2023年4月30日(日) |
筍の刺身 |
ウォーキングコースの脇に竹やぶがある。
土地の持ち主が近くに住んでおられず、筍が生えれば誰がとっても良いとされている。
午前中ウォーキングに出たおり、ちょっと寄って探してみると、頃合いの筍が3本見つかった。
ウォーキングを終えてからすぐに採りに行った。他にはないかと探したが、猪に10本以上食べられた跡はあるものの、他には見つからなかった。
3本のみ掘って持ち帰る。
午後になって、さっそく湯がくことにする。
米ぬかと鷹の爪。湯がく時間はMの助言で1.5時間とした。
今日の夕食はKが当番で、夕餉の一品にするつもりである。
鮮度抜群の筍なので夕食時は刺身で食べることにする。
湯がくとき、小ぶりなものは丸ごと、大きなものは半割りで茹でたのだが、両者間で味に差があるかわかるように切ってみた。
Kには両者間で差はほとんどないように思われたが、Mに言わせると「まるごと湯がいた方が僅か苦いかも」という。
いずれにしても、旬の味、美味であることは間違いない。
ウォーキングのついでに夕食の材料を見つけてくるという生活。田舎でなければ味わえない妙味である。
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2023年4月29日(土) ラベル429 |
榾木の積み直し |
ほぼ終日雨で、外仕事もウォーキングもできず。
そのため昨日とおととい実施した作業を記載しておく事にする。
4月17日に実施した椎茸の植菌作業の後始末になる。
こちら→(2023/4/17)
ここでの余剰木は翌日薪小屋そばまで運びこんだが、完了品がそのままの形で残っていて、これの始末である。
我が家の椎茸管理の流儀は、2年ごとに植菌するのであるが、植菌後2年間は井形に積んでおき、2年後に山形に積み替えることにしている。
したがって、2年前に植菌した榾木が未だ井形の形で積んである。
これを山形に積み直すのであるが、ビニールハウスの鉄骨を除去した関係で積み場が足りない。
1月23日に記載した積み場 こちら→(2023/1/23)
を延長する形で作業を実施した。
おとといの作業が、積み場を延長して一昨年植菌した榾木を積み直すまで。昨日の作業が今回植菌した榾木を再度新たな井形に積み直すところまで。
おとといが2時間、昨日が1時間の作業になった。
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2023年4月28日(金) ラベル428 |
台所から見る田植え風景 |
外仕事を終えて台所に立つと、窓外に田植えの風景が見えた。
昨年もほぼこの時期に見ているのだが、 こちら→(2022/4/30)
屋外から見ていて、窓越しに見るのは初めてである。
この田植え、集落内にあっては一番目か、もしくは二番目である。
というのは、我が家から見える範囲においては第一番目なのであるが、小欄に一昨日も登場したTさん宅がすでに田植えを始めている可能性があって、したがってこのような表現になる。
田植えと言うものは、何か事始めのような印象を受けて見ていて気持ちの良い景色なのであるが、それが台所にいて、居ながらにして見えるというのはなんともありがたい事のように思える。
田舎住まいの特権の一つである。
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2023年4月28日(金) |
卓上電気スタンドを更新 |
10日くらい前のことであるが、卓上で使用している電気スタンドが突然つかなくなった。
前日まで問題なく使っていたもので、点かない理由は装着された蛍光灯がダメになったものと合点した。
随分昔になるが一度この蛍光灯を交換していて、それで今日まで使った経験があるので、点かない原因は蛍光灯の寿命と判断したわけである。
この蛍光灯、そのときはアマゾンで購入した記憶があり、アマゾンで履歴を調べたら2015年の12月に631円で求めていた。
今回もアマゾンで蛍光灯を探すと、同じタイプの蛍光灯を売っていて、価格は999円。ずいぶん値上がりしたと思いつつも、この蛍光灯を発注した。
発注後2日目に蛍光灯が到着する。
これで問題は解決と思って蛍光灯付け替えたのだが、意に反してスタンドがつかない。
なぜと思いつつあちこちいじってみると、一瞬点く時もあるが、スイッチを入れ直すとまた点かない。
どうも点灯しない問題は電球側にあるのではなく、本体そのものが故障しているようように思われた。
台座の裏に銘板が貼ってあって、それを見ると小泉産業製とある。さらに製造年の記載もあって、97年製とある。
蛍光灯を買い換えたのが無駄になるのは若干もったいない気がするが、もはや四半世紀前の製品である。寿命として諦めることにした。
97年といえば神岡勤務時代にあたるが、どこの店でいくらで買ったのか全く記憶がない。
ただし今度買い換えた品物は記録が残る。ネット通販のアマゾンで購入。アイリスオーヤマ製のLEDスタンド。価格は2480円である。
(左が新品、右が故障品) |
発注後一日間を開けて品物が届いた。
明るさは無段階で調節できるし、色も白色、昼白色、電球色の3色切り替えができる。安価な割には性能として全く問題がない。
と、ここまでは電気スタンドを更新したという他愛のない話題であるが、今回の更新で若干驚いたことがある。
取扱説明書を見ていたら、「使用上の注意」の中に、「本製品のLED部分は交換できません。」と記載がある。
改めて製品を見てみると、確かにLEDが装着される部分は一体にとなっていて交換できる仕様となっていない。
一体これはどういう事なのであろうと考える訳である。
一般論としてLEDは寿命が長いと聞くが、当製品は、ほぼ半永久的に寿命があるはずなので取り替える仕様していないという意味がこめられているのであろうか?
