(写真をクリックすると、大きな写真が表示されます)

Kの散歩帖
2023年3月31日(金)
タムシバ咲く その2
一昨日記載した「タムシバ咲く」の続編である。

Mが「移植したもう一本のタムシバにも花が咲いているよ」と教えてくれる。
行ってみると確かに2輪咲いていた。


一昨日記載したタムシバの木の数メートル上手に移植した木である。記憶では一本目のタムシバより3、4年後に移植したはずである。

これまで花をつける一本目のタムシバばかりに目が行って、この二本目には注目していなかった。
一本目の木も、一度花をつけ始めると、その翌年以降次第に数を増やした経緯があるので、この二本目も来年以降数を増やすであろう。
楽しみである。

ついでの話になるが、実はもう一本タムシバがある。
写真右の中で、真ん中に黄色で囲んだ小さな木もタムシバである。

一本目の木と一緒に移植した。
一本目より小さな苗木であったが、運よく根付いてくれたのでそのまま保存している。
一本目は、その後高さが2倍近くは伸びて花を付けるようになったが、この小さな苗木はその後一向に大きくならない。盆栽のように大きくならないのである。

周辺の草が伸びると埋もれて見えなくなるほどの高さで、草刈り時は注意をしないと一緒に刈ってしまう。
注意を払いつつ、いつも残すように気をつけている。
そういう意味では二本目より気を遣った木であるかもしれない。

今後は、3本とも同じように注意を払っていこうと思っている。



2023年3月30日(木)
中庸な視点
今日の読売、「思潮」である。
論壇雑誌の中から、あるテーマに沿った主要な論文を拾いあげて紹介する記事である。

普段読み通すことはほとんどなく、読み飛ばす記事であるが、「中庸な視点」という文字に目が留まり読み進めることになった。

普段Kがなんとなく思ひ考えていることに同調する文意で、特に後半部は“我が意を得たり”という内容になっていて、記事を切り抜く気になった。


「政治的に極端なイデオロギー的立場をとる人ほど、自らにとって望ましい結論に達するように、選択的に情報を獲得したり、解釈したり」 という箇所は普段よく目にする光景で、それを避け、まっとうな「民主主義を守るためにはほどほどに、一歩引いた視点で物事を見る」 ことが必要、という論旨はまことにその通りと思うわけである。

この「ほどほどに一歩引いた視点で物事を見る、またときには少し俯瞰的に自らの政治的立場を見つめ直す」、という態度を、この記者は「中庸な視点」と称しているわけで、まことにその通りだと納得したわけであった。



2023年3月29日(水)
タムシバ咲く
移住してほどなく植えたタムシバが咲いた。
場所は「二合庵」のすぐ上である。


2メートル程度の幼木を裏山から抜いてきて移植したものであるが、初めて一輪の花をつけたのが2019年であった。
 こちら→(2019/4/15)
少しずつ咲く数を増やしていて、今年数えてみたらざっと100輪あった。

少し話がずれるが、周辺の山のタムシバは2、3日前が盛りで(写真、右)、今日確認したら少し散った形跡が見える。
周辺の山に比べ、我が家のタムシバがなぜ遅れて咲いたのか、その訳はよくわからない。

ただいずれにしても、今年は咲く時期が早い。
例年は、集落の祭りである4月3日頃咲くのが通例で、集落の人も「今年は咲くのが早い」と口を揃えて言っている。

ソメイヨシノは咲き始めていて、そしてタムシバは咲いた。
里庭もいよいよ春本番である。



2023年3月28日(火)
枝焼き
久しぶりに枝焼きをした。

作業中に、昨年3月に処理した記憶のある枝が出てきたので、前回枝焼きしたのはそれ以前のこととある程度わかっていたが、家に戻って確認してみると、前回実施したのは2021年の10月のことのようである。
 こちら→(2021/10/22)

この間に発生した大物の処分枝は、例えば
 こちら→(2021/11/7)
 こちら→(2022/12/1)
そして直近では
 こちら→(2023/3/12)
などがある。

6時過ぎから作業を開始した。風は無く、霜が降っている。
霜が乾かぬうちは、万一火の粉が飛んでも着火する恐れはない。この間に大きくもやし、大きな火種を作るのが枝焼き技術の要諦である。


