真右が、「一括編集」のボタンを押した結果である。
綺麗に編集されたと自賛している。

今後、小欄ネタ切れの折りに、この間の苦労話を載せることがあるやも知れず。

補足;「改行」の個所で「改行」の言葉のみを入力すると不都合が起きることがあり、「改行のP」という単語を持って改行行為を実行することにしている。



2018年11月18日(日)
新嘗祭

穏やかな初冬の陽の中で、今年も新嘗祭が開かれた。

毎年この時期、日曜に行われる。
昨年は(2017/11/19付け)雨で、保養館の中で催されたが、今年は代子屋(神主の屋号)の祠脇での祭事である。

神主が祝詞を上げ、全員が玉串を奉てんして今年の収穫に感謝する。
祭事の後は、一段下がった横庭でお神酒とだんご汁を頂く、これが習わし。

春、秋の祭りとこの新嘗祭、八色石の三大祭である(神主の挨拶)。

のんびり、ほっこり、ゆっくりの時間が流れた。



2018年11月17日(土) ラベル1117
竹林の整備事業終結宣言

長年かかった竹林の整備事業を今日を持って終結することにした。
これ以後は事業というより日常の維持管理に主体を移すことにする。

今振り返ると、竹林の整備事業は、大きく、2つの要素からなっていた。
一つ目は孟宗竹を駆逐する場面で、二つ目は
跡地を雑木の林に変貌させるという部分である。

一つ目の駆除は平成27年から始め今年の春に完了した。この総括ともいえる内容を、今年の4月16日に小欄で記載している。

二つ目の雑木林への変貌は、これまた、今振り返ると2つの要素で構成されていた。
一つは自然に生えてくる雑木でよさそうなものを残すという方法。もう一つが苗木を育ててそれを移植する方法である。

残す方法は平成28年の夏以降、まだ孟宗竹が残っている時期から始めている。下草を刈る時、これはと思う雑木に印をつけ、刈り残したのである。 その一部を記載したものがある。  こちら→
苗木を移植する方法は平成28年から準備を始め(2018/9/7付け)、今月から移植作業に着手した(11月5日)。
今日も瓜肌楓の苗木を1本移植したのであるが、どの場所に植えようかと、移植場所に迷うほどで、、もはや植え場所はほとんどなく、完成に至ったと思ったわけである。


整備事業終結宣言の所以である。



2018年11月16日(金)
唐楓の種子 その4

10月12日の続編である。

すでに初冬というのに、まだ、種の大半は枝に残っている。


周辺の木々の多くは葉を落とした。
唐楓は今が盛りの艶やかな葉色である。

にもかかわらず、未だ実が残っている。といいつつも、落ち葉の中を探すと、わずかではあるが実が落ちていた。
その数、数分探した間に3個見つけた。

全ての実が落ちるのはいつのことか。葉が先か実が先か。

不測の事態に備えての実の採取はその後も継続し、小さな笊が一杯になっている。



2018年11月15日(木)
ホルター心電計

24時間装着して心臓の異常の有無を計測する器具である。
これを付ける羽目になった。

小欄での掲載はこれまで控えていたが、事の発端は5月25日のことである。
例によって朝早く起きたが、少し経った頃、足が立たないようなふらついた感じがする。座って様子を見るが収まらず、Mを起こした。
救急車を呼ぼうかというが、それは控えて、邑智病院へ電話してMに連れて行ってもらう。
病院についたのが6時頃。すぐにCTやMRの検査になる。結果に異状はないらしい。ただし、血圧が瞬間的に高い時があって190位。その後は150程度に下がった。点滴を受けてその日は帰る。

その後様子を見ると、普段特に異常は起きないものの、たまにふらついた感じがする時がある。
ふらついた感じは三半規管の異常ではと思いつき、耳鼻科を受診することにした。近くに耳鼻科がなく行ったのは大田市の診療所。検査を受けるも、三半規管に異状は認められないという結果であった。

とりあえず手の下しようがなく、様子をうかがいながらの生活である。
結果はというと、チョコチョコは起きる。朝の頻度が一番多い。症状を抑える薬が出ていて、これを服用すると大方収まる。