ただ、無料補修期間は1年間となっている。
意味はよく分からないまま、とりあえず深入りして考えることはやめ、Kの生存中は故障しないものと思うことにし、安堵して使い続けることにした。
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2023年4月26日(水) |
「まき」の食べ方新考案 |
毎週水曜日は、週替わりで「サロン田家の日」か「体操教室の日」である。今日は体操教室の方。
体操教室は午後から開かれる。
ここのところ2日雨が続き、今日の午後は晴れそう。外仕事か体操教室か迷ったが、仕事には少し寒いので体操教室に行くことにした。
今日の参加者は普段より少なめで7名。
体操教室の最後には小さなお茶会が開かれる。老人会行事の余り物をとっておいたりしてお茶会の材料にする。
ただ時には、手作りのお菓子などを持参してみんなに振舞ってもらうこともある。
今日はTさん夫妻が、「急に思いついて9時ごろから作り始めて持ってきた」と言いつつ、当地では「まき」という柏餅を馳走してくれた。
この「まき」は、昔は、田植えが終わった頃の6月に「泥落とし」と称して無事に田植えが終わったことを祝うお祭り行事をするのだが、その行事の時に必ず各戸で作って食べていた伝統的な食べ物である。
その時に使われる餅を包む葉っぱは「まきシバ」といい丸い形をした表面が滑らかな葉っぱを使うのが標準的な作り方であった。
(注)ここのところの経緯は、農水省HP、「うちの郷土料理」島根県版で紹介されている。 こちら→
(注)ここでいう「まきシバ」は正式にはサルトリイバラというらしい。 こちら→
ただ、このまきシバが出るには時期が少し早い。Tさん夫妻は致し方なく笹の葉を取ってきて、これに代用したという。
しかも「作り方を少し間違えた。混ぜる水が少し多すぎた」らしく笹と団子がくっついて離れない。指先で掻くようにしてはがし、少々形の崩れた団子餅を口に入れるというような状況ではあった。
しかし味はすこぶる美味。美味しい美味しいと言って味わった次第である。
参加者が少なかったこともあり、お茶会が終わった時にそのまきが少し残った。
「持って帰って」と言われて各自2個ずつお土産としてもらって帰ったのである。
と長くなったが、以上は今日の主題に対する前書きである。
いただいて2個持ち帰った「まき」であるが、葉を上手に剥がすことができないかと考えた。
思いついたのが葉を焼く方法である。
オープントースターか何かに入れて、加熱して葉を焼けば、葉と身が離れるのではないかと思いついた。
試してみる。
電気式のオーブン。受け皿なしで金網の上に「まき」を直接置いた。設定温度は250℃。
最初加熱時間を5分で設定してみた。出して確認すると、上面はきれいにはが剥がれるが、下面が少しくっつく。ひっくり返して、さらに2分加熱してみたら、完璧に綺麗に剥がれた。
ご馳走になったお礼代わりに、この皮剥ぎ新考案法をTさん夫妻に伝授するつもりでいる。
ちなみにこのTさん、小欄には何度も登場しているが、最近では4月3日に登場願っている。
こちら→(2023/4/3)
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2023年4月24日(月) ラヴェル424 |
奥の田の草刈り |
「里庭」には「奥の田」と呼ぶ現役の田圃がある。「再(原)生雑地」のさらに奥側に位置する。
こちら→
ただ、Kは耕作ができないので第3者に依頼して稲作をしてもらっている。
したがって、これまでは小欄に登場することはほとんどない。
詳細は割愛するが、その管理を今年からKががすることになった。
この地には、かつては「産業道路」と呼ぶ小道を作ったりなどしていたのだが、 こちら→
10年前くらいであろうか、担当の人が変わって、それに伴い耕作のあり方も変わってきた。
イノシシ対策用のトタンや金網が張られ、しかも草刈りの間が開いて雑草が伸びてくる。そして近年は全く草が刈られずススキ(茅)が大きく伸びてきたりしていた。
しかし耕作を頼んでいる身であり、口を挟むことなどは一切せず、に過ごしていた状況である。
それが一転して自分で管理をすることになった。
ということで、
まず最初に、「産業道路」の箇所の草刈を始めたという経緯である。
作業着手前の写真は
作業中の写真は
金網は草が絡まり、支柱は錆びて、外れず一時は途方に暮れる。試案の挙句であるが、鉄パイプで「てこの原理」に思い至り、で窮地を脱した。
作業完了後の写真は
である。
忘備の意を含めて、作業に着いた日と、時間を記せば次になる。
4月17日 2時間
4月18日 3時間
4月20日 1.5時間
4月21日 4.5時間 (Mも参加、2時間)
4月22日 2時間
4月23日 3.5時間
4月24日 2時間 (溝に落ちていたものを引き上げ乾燥させたものを焼く。今作業に関係ないものもある))
延べで、7日、18.5時間に上る結果となった。
作業初日の感想では、腰も少々痛く、作業完遂できるか不安も覚えたが、無理をしないよう心がけ完了できて安堵している。
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2023年4月23日(日) ラベル423 |
お好み焼き |
ネタ切れで、数日前に作った夕食メニューでお茶を濁すことにする。
作ったのはお好み焼き。
これまで、鍋料理は幾度となく小欄に登場したが、お好み焼きを紹介するのは初めてである。
登場頻度が少ないといっても、作らないわけではない。月に1、2度は作っている。