量が多いので午前中では終わらないと覚悟して作業を始めたが、思いのほか順調に進んで、午前中のうちにほぼ燃し終えた。

監視の目が必要で、少なくとも一人はその場に居なければならない。そのため朝食も昼食もMが用意して持ってきて、火のそばで取ることになった。
枝焼きは結構ハードな作業であるが、一方こういう楽しみもある。



2023年3月27日(月)  
ジャッキ更新
時には他の用途に使うこともないではないが、主として車のタイヤ交換の時使うジャッキである。
前の住人が残していたもの。

昨年の秋、夏用タイヤから冬用タイヤに交換しようとするときに異常が発生した。
2本目までは何事もなく交換し、3本目の時に、なんとなく上がりが悪いなと思いつつも、なんとか交換し終えた。
そして4本目のときである。
車体が少し上がってもすぐに降りるという現象がではじめた。何度やっても同じ結果になる。
致し方なく車に付属しているジャッキを取り出して、なんとか交換をし終えた。
冬の間には修理をしておこうと思いつつ、そのまま保管していて、その後すっかり修理のことを失念していた。

10日くらい前であったろうか、そろそろ夏用タイヤに交換しなければと思い始めた時にジャッキが故障していることを思い出した。
車で行けば10分あまりのところに、農機具など修理してもらえる農協系の事務所がある。
慌てて持ち込んだ。
修理担当の職人がいて、見てもらうと、「ここでは修理できない。メーカーに送る必要がある」との答えである。
「それでもいいから」と頼み込んだが、ホームセンターなどで買い換えた方が良いと言って対応を渋る感じである。
致し方なくそのまま持ち帰った。

ホームセンターに行くのもよいが、アマゾンにあれば簡単である。アマゾンを探すとちゃんとあった。
しかも安い。揚力が2tなら6000円から7000円、3tなら8000円強である。
新規で買えば2、3万円はするものと思い込んでいたので、その概念から考えるとすこぶる安い。
修理の職人が買い換えたが良い、と勧める理由がわかった気がした。

どうせ買うなら大きいものを、と揚力3tの品を発注した。
その品が3日前に到着した。
使いかたを確認すると以前のものと基本的には同じであるが、下げるときの操作が若干異なる。


今日、更新したジャッキを使ってタイヤ交換をした。問題は全くない。
そして軽く動く。前のものに比べて柄の長さが半分以下であるに関わらず、あげるときの力はあまりいらない。前のものは両手で押し上げていたが、今回のものは左手のみでも楽に上がる。

修理をせず更新してよかった、と思っているところである。

補足;昨秋タイヤの交換時思ったことがある。
車体が下がるのがまだタイヤを外す前でよかったと言うこと。もしタイヤを外した時に下がり始めたら大変である。しかし起こりえない話ではない。
その時の反省を踏まえて今回から、ジャッキで車体を持ち上げてのちタイヤを外す前に、車に付属している別のジャッキを車体の下に挟むようにした。



2023年3月26日(日)
植木の雪害修復
雪で被害を受けた植木の修復作業をした。
三ツ又と彼岸桜の木である。
三ツ又は横庭の一角に、彼岸桜は納屋の裏に、それぞれ生えている。


三ツ又は雪の重みで枝の付け根が割れて枝が下に垂れ下がってしまったもの。彼岸桜は雪の重みで木全体が傾いてしまったものの、二つの木である。

三ツ又は垂れた枝をそれぞれ紐で上に引っ張り上げたいのだが、紐を固定する支えがない。新たに支柱を一本添え木のように立て、それに紐で引っ張って固定することにした。

彼岸桜は木全体をウィンチで引っ張って起こしたいのであるが、ウィンチを固定するものが何もない。
かなり思案して思いついたのが鉄製の三脚である。
三脚の根本を土中に埋め込み、三脚の1本の根元に近いところにウィンチを固定することにした。

作業に要した時間は、それぞれ1時間余。
いずれも初めての経験であったが、ほぼ狙い通りの結果を得ることができた。



2023年3月25日(土) ラベル325
腐葉土製作場 再整備
「二の畑」の一角に腐葉土製作場がある。

ただ今のものは二代目で、5年前に製作した。 こちら→(2017/11/8)
材料にした杉の丸太が腐食して、これまでも何度か小修理は重ねたが、昨年の秋くらいからもはや修理不能の状態であった。