症状が起きて半年たった。
先日、邑智病院の定期健診で、その後いかがですかと問われる。やはりチョコチョコ出ますと答えると、ホルター心電図計のことに話がなった。やってみますか、と医師がいうので、受けてみることにした。

説明が長くなったが、ホルター心電計装着の経緯である。

今日の10時半ころ装着が完了した。明日の10半ころまでつけていることになる。この間に、何時、車を運転した、食事をした、運動した、寝た、トイレに行ったなどの行動の記録をして添付して提出することになる。

診断結果は29日に受診して報告を受けることになっている。

余談;この装置、20余年前に一度付けたことがある。弁当箱くらいの大きさであったと記憶する。これがいまや大きめのマッチ箱位の大きさ。進化している。



2018年11月14日(水)
二季咲桜

春と秋の年に2回咲く桜。
ネットに問うと、二期桜、二季桜などの言葉も出て、皆同じ桜のようであるが、今回は最も風情のありそうな表題の漢字を採用した。

今、秋の部が咲いている。

10日くらい前から咲き始めた。今が盛りか、さらにこれから増えるのかは定かでない。

3・4年前Mが買ってきた。これまでも、秋の時期ちらほらは咲いていたが、これほど咲くのは初めてのことである。

今年1月の大雪で根こそぎ倒れ、3月に起こしたものであるが(3月7日)、運よく再び根付いてくれた。

ただ今の時期は、周辺の紅葉が鮮やかで、そちらに目が奪われ、この桜に気がつきにくい。紅葉の前か落葉の後に咲けばも少し珍重されるのにと思ってあげる。



2018年11月13日(火)
本日休刊
2018年11月12日(月) ラベル1112
モンスターの衣替え
9月10日に掲載した八色石モンスターの外見がかなり変貌した。
冬に向けての衣替えは動物なら厚着をするところであるが、こちらは薄着になっている。


写真は昨日のもの。やはり、ウォーキングの途中で撮影した。

これまでは葛が年のうちに如何に変化するか、注意してみたことがない。しかし、9月に掲載して以降は、何んとなく気掛かりで、ウォーキングの時には必ず目が行く。

ここにきて、急に葉が落ち、薄着になってきたので撮影してみた。
まあ、それだけの話である。



2018年11月11日(日) ラベル1111
ヤマセミの巣穴確保

昨日に続き、うっちゃっておいた仕事の第2弾である。

仏法僧が飛来していた時期であるから、6月のことと思う。
これまで里庭に何度か見えたことがある島根自然保護協会事務局長のN女史と、こちらは初めての島根大学の先生が、「姿が見えたのでよってみた」と突然来訪されたことがある。
Mが一回り里庭を案内したのちの談笑時に、「ヤマセミの巣穴の前が鬱蒼とし、巣穴が死んでいる。前を切り払えないか」と指示とも要請ともとれる発言をされたことがあった。

ヤマセミについては以前別の項で触れたことがある。 こちら→

場所は展望台下の崖。急こう配な個所でこれまで手を入れたことはない。年月を経て、前の木々が大きくなり笹の量も増えている。
これのことである。

さて、重い腰を上げることにした。

最初、はたして登れるのかと案じたが、横から攻めれば何とか登れそう。刈払い機を小脇に挟んで、転ばぬよう用心しながら、やっとのことで上ることができた。
巣穴を近くで見るのは初めてである。直径は15Cm位、奥行きは50Cm程度ある。

笹は上から刈払い機で刈り倒し、切った笹はその場に残した。
一旦降りて成果を確かめると、中断の木々や枝の類が目立つ。
チェーンソーを取りに戻って邪魔な木も倒すことにした。

木の中にハゼノキもあって、この木は樹液が付けばかぶれる。網を被る、Mも枝の処理を手伝う、などの予期せぬ一幕も発生した。

延々3時間強を要して仕事を終えた。着手前に予想した以上にきつい作業であった。

これまでにヤマセミの飛来する場面を見たことがない。
労を払ったわけで、今後はも少し注意を払い是非とも姿を見たいもの、と思っている。



2018年11月10日(土)
登山道整備

草刈りなどの優先仕事がほぼ終わって、やっと、周辺というか雑用というか、脇に置いていた作業にあたることができ始めた。
そのうちの一つである。
展望台へ通じる登山道(?、二の坂と呼ぶ)が塞がれていた。この処置である。