作る理由は、もちろん美味しいこともあるが、手間要らずということも大きな理由である。
準備としては材料を切って混ぜるだけ。調理は食べながら行うので、30分もあれば準備ができる。
忙しいときや、疲れ気味の時にはもってこいのメニューである。
我が家のお好みは焼きは、いわゆる混ぜ焼き。広島に近いのに、広島風のお好み焼きは作ったことがない。
Kが作る時の参考にするレシピは こちら→
豆腐を入れるところがミソである。
ただし、ほかの材料は少し変える。
ムキエビの代わりには豚肉を使い、だし汁の代わりには牛乳を入れる。卵は2ないし3個。
野菜類としてキャベツは必ず入れるが、その他に入れるものは冷蔵庫や冷凍庫にあるもので、これはと思うものを適当に混ぜ込む。冷凍のコーンや冷凍のグリーンピースを入れることも多いし、今回は初めての試みであるが、じゃがいもを1Cm弱のサイコロ状に切って入れてみた。
写真ではホットプレートの右側で海鮮類をバター炒めしているが、これは今回初めての試み。たまたま海鮮類があったなので試したが、普段はほとんど登場しないものである。
通常この程度の小ぶりのお好み焼きを6枚作る。夕食にはK、Mそれぞれ2枚食べ、残りの2枚は翌朝食べることも多い。
K、Mとも後期高齢者であるが、お茶漬けさらさらより、このようなこってり系の食べ物をお美味しいと感じるのは、フレイル予防にも役立つように思え、ありがたいことだと思っている。
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2023年4月22日(土) |
山笑う |
里庭周辺は、今「山笑う」の時節である。
「山笑う」とは、広辞苑第6版によると、「春の芽吹きはじめた華やかな山の形容」とある。
その説明通りの風景が展開されている。
春の季語。
余生とは 歩くことらし 山笑う (清水基吉)
山笑う ふるさとびとの 誰彼に (楠本憲吉)
水底の 石のゆらめき 山笑う (長谷川櫂)
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2023年4月21日(金) |
もう一枚写真があった |
一昨日記載した神岡部品の創立50周年に係る話である。
Mが「ゆっくり見たいので記念誌を見せて」という。階下に持って降りてテーブルの上に置いておいた。
しばらくたってからMが言うに、「もう1枚写真が載っているわよ」とのこと。「どこのところに写っている?」と尋ねると、「創立20周年の記事のところ。ハッピを着て写真に写っている。虫眼鏡で見ると確認できる」と言って虫眼鏡も一緒に示してきた。
虫眼鏡で見ると間違いなくハッピを着て映っていた。
虫眼鏡で見ないと確認できないくらい小さいので、ここでは右に拡大写真を一緒に載せてみた。
1993年のことであるから、神岡部品に転勤後2年目のことで、Kが49歳の時になる。
記念式典で乾杯の音頭を取っているところであろう。
写真の右下には写真の撮影日が同時にプリントされていて、93年5月23日と読める。
日付が分かれば備忘録が検索できる。ひょっとしたら何か書いているかもしれないと昔の備忘録を出して探してみた。
1993年の箇所である。
当時の備忘録は記載漏れが多いが、運よく5月23日の箇所には記載があった。
そのまま転載すると以下の記述になっていた。
5月23日(日)曇
神岡部品の創立20周年記念。金太郎温泉にて。
253名程度の出席。バス6台にて、8:00出発、17:00着。
なかなかゆかい。
金太郎温泉がどこにあるのか思い出せず、今回改めて調べてみると富山県の魚津市であった。バス6台でゆけば、神岡部品からおよそ2時間はかかる場所と思われる。
かなり大々的に祝ったようであるが、残念ながら詳細な記憶が一切ない。
「記念誌に1枚も写真が載らない人が多い中で、2枚も載せてもらって、すごいよ」というのがMの意見である。
全くその通りで、冥途の土産としてこの上ないものを戴いたと思っている。
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2023年4月20日(木) |
長い停電 |
昨日の朝の出来事である。
2階の自室でいつも通りの作業をしていたら停電が起きた。
この地において停電は皆無ではない。年に数回は起きる。
ただ時間は短く、1、2分で回復する。
今回もいつものように長くは続かないだろうと思って待っていたのだが、一向に回復しないのである。
時計を見たら5時20分であった。
外光を入れようとしてカーテンを開けてみる。外はしらみかけてはいるが、まだ明けきってはおらず、外の光で何か作業ができるほど明るくはならない。
致し方なくろうそくでもつけようかと思い立った。
我が家にあってろうそくを灯す装置は仏壇しかない。仏壇から一揃え持ってきてマッチで火をつけた。
手元が少しばかり明るくなるが、かといってこれで作業ができるほど明るくはならない。
しかしながら、雰囲気は面白い。
何をするというわけでもなく、この薄明かりの中で時間を過ごすことにした。
結局電気が回復したのは5時50分頃。
予想外に長い停電であった。
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2023年4月19日(水) |
予期せぬ贈り物 |
朝2階に居るとチャイムが鳴って「宅急便でーす」と言う声がする。今日届く荷物は無いはずと思いつつ、階下に降りて玄関に出ると、「三井金属からの荷物です」との声があった。