Mから「早く作り直して」の要請は受けていたのだが、その製作方法を思い付かず、のびのびになっていたものである。

と言うのも、
これまでは周辺整備において、できるだけあるものを使ってお金を使わず、しかもきれいにというのが基本的な考えであった。
ところがここにきて、その考え方を変えつつある。
それは、
少々お金はかかっても、寿命の長いもの、できれば今回が最後の製作になるようなものを作ろうと思い始めている。
一種の終活である。

と言う次第で、いろいろ思案したがよい案が浮かばない。
もはや引き伸ばせない時期が来たと考えて、トタン板でも使うかと覚悟を決めた。
それを前提に、何か使えるものがあるやも知れず、別棟の中を探してみようと考えて別棟に向かった。
1週間ほど前のことである。

その時偶然に目に入ったものがある。
別棟の脇の平地に山になっているスレート板である。全住者が残したもので、20年余草刈りの邪魔になると思いつつも処分できずにそのまま放置されていた。近づいて確認するとなんとか使えそう。
Mを呼んで、上からめくり、使えそうなものを運搬車で運び入れた。


ここまでくると話は早い。
スレート版を保持する支柱は買い求めることにした。
一昨日、図書館に行くついでに寄り道をしてホームセンターで買い求めた。太さ13ミリ、長さ1350ミリの鉄筋。
出かける前に、手元にある鉄筋を現地で打ちこんでみて埋る長さを確認し、最低必要な鉄筋の長さを求めたのちに出向いた次第である。

そして今日本番の作業をした。
古い丸太を撤去するのにほぼ1時間。整地して、スレートを立て、杭で固定するのに約2時間。
思ったよりは短い時間で完了できた。

今回はMの要望を入れて中に仕切りが入れてある。
片方は新しい落ち葉などを入れて腐葉土を作成する場所、もう一方はほぼ出来上がった腐葉土を掘り起こして畑などに散布する場所である。
これまでは一箇所であったので、新しい葉っぱを掻き分け下にできた腐葉土を堀り起こす、という不便を解消するためである。

スレートの寿命を調べてみると、屋根の場合で25年から30年とある。小修理は別として、おそらくKが生きているうちに、再度作り直すことはないのではないかと思っている。



2023年3月24日(金)
レンギョウ
レンギョウが満開である。
例年は3月末に満開になると記憶するのだが、今年は特別早く満開になったような気がする。

レンギョウに関して唯一鮮明な記憶があるのは、当地に越して間もない時期の3月末に神岡に車で旅行に出かけたことがあって、その神岡からの帰りに車で我が家に到着したら、鮮やかにレンギョウが咲いていて、無事の帰宅を喜んで迎えてくれている気がしたのを覚えている。


このレンギョウは前住者が植えたものであるが、2ヶ所にあって、一つは母屋のすぐ近くで石垣の上に植わっていて、もう一つは母屋から少し上手の町道沿いの道際に生えている。

我が家にあっては他の植木ほど厚遇されない。
厚遇どころかむしろ冷遇されているといってもよい。
手入れはほとんどされず、伸びて電柵に当たれば、舌打ちをされつつ即座に切りはらわれ、伸び過ぎればチェンソーなどで上部をバッサリ切り取られたりする。

特に母屋近くのものは、我々が住み始めた頃には既に大きな株で、それがさらに大きくなり石垣を壊すのではないかと心配して、10年くらい前であったか、一度は根絶を計画したものである。
根元近くで全ての枝(幹)をきり払い、灯油(除草剤代わり)をかけて、根絶やしする計画であった。
今咲いているものは、その時に完全に枯れず、生き残ったものが咲いているという状態である。

このように冷遇されているにも関わらず、時期がくれば命をつなごうと懸命に黄色い花を咲かせる。
健気なものである。

もう少し丁寧に扱うか、と反省をこめて、今回の小欄記事を書く気になった。



2023年3月23日(木) ラベル323
代替ウィスキー
直近の定期検診で、γ-GTPが100を超えたので、休肝日を再設定しようかと思い始めている。
 こちら→(2023/3/16)
休肝日の内容は以前と同様である。 こちら→(2020/12/21)