事故が起きたのは2・3ヶ月前。
枯れた赤松が立っていて、始末しなければと思っていたものが倒れて道を塞いでいた。
しかし、迂回すれば展望台へは何とか行ける。作業は後日とうっちゃておいた。

さて、作業。
根元が60Cm程度の結構巨木である。もし倒れる方向が間違えば大手間になるところであった。
それが運よく、最良の方向に倒れてくれた。
作業しやすく、しかも、処理材を貯めようとした場所の真上である。

集積場は上る途中の右手にくぼんだ場所があって、そこに捨てることにした。
チェーンソーで切断して、上から転がせば大半は集積場の脇くらいまで落ちる計算である。

やってみるとほぼ計画通りに事が運んだ。中には、勢いが強すぎて下まで転び落ちるものも出てきたが、これはご愛嬌である。

昼食後の午後に初めて3時間弱で完了した。
長らく残っていた「二の坂松整理」の項目を「予定表」(2017/4/10付け)から外すことができる。

余談;昨日の後日譚。小鳥除けの紐をぶら下げた。




2018年11月9日(金) ラベル1109
歓迎されざる者

異変に気がついたのはおよそ10日前である。
表玄関の戸を開けた敷居の個所がひどく汚れている。
小鳥の糞らしいこととはすぐに分別がいったが、18年近く住んで初めての出来事で、原因がわからずじまいであった。

2・3日経ったある朝、2階から階段を下り、何気なく玄関の方を見ると、小鳥が飛び去る瞬間が目に入った。
スズメ位か、大きな鳥ではない。
「やはり!」と思う。

それ以降、注意しながら階段を下りると、たまにではあるが、飛び去る瞬間に出逢うことが起きる。
どうも、昼間ではなく、朝に出逢うことが多いようでもある。
Mに話すと、「注意してみる」と言い、その後「私も朝に出逢った」と言う。

証拠に写真を撮ろうと思い始めたが、動きの速い小鳥で、人の気配を敏感に感じるのか、カメラを構える間もなく飛び去ってしまう。
Mが外から撮ると、カメラを持って外で待つこともあったが、映像に収めることはできなかった。

そしてようやく今朝の事、鴨居に止まってじっとしている場に出くわした。気づかれぬようゆっくりとした動きでスマホを取り出し、ゆっくり操作して写真に収めた。
ガラス越しの背景をもっと綺麗にと注文が来るが、そうもいかない。

図鑑を出して名前を調べたが、判然としない。Mは「モズでは?」ともいうが、それも定かではない。

普段、小鳥の来訪は歓迎するところであるが、人の往来がある玄関先を汚されてはそうも行かない。
証拠の写真が撮れたのを機に、紐でも張って、歓迎者ではないことを示すつもりでいる。



2018年11月8日(木)
幸田文

2・3ヶ月前に買い求めた中野幸次の著述の中に、幸田文に触れた章があって、「人びとはおそらく心をしゃきっとさせたくて幸田文の文章をよむのではあるまいか」という件がある。

私はこれまで幸田文の文章を読んだことがない。幸田文という言葉が心にひかかってはいた。
今回、図書館に行った折、書架を巡っていたら、たまたま幸田文の本が並ぶ個所に行きあたり、先のことを思い出して1冊借りてきた。
借りたのは随筆。小説もあったが、読むに負担の少ない随筆にした。タイトルは「季節のかたみ」。

冒頭部には朝日新聞の夕刊に連載したという短い随筆が並ぶ。読み始めて惹きつけられた。
文意も良いが文章自体にも驚きがある。

例えば
”そうゆうものが古い時代の裁縫には、実地に使用されていたのか、どうか、はきき損じたが、そのとき咄嗟に、和服の布地に墨でしるしをつけるのはと、いぶかしく思ったので、とすれば、何を入れたらいいのでしょうか、とたずねたら、白い粉でもいかがですかと言われた。でも私は実地には使わず、柔らかい布にくるんで仕舞っておき、疎開の時も、戦火には焼かれたくない、という思いがあって、持って出た。”
「墨つぼ」という題の一部。