不思議そうな顔をしたのであろう、それを見て配達員は「岐阜県の神岡町からです」と20年前まで勤めていた神岡部品という会社の住所を言う。なんで神岡部品が三井金属なのと思いつつも、とにかく荷物を受け取った。
あまり大きくはない紙袋で、中を開けると小さめの冊子と包装紙でくるんだ小さな箱そして案内状らしき書状があった。
まず書状を読んでみる。
中には、先ほどの神岡部品が昨年創立50周年を迎えたこと、そして、それを記念する記念誌を発行したこと、さらには、記念品を同封したことなどが書いてあり、付け加えて、今年の4月1日付けで神岡部品が三井金属ダイガスト株式会社と合併したとの記載があった。
神岡部品が三井金属ダイカストと合併するという話は全く承知していなかったので、かなり驚いたわけであるが、神岡部品の住所で三井金属の名前が記載してある理由は合点した訳である。
記念品はキャップに神岡部品のロゴマークが刻印された小さな魔法瓶。
記念誌は「50年の歩み」とタイトルされた写真や年表で構成される30余ページにわたる立派な記念誌であった。
「あゆみ」をひもとくと、神岡部品工業株式会社は昭和48年(1973年)に設立され、昨年(2022年)創立50周年を迎え、そして今年4月1日付けを持って三井金属ダイガスト株式会社と合併するのだという。
Kはこの間、平成4年(1992年)4月1日から平成13年(2001年)6月30日まで、足掛け10年神岡部品工業株式会社にお世話になった。
神岡町出身以外で三井金属籍を有する者として、神岡部品に勤務した長さを比べれば、おそらく1、2を争うものになろう。
一方、Kにとっては、この神岡部品在籍期間は会社勤めの1/3弱にあたり、人生の重要な位置を占める。
懐かしい、そして思い出の多い会社生活であった。
その懐かしい思いを胸に秘めつつ記念誌の写真部分をめくっていると、Kが写っている写真が1枚見つかった。
脚注に記載される中国使節団との交渉経緯はあまり記憶がないのだが、その横に載っているISO9001取得のことは記憶が鮮明に残っている。
取得したのは1999年で、取得チームのリーダーとして事に当たったので記憶が強い。
横の写真もおそらくその頃であろう。となるとKが55、6歳位の年齢である。
余談ながら、写真の中で右端に写る人が、三井籍のあるもので神岡勤務長さの1、2を争う相手の人。役職は当時取締役粉末冶金製造部長。
右から2番目の人が当時粉末冶金課長で、三井金属ダイカストと合併する前の神岡部品で最後の社長を務めた人である。
ちなみに、それ以前の社長はすべて三井金属からの出向者であったが、この最後の社長は神岡部品で採用された人。
神岡部品採用者が最後の神岡部品社長を務めたことは、誠に喜ばしい出来事であった。
もう一つ余談。
記念誌の最終ページに50周年記念誌実行委員の名簿が載っている。
総数は13名であるが、そのうちの9名の人の風貌は鮮やかに蘇るし、今でも年賀状のやりとりをしている人が複数名いる。
当時のあの若者たちが、今や会社運営の中心人物なのであろう。
さらにもう一つ余談。
写真ではKはネクタイを締めているが、普段もネクタイを占めて仕事をしていたわけではない。
というのは、三井金属に入社し最初に薫陶を受けた上司から、
「学卒といえど、普段ネクタイを占めて現場に出てはいけない。だが一方、来客に会うときは、作業着といえど必ずネクタイは着用すべし。これが来客に対するマナーである。」
と厳しく教えられた。
これを30年以上継続して守ったという、逸話である。
記念誌をめくりつつ、20年以上前の出来事を走馬燈がまわる如く思い出しながら、一時を過ごした。
予期せぬ、望外の贈り物であった。
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2023年4月18日(火) |
今年の桜物語 |
今年里庭で咲いた桜である。
どこそこの桜の名所のように、ソメイヨシノが一斉に咲いてという華やかさはないが、数多くの種類の桜が咲いて、楽しむ期間は長い。
それぞれの桜の満開と思われる時期に写真を撮っておいて、一覧で並べてみた。
最初に満開になった山桜が、3月26日で、最後に満開になった八重桜が4月の26日であるから、満開の期間だけで20日間ある。
満開前後には咲き始めと先終わりの期間があるわけで、そうなるとほぼ一ヶ月間は桜を楽しんだということになろう。
これらの桜の中で4月6日に満開になった八重桜のみが前住者の手によって植えられたもので、それ以外の桜はすべて我々の手によるものである。
20年間の成果である。
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2023年4月17日(月) ラベル417 |
椎茸の植菌 |
椎茸の榾木に植菌をした。
植菌は2年に一度の作業と決めていて、前回は こちら→(21/4/23)
前回も記述しているが、2年に一度のことで要領を忘れていて、思い出しながらの作業になった。
今年の菌もどんこ系の肉の厚いもの。数量は800個。
ただし榾木を作る時には、800個にするか1200個にするか迷っていて、安全を見て榾木になりそうなものをすべて運び込んだが、結局800個にしたもので、準備した榾木が余ってしまった。
余ったものは薪ストーブの薪材として使うことになる。
今年は9時頃から作業を始めて12時まで。一気に作業を取り進めた。
来年の春か、遅くても秋には椎茸がとれ始めるはずである。
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2023年4月16日(日) ラベル416 |
目立てが可能な鋸 |