原則水曜日を休肝日として定めるという内容。
となると、昨日が水曜日なのであるが、老人会の総会が開かれ、この時の昼食会で缶ビールが出た。飲むのを若干躊躇はしたが、誘惑に負けて飲んでしまった。
従って昨日の代わりに、今日を休肝日として過ごす事にした次第である。

昼食はノンアルコールビールで対応した。
そして夕方になると大相撲が始まっていて、5時を過ぎた頃からウイスキーが飲たくなる。かといって飲むわけにはいかないので水に氷を入れて飲んで我慢していた。

そんなときにふと思い出したことがある。
前回休肝日を設定したとき、何かコーヒーで代用したような記憶が蘇えってきた。
「どうしたのだっけ?」と思って探してみると出てきた。 こちら→(2021/2/10)
氷水にコーヒーを少し混ぜるという方法である。

ブラックコーヒーは常時冷蔵庫に保管しているので  こちら→(2021/9/17)
すぐに試してみた。


単に氷水を飲んでいるのに比べかなり雰囲気が出る。
まことに具合が良い。



2023年3月22日(水)
老人会総会
一昨日の記事で こちら→(2023/3/20)
資料作りを作成した、集落の老人会の総会を開催した。

総会の段取りは、最初に総会を行ない、その後軽スポーツを行ってのち昼食会という予定である。
ただいま会員総数は26名であるが、施設に入所されている方があったり、都合で参加できない人もあったりで、結局出席総数は遅れて参加した人も含めて12名であった。


最初に総会。
当初予定では進行は会長とK、もう一人男性の3人で行う予定であったが、そのもう一人の男性というのが先日の説明で触れた若手3名のうちの一人で、別の役が公民館長の職にある人である。
その人が公民館の仕事が入ったので総会は遅れて出席ということになり、結局総会の進行は、会長が議長でKが説明係という二人のみで進めることになった。
それでも、無事に終了。

次が軽スポーツの予定であるが、諸般あって昼食会が先行した。
弁当の取り寄せ先は「銭宝キッチン」。
八色石集落が属する自治会の、配食サービスを行っている女性グループの名称である。
彩りも含め滋味豊かな、美味しい弁当であった。
(コロナ禍後初めての昼食会。これまでは弁当持ち帰りであった)

最後が軽スポーツ大会。
グランドゴルフとボール乗せ競技の2種目を行った。

午前10時前から始まって終わったのが午後の2時過ぎ。
ほぼ一日をつぶすことになったが、それでも、温かみの残る総会行事であったと振り返っている。



2023年3月21日(火)
再生 その後7
2015年に欅の枝を落としたのだが、その後その枝の復活ぶりを「再生」と称して記録にとどめてきた。
シリーズ企画である。
その第1回が こちら→((2016/5/19)
最直近の報告が こちら→(2021/3/30)

今回撮影したものが次である。


最直近にとった時期から2年経過しているのであり、大きくなっていると予想されるが、写真からはその成長ぶりを確認する術はなかった。

そこで思いついたのが、遊び半分ではあるのだが、前回と今回の写真を並べてみることである。
撮影位置は、全く同じではないが、ほぼ似ていると思われ2枚の写真を並べれば、違いが分かるかもと思ったわけである。


左側今年、右が2年前である。
枝を落とした時に残った幹の高さが同じになるように、片方の写真を伸縮して合わせ、その上にある成長した枝の高さを比べてみた。

間違いなく大きくなっているように思われる。
ただ定量的な測定は難しい。
まあざっと目視で、1m余り成長したと思われる。

前回から今回までは、間が空きすぎた、これからはもう少し頻度をあげて撮ってみたいとは思っている。



2023年3月20日(月) Ravel320
老人会総会 資料作り
集落の老人会の話である。
毎年3月には年度末の通常総会を開いていて、今年もその時期になってきた。