これまでは文章は短いのが良い、と思っていた。
ところが、この文はカンマで区切って長々とは続く。それでも、嫌みがない。
このような書き方もあるのでは、と思い始めた。参考にしたいとも。


手元に1冊置くことにした。
大した投資ではない。送料込みで321円。例によってアマゾンの中古本である。

今後小欄でも、カンマで区切って、長々と続く、文章がでてくるかもしれない。



2018年11月7日(水)
良くあることだが!?

ネタ切れ時のピンチヒッター用にと、とっておいた新聞記事。
少し以前の読売県内版である。

鳥取県が観光PRのために雑誌「家の光」に発注した広告記事で起きたらしい。「ここだちゃ!」と場所を示した地図が島根県であったという。

個人レベルではよくある話で、Kの場合でも「東北地方の県名を北から順に言え」と言われれば、最北の青森は別として、「次は?」と一瞬考えこむように、他地方に住む人にとっては、中国地方は、とりわけ山陰は馴染みが薄いようで、島根と鳥取の場所を取り違えることは珍しくはない。

しかし、業務として、お金をもらう仕事において間違うのは、いささか考えにくいように思うのだが、こんな場においての平井鳥取県知事の対応がまことに妙を得ている。
目くじらを立てる人が多い中「慣れていますから」と平然と対応したという。

この知事は「星取県」を発案したりのユニークな人で、隣の県のことながらなんとなくなじみ深く思えていた。

そういえば、平井知事の前は片山知事であった。この人も自由な発想をする人である。
このような人を知事に選ぶ県民も面白い。
島根県ではありえないような、気がしないでもない。



2018年11月6日(火) ラベル1106
秋じまい

8月末から始めた、刈って焼く、という「秋じまい」の草刈りも今日が最後となろう。

この草刈りについては、これまでに何度か触れた(8月26日、9月19日、10月15日)。
その最後になるはずである。
場所は「桜台小道上」と名付けた箇所。

数日前の予報では今日から下り坂という内容であったが、朝少し曇ったものの、午後は心地よい晴れ。
昨日までの好天も重なって、刈り草は程よく乾燥していた。

周辺は錦秋。
里庭の最も華やかな時期で、贅沢な作業になった。



2018年11月5日(月) ラベル5
雑木の苗場

野菜畑の奥に雑木の苗場がある。作ったのは2016年の春から秋。
当時の経緯の記載がある(2016/9/7日付け)。写真で見るとどの苗も小さい。

竹林の駆除跡などに植えようと作ったものであるが、竹林整理がすべて完了したのは今年の春で(2018/4/16日付け)、その間ほぼ2年の歳月が流れ、中には大きく育った苗木も見えるようになってきた。
今年の春先、Mが「大きく伸びた枝が邪魔になる」と言い、移植の最適時は葉の落ちる頃、「秋には移植する」と矛先を交わしていたものである。

その時期になった。
この間ほとんど手をかけていなかったので、鬱蒼としている。
下草を抜き、不要な枝を切り落といして、全容が見えるようにした。

大きく育っているのは欅、3・4本ある。そのほかにモミジなど。
ここまでの整理に1時間余りを要した。

一息ついたところで移植にかかる。まずは欅。苗木としてはおおきく育ち過ぎたきらいがある。周囲に溝を切り当たる根を鋸で切ったりして動かしてみるが、ビクともしない。
Kの得意技、ミニウィンチで倒すことにする。庭師から見れば邪道であろうが、腰痛持ちの一人作業では致し方ない。
この荒業では、ひげ根がちぎれて残らない場合も多い。ひげ根が少ない苗木を活着させるには秋に移植するのが一番と(勝手に)思っている。それがKの「移植の最適は落ち葉の落ちる頃」の理由である。
ひげ根の少ない苗木を活かすもう一つの技は枝を落とすことである。どれほど落とすかは”勘”。
今回の場合のひげ根はかなり少ない。枝は大きく刈り取った。