ずいぶん以前の話だが、鋸の見立てについて記述した。 こちら→(2018/6/29)
当時は大発明をしたような気になって悦に入っていたのだが、続けてみると、思いのほか効果が感じられない。切れ味が回復しないのである。
Mの手鋸もやってみたが、「あまり良くなったとは思われない」と言い、結局新品の鋸を買って使っている。
Kも、この数年は、鋸の目立てはしてない。
ならばどうするかというと、“切れないまま”で使っているという状況である。
(目立ての道具類一式はそのまま残っている)
そんな中、昨年の秋ヒバの木の枝落としを実施した。 こちら→(2022/11/24)
山仕事のプロ、Tさんに来てもらったわけである。
たまたまTさんの手鋸を借りて使うことがあって、枝を切ってみると、ものすごくよく切れる。
Tさんに「目立てをしているか」を尋ねると「そうだ」と答えが返ってきた。
続いてTさんが言うに「普通売っている手鋸には衝撃焼き入れがしてあって、硬すぎて目立てができない。目立てをするならそれ用の鋸を買う必要がある」と宣う。
「その鋸はどこで買うのか」を続けて尋ねると「森林組合で売っている」との話であった。
そして、そのまま日が経って今月の12日である。
椎茸用の榾木づくりを実施した。
榾木ができれば植菌用の駒が要る。
「駒はどこで買うの」となって、「森林組合なら売っている」と考え、 森林組合に植菌用の駒を買いに行った時にTさんの話を思い出した。
その旨を言って尋ねると、あるという。
買い求めてきた。
説明書きに「衝撃焼き入れなし再目立てができます」とある。
価格3150円也。
汎用性の少ない商品と思われるが、価格は思ったほど高くはなかった。
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2023年4月15日(土) |
たけのこ三昧 |
Mの山友達宅から筍が届いた。一昨日のことである。
届いたといっても、ご夫妻で持ってきていただいた。
アク抜きのための下茹で作業が、所用で昨日はできず、今日Mがやっていた。
大振りのたけのこが4本あって小さな鍋ではできない。
簡易かまどを持ち出し、木片などを燃して大鍋で茹でていた。
午前中に茹で上がる。
今日の食事当番はKが昼で夜がM。
昼食時、早速に筍料理と相成った。
Kが昼に作ったのは土佐煮。
レシピは こちら→
新芽の山椒の葉が添えてある。
Mが夜作ったのは筍ご飯と若竹汁。
いずれも絶品の味。
今年初めてのたけのこで、たけのこ三昧の日となった。
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2023年4月14日(金) |
草刈りシーズン到来 |
シーズン到来で草刈りをしたが、実は今日が初でなく第2日目である。
初日は一昨日に実施した。前庭と裏庭を草刈りしたが、写真を撮り忘れて記事にすることができず、致し方なく、第2日目の今日記事として取り上げることにした。
今日草刈した所は「別棟」と呼ぶ場所。
この別棟を早めに草刈りしたには若干わけがあって、それはこの場所に野芝の種が巻いてある。孫と一緒にまいた。
こちら→(2023/2/25)
せっかく種を蒔いたのに、草が伸びて日陰になっては芽も出にくかろう、と早めに刈った次第である。
今日草刈したのは1時間半程度。草刈機の燃料が少なくなったので途中ではあるが中断した。
無理をしないよう、給油してまでは刈らないようにしていての処置である。
今夕から明後日にかけては雨との予報が出ているので、次回刈るのはその先になる。
従前草刈シーズンの到来はゴールデンウィークの頃と思っていた。
これを昨年から少しはやめている。
草刈りを管理する台帳をつけていて、それを確認すると
「4月17日に、前庭と裏庭を、紐の草刈機で、0.5時間ほど刈っている」と読み取れる。
草丈の低い時期から始めれば、体にかかる負担が少なかろうと思って始めた措置である。
これから11月の「秋じまい」が終わるまで、8ヶ月におよぶ長い草刈りシーズンの到来である。
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2023年4月13日(木) |
春はあけぼの |
枕草子ではないが春のあけぼのの写真である。
たまたま前庭に出て空を眺めたら、四反田山の少し上に半月の月が出ていた。
ようよう白くなりゆく山際のもとに展開される風景は色とりどりで、見とれるほどのもの。
ついつい手元のスマホで一枚写真に撮った。
写真の撮影時刻で確認すると朝の5時41分となっている。
一年の中で、里山が映える屈指の景色の一つであろう。
今日はこの景色を眺めに友人夫妻が来訪される予定になっていて、Mは団子でもてなそうとして、昨日から試作を作ってその出来栄えを試している。
来客をもてなすには、これ以上ない好天になりそうな気配のする朝であった。
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2023年4月12日(水) |
椎茸用 榾木つくり |
椎茸用榾木作りの最終段階である。
昨年の秋原木を切り倒し、そして3月に枝整理を行った こちら→(2023/3/12)
作業の最終部になる。
場所は「再生雑地」の土手で柏の木が1本、そして「義衛台」の一角にある「石積み」と呼ぶ小山の上でミズナラの木が2本である。
作業は2日にわたって、昨日が再生雑地の柏の木、そして今日が義衛台のミズナラである。
特に昨日作業した柏の木は、先日溝揚げをした溝の上に横たわっていて、切断した榾木が水に落ちて濡れないように切り落とすのが難題であった。