役員会を開いて日程を決めたり、総会の資料作りの話をしたりするのであるが、これまでは資料作りは大方2名で担っていた。
F氏とKである。

Kは老人会の会計係をしているので、会計絡みの資料、すなわち会計報告と来年度の会計予算案の資料を作成し、残りの資料、すなわち表紙とか事業報告とかはF氏がすべて担当していた。

ところが、そのF氏が昨年の8月に不慮の事故で急逝された。F氏はKより3歳若い。

F氏を欠いては会の運営が成り立たないので、頼み込んで若手(といってもすべて70歳代。Mもその中の1人)に入会を願ったのであるが、経緯がわからないのでこれら3名の方に資料作りを頼むわけにもいかない。
やむを得ずKが一人で全ての総会資料を作成することになった。

下書きを作り、先日役員会を開いて加筆訂正を願ってのち、総会用の正式版を作成した。


総会は22日に予定していて、今日、印刷製本をして総会に備えたという経緯である。


以下はこの資料作りにおいての余話。
もっとも困ったのが事業報告である。
この事業報告は何月何日に何をしたというように、日付入りの報告形式を採用している。したがって、ある程度の正確さが必要になる。
F氏が急性されて後は、この日のくることをある程度予想して、若干のメモをつけていたが、それ以前については記録が何もない。

助けてくれたのがKの「備忘録」であった。
 こちら→(2018/11/19)

その後も、改良を施しつつ、継続してExcelで作成している。
これを手書きで作成していたら、用件を探し出すのにいちいち読み返して行く必要がある。
ところがExcelなので、「老人会」とか「グランドゴルフ」とかの単語を入力して検索をかければ、即座にその日にたどり着くことができる。

お陰で、容易に資料作成ができたと、自我自賛している。



2023年3月19日(日)
庄野潤三 夕べの雲 その後
随分以前のことになるが、庄野潤三の「夕べの雲」について触れたことがある。
 こちら→(2022/6/1)
町の図書館に頼んで入手したもので、借りた先は県立図書館になっている。他館から借りたものゆえ、特に返却納期は守らなければならないと考え、1/3程度であろうか、読み終えたところで返却をした。

読後感は悪くなかった。
続きを読んでみたいと思うようになる。今度は自分で購入して読んでみようと思い始めた。
どうせ読むなら文庫本でなく単行本で読みたい。アマゾンを中心にあちこち探したが、単行本で入手先を見つけることができなかった。
致し方なく文庫本で手配することにする。こちらならアマゾンで購入できる。
今回改めて調べてみると11月7日にその文庫本が届いていた。


物語の展開は単純なので、間を置いて読んでも前後の成り行きに迷うことはない。文庫本を机の端に置いておいて、気が向いた時に読み進めるという形で読み続け、結局1ヶ月前くらいであろうか読み終えた。
およそ3ヶ月かけて読み終えた形である。
読み終えての感想は、「何か穏やかで優しい人柄の人にであった」様な印象で、「静かに生きることはそれほど優しい事ではない」とも言っているような気がしたのであった。

文庫本の巻末に助川徳是という人が作家案内として庄野潤三のことを紹介していて、その文章の最後に次の言葉が載っていた。そのまま載せてみる。

『平凡で、目立たないものを、深い心を持って見つめ続ける。そういう長い 持続の果てに 庄野がいつか悠々として、生の高貴な果実ともいうべき数多くの名作を残して来たことを思うと、それはそれ自身、喧噪に満ちた戦後文学への静かな一つの 批評のように思える。
なお 「庄野潤三全集」全十巻が講談社から出版されている。』

という経緯を受けて、
「庄野潤三全集」をアマゾンで探すと中古本で販売していた。
とりあえず第一巻を手配してみる。

それが10日ほど前に届いた。送料込めて710円なり。
この 全集は、どうも、 創作順に作品が並べてあるらしく、第一巻の一番最初は処女作の「愛撫」という作品が載っていた。まだ正式には読んでいないが、パラパラとめくってみると、1ページの中に全く改行のないページが存在していた。このように切れ目のない長い文体に出会うのは初めての経験である。