そして移植に移る。
竹林跡。

かつて移植用の水はバケツで運んでいたが、今回4リットル入りのペットボトルの利用を思いついた。
これなら必要機材と一緒に運べる。2本あれば十分であった。

竹林跡高所の一画に植えた。

ここまでで昼になる。
残りの苗木はまた別の日に、ということにした。



2018年11月4日(日)
日曜美術館

日曜の朝、NHKのEテレで放送される番組。
Mは熱心な視聴者であるが、私はそれほどでもない。しかし、今日は異なった。
放送内容が、今開催中の正倉院展を扱っていたからである。
この正倉院展は小欄も見た(10月30日付け)。
ただ、午前中は出かける用事があり、録画をしておいて見た。

正倉院を開けるのは天皇の許可(勅許)を得た人(勅使)が行うらしい。これを「開封の儀」といいい、10月3日に行われたという。
大勢の人で賑わう様子も写された。我々が見たときとは比べ物にならないほどの人出である。

また、一般の観覧では肉薄できないクローズアップ映像も数多く放送されて、興味をそそられた。
展示品の多くが明治時代に修復されているとうエピソードなども紹介されて、生で展示を見るとは異なる知見も得た。

それらすべては、ここでは記しがたい、興味のある方は再放送を見られたい。再放送は今度の日曜、夕刻の8時からEテレで放送されるはずである。
これを逃せば「NHKオンデマンド」で見るという手もある。



2018年11月3日(土) ラベル1103
冬支度

「秋じまい」が全て終了したわけではないが、仕事の段取りと天候との関係で「冬支度」に着手した。
Kにとっての冬支度は主として雪への備えである。

その第1。
ビニールハウスの支えを修理することにした。
この支えは、2016/9/2に立てたもの、2018/3/23に補強したもの、とそれ以前にハウスの中央部(一番高いところ)に設置していたものの3種類があるのだが、このうち中央部のものがほとんど破損していて、これを中心に修理するというものである。

支柱にする竹は「竹林の駆逐」時に処分せず残しておいたものが山にあって、それを運び下ろして使用することにした。

写真は左が作業前、右が後である。
このうち赤色マークのものが今回新たに付け直したもの。黄色マークのものは以前に設置したもので竹材の強度が残っているもの。設置具合のみ点検した。

作業は昨日と今日の午前中に2日がかり、合計4時間の仕事になった。

”冬の前には”と若干気にしていた作業で、終了して少し安堵というところである。



2018年11月2日(金)
初霜
朝、一仕事終えて窓のカーテンを開けると景色が白くなっていた。
初霜である。


外に出て見ると、昨日の薪小屋周辺も強い霜であった。

出逢った感慨が強いのであろう、小欄では毎年初霜に触れている。
昨年が11月6日、その前が11月7日。

今年は添え書きの俳句はない。



2018年11月1日(木)
薪積み
晩秋近くになって寒さが増してきた。朝夕は大分前から灯油ストーブを焚いている。
そして、本格的な冬になり雪が降るころになると、薪ストーブの出番になる。

という、時期にも関わらず薪作り作業が完了していなかった。
今年の薪作りに関しては、8月3日、8月18日に触れているが、その後も作業は続け薪を割るところまでは完了していた。完了日は備忘録を繰ると8月26となっている。
割られた薪は薪小屋の前で野積みの状態、後は薪小屋に積めばよい、というところで中断していた。

この積む作業は結構大変で、腰にくる。
まあいいや、とその日伸ばしで放置していて、今日に至った次第である。
もはや猶予はならず、着手することにした。

ただ、今回は考えを改めた。
これまでは、作業を一気に進めて、1日で終えていた。3・4時間はかかる。
これを2・3日かけても良い、と思うことにした。きつくなれば止めればよい。着手にあたっての心理的負担を軽くしたわけである。

作業は昨日から。そして結果としては、今日で完了した。合計の時間は3.5時間であった。


昨年の使い残しが少しあって、それを積み直し、両脇に今年割ったものを積み上げた。
昨年分を先に使う配慮である。

気にはしていたものが完了して、なんとなく安堵した。



Kの散歩帖