榾木にあてる部分は長さを90Cmと定めていて、どこでもと適当に切るわけにはいかない。
1回切って処置し、次はどこを切ればよいかと思案して事に当たるという状況であった。
パズルを解くような面白さがないでもない。
なんとか無事に、ほとんど濡らすことなく切断することができた。
できた榾木は裏庭まで運ぶ。
要した時間は、2日とも、ほぼ2時間弱であった。
原木を倒したときは、これで足りるかかなと少々不安を覚えたが、作り終えてみると充分な本数を取ることができた。
次の工程は植菌になる。
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2023年4月11日(火) |
対猪用 電柵修理 |
3月7日に母屋周辺の対イノシシ電柵修理の記事を掲載した。
こちら→(2023/3/7)
その後の経過をここに取りまとめて一括掲載することにする。
必要資材に一部不足が生じ、それらの調達期間があって作業に少し間があいたが、その後作業を再開したのは、3月24日以降である。
以後作業した日、作業の場所、及び要した時間を羅列してみる。
3月24日 欅台から元竹まで 1.5時間
3月29日 義衛台周辺 2時間
3月30日 義衛台から町道まで 2時間
4月2日 大傾斜 道沿い 1.5時間
4月9日 再生雑地 土手 2時間
4月10日 再生雑地奥側 2.5時間
これまでは古い資材の再利用を考えてきたが、今年からは新しい資材の導入も試み装置の長持ちを図っていくことにした。今回は旧取材と新資材の交換などもあって、予想より時間がかかるという結果になったところもある。
最近 折々言うように、 就活の一部でもある 。
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2023年4月10日(月) label410 |
マルバアオイ(?)の移植 |
作業予定の中に1年以上載っていた項目であるが、今日やっと実施することができた。
ずいぶん前のことであるが、我が裏山の少し奥深いところに行って見つけた幼木である。普段あまり見かけない丸い形状の葉で、なんという木なのだろうと帰宅して調べたら「マルバアオイ」とあった(とずっと思っていた)。
その木の移植作業を実行したわけである。
予想したより簡単に掘り起こせだが、ひげ根があまりついていない。このまま移植したら根付かないとも思われ、持ち帰って枝の先端を落として移植することにした。
植え付ける場所は事前に検討していて、桜台の下段で二合庵からあまり遠く無い所に植えることにした。
支柱や水を用意し、道具一式を揃えて現地に向かう。
植え付けはこれまで何度も行なっていて慣れている。30分程度で終了した。
幼木を掘り起こすところから、植え付け完了までのすべての時間は、2時間余りであった。
かなり大変な作業になると勝手に予想していて、手がなかなかつかなかったのであるが、やって見ると思いのほか簡単に作業が終わり、ちょっと拍子抜けの気がしている。
補足;この間、移植した木の名前は「マルバアオイ」と思い込んでいたのであるが、今回小欄掲載にあたり調べ直してみると、「マルバアオイ」で検索すれば、違う植物が表示される。
今回移植した木の正式名は今のところ分かっていない。
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2023年4月9日(日) |
再生雑地の溝上げ |
毎年春先に一度行う作業である。再生雑地と呼ぶ場所の溝上げ。
秋から冬にかけて、落ち葉や枯れ草が溝の中にたまり、水の水位が上がるので、溝さらいをして水位を下げる作業である。
特に溝の下流域のすぐ真上に柏の木で大きなものが一本あって、その落ち葉が溝を埋めつくす状態になっていた。
昨年の秋、この落ち葉対策が主目的ではないのだが、椎茸の榾木を作る必要があってこの木を倒すことになった。
したがって柏の木の落ち葉の溝上げは今回が最後の作業になる。
およそ1時間の作業であったが、この間に溝の水位は15Cm近く下がった。明日の朝確認すればもう少し水位は下がっているであろう。
掻き上げた草や葉は、乾燥させて後日焼くことになる。
2、3日寒い日が続いたが、再び暖かさが戻った早春の日の夕方の作業であった。
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2023年4月8日(土) ラベル408 |
野菜作りに挑戦 |
今年からKも野菜作りに挑戦してみようかかと思い始めている。
もともと、我が家の野菜つくりはMの専売特許である。
これでいっこうに差し支えは無いのだが、もし万一Mに先立たれた時は問題がある。
この時のために、少しずつ技術を習得しておこうかと思い始めたわけでである。
一人暮らしの訓練の こちら→(2022/4/4)
K版である。
最初に取り組もうと考えている野菜がレタス。
理由は、
Mが“ちしゃ菜”は作るがレタスは作っていないこと。
Kが一度作った経験があること。 こちら→
畑にあれば誠に重宝な野菜であること。
の三つである
もちろん種を撒いて作るつもりであるが、丁度そんな折、先日老人会で花見に行った時ある店に寄ったらレタスの苗を売っていた。 これなら早く収穫できると、4個ほど苗を買ってきた。今日その前を植えたわけである。
Mに肥料の手ほどきを受けて実施。あとの作業は前回のレタス植えの経験を思い出しながら実施した。
種まきの方法もただいま進行中。
データがまとまれば小欄に掲載の予定である。
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2023年4月7日(金) |