庄野氏の創作群の中で、この「愛撫」という小説も評価の高いものらしい。
急ぐ必要はないので、今度も間を置きながら、ゆっくり読んでみようかと思っている。



2023年3月18日(土)
梅が満開
桜などに比べ花期が長いので判断しにくいのであるが、我が家の梅が今満開の時期と思われる。


前の住人が植えておいてくれたもので、我々が越してきた時にはすでにかなり大きくなっていたので、樹齢は相当数あるものと思われる。少なくとも40ないし50年はあろう。
本来なら肥料でも施せばよいのであるが、それもせず、放りっぱなしであるのにかかわらず、 毎年結構な数の花をつけてくれる。

例年いつ頃咲くのだろうと、昨年の事例を調べてみたら、昨年は別の梅の木を取り上げていて載せていない。
ただし、一昨年は載せていた。
 こちら→(2021/3/19)
今年とほぼ同じ時期である。(ここでも、梅の満開については悩んでいる模様がみえる)

世間では桜が咲き始めたと話題になりつつあるが、当地はやっと梅の花である。
桜が話題になるのはもう少し先になる。



2023年3月17日(金)
雑木の雪囲い 撤去
3月12日一に続く春の屋外作業 その3である。

雑木の雪囲いを撤去した。
雪の重みで雑木の枝が折れるのを防ぐため昨年の秋 こちら→(2022/11/28)
実施した、ビニールテープを撤去する作業である。


(上段が作業前、下段が後)

掛けるときは4時間ほどの時間を要したが、外すときは1時間であった。

午後冷え気味の気温で、上着にはセーターを着て出かけだが、少し作業をするとセーターを脱ぐほど。
屋外作業もやりやすくなってきた。
春の本番も近い。



2023年3月16日(木) Ravel316
休肝日 再設定
3ヶ月に一回の定期健診に行ってきた。
毎回その結果を小欄に載せていて、前回が こちら→(2022/12/22)

主には血液の流れやコレステロールの改善に寄与する薬を定期的にもらうのが目的なのであるが、その他に肝機能や血糖値などを、さらには前立腺がんのマーカーになるPSAの値を調べる血液検査も一緒に受けている。

この血液検査に対する医者の判断は大半が「問題ありません」となるのであるが、たまに注文がつく場合がある。
それがPSAと、γ-GTPの値。
この二つの値に対しては毎回結果をグラフ化して載せていて、今回の結果を示すと次のようになる。


PSAについては、昨年一度異常値が発生し、ひと騒ぎした経緯があるが こちら→(2022/4/14)
どうも測定誤差の結果であったようで、今回も特異な値にはならなかった。

一方問題は、γ-GTPである。
医者が常々言われるのは、「100を超えなければ大丈夫です」とのことであるが、今回はその100を超えたわけである。今回の医者の言は「休肝日を考えた方がいいかもしれませんね」であった。

実は過去に、γ-GTPが100を超えたことがあって休肝日を設定した経緯がある。
 こちら→(2020/12/21)

ただその後経過が順調で、気が緩み、一種の規制緩和で水曜日の休肝日を止めてみたりして、
 こちら→(2021/10/28)
さらに野放図になり、今では全く休肝日なしの元の姿に戻っていた。

生活態度が、如術に数値として現れた結果となったわけである。

さて、この結果を受けてどうするかである。
数日前(2月5日)に記載した「寿命が尽きる2年前」の中では、「もはや医者などには行かず、食べたい物を食べ飲みたいものを飲んでその日を充実にし、静かに死を迎えるのがよい」という趣旨の記述もないではないが、医者に行ってしまって、今回の結果が出た以上、 往生際の悪い話ではあるが、もう一度休肝日を設定して見ようと思い始めている。



2023年3月15日(水) ラベル315
大人の絵本 その6
久しぶりに「大人の絵本」作りをした。

前回が こちら→(2022/12/6)
であるから、ほぼ3カ月ぶりということになる。

今回も 出どころは暮しの手帖で、しかも料理がらみの記事になった。
前回図書館で借りたもので、写真に撮ってのち本は返却していて、どの号 から抜粋したのか、今一定かでない。

記事のタイトルは「驚くほどお肉が美味しくなる『塩糖水』漬け」というもの。


お肉を柔らかくする方法は、お肉250ないし300gに対して、「水を100ml」、「塩小さじ一杯弱」、「砂糖大さじ1/2」混ぜた液を作り、ポリ袋にすべて入れて冷蔵庫に3時間以上置くだけというもの。
2、3日は冷蔵庫に保管しておいてよいともあるので、あまり厳しく考えることはない。