老眼鏡 応急修理 |
1週間ばかり前のことである。
朝起きて、いつも通り机に向かい、いつも通り老眼鏡をはめると、耳に当たる力具合がなんとなく弱い。取り外して、弱い方の右の支えに手をやると、支えの中程で折れてその端がポロリと落ちた。
前日まで全く異常を感じなかったので、かなりびっくりした。
折れる原因に思いを巡らすが、全く思いつかない。
唯一思い当たるのは昨年秋に起きた紛失事件である。 こちら→(2022/10/14) このときは踏みつけた可能性があって、フレームが少し変形したので、この時ヒビが入った可能性はある。
それにしても随分昔のことで、これが原因と断定するのは甚だ難しい。
原因はともかく、折れた眼鏡を顔に当ててみると全く固定できない。
これでは使いようにならないわけで、なんとか応急修理してでも使うしかないと、思考の方向を変えることにした。
添え木を当てるしか手はない。
何か適当な添え木はないか、と頭を巡らしているときに思い出したことがある。
ずいぶん昔、やはり老眼鏡を修理したとき、不要になったメガネの支えを保管しておいたような記憶がある。
保管するならここと思われるトレーを探したら、果たして、小さな紙包みが出てきた。
開けると、中には支えの部分が保管してあった。
今回折れたメガネに当ててみると、少し角度は違うがなんとか使えそう。
曲げて、角度を調整して、セロテープで2箇所を縛って固定した。
使ってみるとまったく問題はない。
重なる部分が長いので、強度も充分ある。
見栄えを気にしないで当分この状態で使うことにした。
応急修理ではなく、永久修理になってしまった。
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2023年4月6日(木) Ravel406 |
代替ウィスキー その2 |
代替ウイスキー、前回の続きである。
こちら→(2023/3/23)
氷水にコーヒーを少し混ぜたもので代用したのであるが、色は良い。しかし、味や匂いは全くない。
何か工夫の余地は無いものかと思い始めた。
ネットを調べて面白い記事に出くわした。 こちら→
ウィスキー用の樽をチップにした木片を使って、ウォッカをウィスキーに変身させるという内容である。
ウォッカのかわりに水で試すことにした。
問題は同じチップが手に入るか、アマゾンを調べると同じ品物が見つかった。
購入手配をして実験開始である。
2日目頃であったか、少し舐めてみると、舌に突き刺さるような感じが残る。困ったなと思いつつもそのまま放置していて、今日舐めてみると、味がまろやかになり突き刺さる感じは消えていた。
琥珀色が付いてはいるが本物のウィスキーに比べると少し薄い。コーヒーを少し混ぜてウィスキーの色に近づけた。 氷を入れて飲んでみると、少し樽の匂いもするような気がして、しかもなんとなく微妙な味もついていて、単なるコーヒー水を飲んでいるのに比べるとかなり違う。
「美味しい」と感じる程である。
改良の余地がまだあるか、も少し検討して見るつもりであるが、かなり完成品に近いと思ってはいる。
休肝日が過ごしやすくなると思われる。
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2023年4月5日(水) |
老人会で花見(葉桜見) |
老人会で花見に行ってきた。
報道されているように今年の桜は開花が早く、当地も例外ではない。普段より1、2週間は早いと思われる。
この花見、場所は町内にある景勝地で「断魚渓」という場所を設定したのであるが、最初に計画したときは4月12日を予定日とした。
ところが開花が早そうと予測されたので途中で、計画を1週間前倒して4月5日に変更したのである。
変更時、咲き具合から見ると2週間早めたいところであったがそうなると開催日が3月になる。
令和5年度の行事を3月にするわけにもいかず、結局今日になったという経緯がある。
もう一つ懸念事項があった。それは天候。
1週間前から週間天気予報をチェックしたのであるが、4月4日までは”晴れ”の予報になっているのに対し5日からは”曇りのち雨”の予報が出る。
その後継続して5日のチェックしていたら、その間に2日間ほど“終日曇り”と予報が変わったことがあった。ありがたいと思っていたら、また昨日からは“曇りのち雨”の予報である。
それでも、雨が降り始めるのは午後らしい。
そういう条件の中で今朝を迎えた。
軽乗用車4台に分乗して旅の始まりである。
スタートしたときはまだ雨が降っていなかったが、車を走らせ始めて間もなくフロントガラスに雨が当たるようになってきた。
最終花見場所に行くまでに、二か所ほど、小さな花見場所を経由して行くことにしたのだが、その小さな花見場所ではすでに傘をさす人も出るほどである。
最終の花見場所「断魚渓」に着いた。
も少し残っているかと期待をしていたが、花はほとんど散っていた。
しかも雨は降り続く。
屋外で昼食をするには雨が強い。昼食はどうやって食べるか思案していたら、役員の一人が近くに建物があって、ドアが開いて中に入れると言っている。
それは公共の施設。
レストランか何かを目的にして建てたものと思われるが、今は無人。電気は点かなかった。
ただし埃は被っているが、テーブルと椅子がある。
掃いて、拭いて、並べ直して、これで食事をすることにした。
元の計画では食事の後ゲートボールをすることにしていたが、雨は降り続く。予定を切り上げて帰宅することにした。八色石集落に着いたのは午後1時前。
なんとなく、不完全燃焼気味の花見になってしまった。