記事としてはこの後、鶏肉や豚肉をこの『塩糖水』に浸した料理例が何種類か載っている。

10日くらい前だったと思うが、普段使う豚の細切れをこの『塩糖水』に漬け、Kが普段よく作る豚しゃぶ鍋 に入れてみたら、通常より肉が柔らかくしっとりしていた。
Mも「柔らかい」というから間違いなくこの『塩糖水』の効果が発揮されたものと思われる。

記事としてはこの後に、この技法を使用した肉を使った料理例が何種類か載っている。料理レシピ集に乗せればよいような記事がたくさんあるが、今回はこの『塩糖水』技法を含めて一冊の絵本にしてみたという経緯である。

出来上がった「絵本」はこれで8冊目になる。



2023年3月14日(火)
見事な どんこ椎茸
芽は出ていたものの好天続きで成長が遅れていた椎茸が、先日の日曜夜の雨で一気に大きくなったらしい。
「そうけ(笊)」一杯の採りたての“どんこ椎茸”が、台所のテーブルの上に置いてあった。
Mが採ってきたものである。

近来稀に見る、肉厚の見事などんこ椎茸であった。
この椎茸は2年前に植菌した。 こちら→(2021/4/23)

これが今採り盛りということになる。
榾木を作って、植菌するまではかなり労力を必要とするが、それ以降はほぼ放置の状態。それでも立派な椎茸がとれるのであるから、有難い食材である。


旬で採り立てのこの椎茸を食べない手はない、と夕食用に二品作った。

レシピは、
 こちら→
 こちら→
素材を味わうため、あまり手をかけない方が良いと考えて選んだメニューである。
食べ応えはコリコリして居て、絶妙であった。
田舎暮らしの優越感を感じる時でもある。



2023年3月13日(月)
マスク着用緩和
新型コロナの影響で、政府が国民に対し求めていたマスクの着用が今日から緩和されることになった。
着用は原則として個人の判断に委ねられることになる。

これを受けて、テレビなどは国民の反応をさまざま形で報道しているが、定まった方向は今のところまだ出ていないように思われる。

そんな中にあって、Kも一つの社会観測を思いついた。
たまたま昨日から大相撲が始まっている。
昨日までは着用推奨、今日からは緩和である。この両日において大相撲の感染者でマスク着用の差があるか見てみるのも面白いと思ったわけである。

パソコン画面にNHKプラスの画像を映し出して、2日間の差を見てみようという着想である。


(上段;昨日、下段;今日)

実験条件を揃えるため、切り取る場面は2日とも結びの一番である。しかも立会いの場面。見比べてみると2日ともほぼ同じ画角の映像になっていた。

横綱が休場で、一人大関の貴景勝が両日とも結びの一番を張っている。相手は昨日が翔猿、今日がが玉鷲。
貴景勝は、昨日は負けて今日は勝った。

はそれは良い。
本題の観客のマスクである。

数えやすくするために、マスクを着用していない人に赤丸をつけてみた。
その数を数えると、昨日が7名で今日は17名になる。この 画面に映る観客の総数を数えるとほぼ60名で、マスクを着けていない人をその数で割ると昨日がほぼ1割、今日がほぼ3割という値になる。

解禁前の昨日の1割という値が少し多いという気がしないでもないが、概ね日本人の常識的な判断を映し出した数字になったと思われる。

今後も時折同じ測定をして、日本人のマスク着用率の 推移を見てみようかとも思い始めている。



2023年3月12日(日) ラベル312
榾木の枝整理
3月7日に続く、屋外作業始動のその2である。

昨年秋に椎茸の榾木を切り倒したのであるが、その時の枝が未整理で現地に残っていた。それを枝の焼却場に運ぶ作業である。
枝の中には薪ストーブの薪に使える太い部分が残っていて、その部分は切り離し、使い道のない細い箇所のみを焼却場に運ぶことになる。場所は「再生雑地」と「義衛台」。