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2023年4月4日(火) ラベル404 |
イノシシ用、トタン壁修理 |
イノシシ用トタン壁を修理した。
3月31日、4月1日、そして今日の3日掛かりである。
昨年は事情があって7月に実施している。 こちら→(2022/7/17)
今年も昨年の考えを踏襲して、孟宗竹の杭は使わない。かといって鉄杭の予備はないので新たに買い求めてきた。
例年は大方一日で作業を終えているのに、今年は3日もかかった。一日あたりの作業時間は1時間半から2時間程度である。
無理はしまいと思ってやっていたら、そんなことになってしまった。
年には争えぬ。
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2023年4月3日(月) ラベル403 |
春祭り |
毎年4月3日は曜日に関係なく集落の春祭りである。
年々歳々大きく変わることなく取り進められる。
444段ある階段を、掃除をしながら境内まで登る。境内まで登る人の数はだんだん減ってきて、今年は16、7名であったと思われる。
Kより1ヶ月誕生日の早い方も登られて、Kは上から数えて2番目の年長者であった。
祠の後ろの大岩にかけるしめ縄は2020年から参詣者みなで取り替えるように変えられていて、
こちら→(2020/4/3)
今年も皆で交換することになった。
その後は祠に入って神主さんによる祝詞奏上などとなる。
あとはお神酒をいただいて散会という次第であるが、
今年は珍事があった。
しめ縄を交換する前のことで、参詣者が三々五々境内に到着しつつあるときのことである。
後から登ってきた若者がTさんに向かって「すぐ下にハミが居た」と報告する。ハミは当地の方言でマムシのこと。
「場所はどこだ?」とTさんが聞き返すと、30M前後下ったとこらしい。「行ってみよう」と言ってTさんと若者が一緒に降りていった。
ほどなくして戻ったTさんの右手には、首元を指で締め付けられたハミがぶら下がっていた。
猛毒を持つこのハミに噛まれないよう捕獲するのは首元を挟むのが要諦という。
「写真を撮らせて」と言って撮っていたら、後方で「Tさんの顔も一緒に取らなければ」と声がかかったので姿全体も撮らさせてもらった。
Tさんはこのハミを生きたまま持ち帰って、“ハミ焼酎”を作るのである。
このTさんであるが、何せすごい人である。
営林署に勤務した経験があり、今は老人会長。(Kが副会長で会計兼務)
基本的には八色石集落に進み続けた人で、八色石の歴史、農業のこと、山のことなど、分からないことがあってTさんに尋ねると、およそ答えが戻ってくる。八色石の生き字引である。
今日、大岩にかけたしめ縄もこのTさんが一人で綯って作ったもの。しめ縄の材料になる稲わらも、通常のわらより背が高く専用のものを栽培している。
と、
普段とは少し異なる春祭りを体験して帰宅したという経緯である。
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2023年4月2日(日) |
物見遊山 |
久しぶりにMと一緒物見遊山に出かけた。
桜と雛人形見物である。
場所は邑南町の中であるが、合併前は石見町日貫という場所。
位置的には、我々が住む八色石は邑南町にあっては最東端になるが、この日貫は最西端に位置する。
桜の方はかなり山奥であった。
Mが運転したのであるが、人家のないところをしばらく走って後の先に小さな集落がある。聞けば標高400Mという。
民家の前に樹齢350年というしだれ桜が咲いていた。
天気が良くしかも日曜日のこともあって見物客も2、30人はいる。
地元の人が手打ちそばの店を出していて、その手打ちそばを食べて帰ることになった。
桜の方は、樹形は立派であるが花色が少し地味。
周辺に大きな山桜があって、その色が鮮やかで、少し負けて見えた。
雛人形の方は山を下って町の中である。
川沿いにかなり立派な桜並木があって、その奥に茅葺の大きな家があり、その中で開かれていた。
元は庄屋の家屋で、今は町が譲り受けているという。
たまたま地元に住む知人が来ていて、この茅葺屋根はおよそ3年前に葺き直したというが、1000万円近く要したと語っていた。
雛人形はこの庄屋に伝わるものが中心なのであろうが、江戸時代や明治時代の古いものもが展示されていて、立派なものが多かった。
久しぶりの物見遊山で、少々疲れ気味である。
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2023年4月1日(土) ラベル401 |
ジャガイモの種植え |
我が家の菜園事業は100%Mがする。
ただその中にあって、手伝いを頼まれるものが僅かにある。
植え付けにおいて、ジャガイモと玉ねぎ、そして収穫においてジャガイモと里芋である。
今日そのわずかな作業の一つ、ジャガイモの種植えを手伝った。
植えた種芋の数は、三種類の各30個で合計90個である。
Kの担当作業は溝堀り。その溝にMが種芋を置いてゆく。
次にKが行うのが、種芋の間に牛糞を入れる。するとMが粒状の化学肥料を散布する。
最後にKが、その上に土を被せて種芋を覆う、という段取りである。
以前は耕運機で畑をを耕す作業はKが行ってのであるが、昨今はMが自分で行うようになって、
こちら→(2022/4/4)
今回も耕運作業はMが自分で実施した。
老後の、一人生き残り作戦である。
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