とりあえずは無理をしないこととして、2日に分けて作業した。
それぞれ1時間あまりの作業であった。

今回残した薪ストーブの枝になる部分と、榾木の部分は、4月になって植菌の時期になった折り、定寸に切断して運ぶつもりでいる。



2023年3月11日(土) ラベル311
蕗の薹
ウォーキング中の出来事であるが、実は昨日の話。

県道沿いにある田圃の土手で、薄緑色の塊が目に入った。蕗の薹の群落である。
昨日も同じところを歩いているのに、昨日は全く気がつかなかった。
このままみす見過ごすのはもったいないので、帽子に取り込んで持ち帰ることにする。


帰宅後そのままビニール袋に詰め替えて保管した。

さて今日はKが夕食当番。蕗の薹で何か一品作ることにする。
蕗の薹といえば定番は天ぷらか蕗の薹味噌のどちらか。

ビニール袋から取り出して中身を見ると、時期を過ぎて少し薹が立ち始めているものもある。食べごろのものだけ選んでみると量が思いの外少ない。
天ぷらにはできそうもうないので、蕗の薹味噌を作ることにした。

参考にしたレシピは こちら→

早春の趣を感じる事が出来て、なかなか美味である。
蕗の薹味噌に対しては概して苦言の多いMであるが、今回は「おいしい」と好評であった。



2023年3月10日(金)
なごり雪
裏庭に落ちた屋根の雪ずりのことである。

3、4日前のこと、Mが「庭がいつまでもびちゃびちゃするので、鍬で雪ずりを砕けば早く解けるが、しない方がいいよね」というので「そうだね」と相づちを打っておいた経緯がある。

昨日見たらずいぶん減っていたので、何げなく一枚写真を撮っておいた。

それが今日見るとかなり減っている。
今日ですべて消えそうな気がしたので、気がついた折に写真を撮ってみた。


夕方家に入る時には、まだ少し残っていたので、暗くなってから電灯をつけて出てみると、すべて消えてなくなっていた。

今冬はもはや雪が降ることはないであろう。
なごり雪を看取ったことになった。



2023年3月9日(木)
ウォーキング再開
3月4日の腰痛騒動 こちら→(2023/3/4)
以降用心のため中断していたウォーキングを再開した。
2、3日前にも一度試したのであるが、やはり腰周辺がなんとなく重い。無理をすることはないと、早々に中断して帰宅した経緯もある。

ここにきて腰回りに意識が向く頻度が少なくなり、改めて試してみたと言う次第であった。


今日は全国的に暖かい。4月下旬並みの箇所が多いという。
当地もその傾向があって暖かく、コートは着用せず、セーターを一番上に羽織って出かける状況であった。
しかし歩き始めるとほどなく暑くなり、そのセーターさえ腰に巻いて歩くという恰好になった。

写真に見るようにマスクをして出かけたが、これはコロナ対策ではさらさらない。
花粉症対策である。
当地は今、杉の木花粉が真っ盛り。そのための防御策である。
余談ながら申し添えた次第である。



2023年3月8日(水) ラベル308
スマートウォッチ
加齢のせいもあって物忘れがひどくなっている。
時には今日が何日か思い出せない時もある。

そんな時、いる場所が台所であると、テレビの前に「スマートスピーカー」という装置が置いてあって、「アレクサ」と呼びかけ「今日は何日?」と問いかけると「今日は3月8日水曜日です」と即座に答えてくれる便利なものなものを置いている。 こちら→(2019/6/14)
この装置は、日付に関わらず、天気予報とか、あるいはスケジュールとか、あるいは面白い話とか、音声で対応できるものについては何でも答えてくれる。かなり強力なAI装置である。

しかしこの装置が使えるのは台所にいるときに限られ、台所から出ると使うことができない。
台所以外のどこでも、あるいは外でも、このアレクサが使えれば便利であろうな、とかねがね思うことはあった。

1ヶ月近く前のことであろうか、昨今スマートウォッチがずいぶん進化していると聞いている。
もしゃ「アレクサス付き」のスマートスウォッチはないものかと思い始めた。

調べてみる気になり、アマゾンなどで調べるといくつかの機種が発売されている。値段にすれば数万円のものから数千円のものまである。
あまり高価なものは買えないが、ダメ元でおもちゃ代わりに安価なものを買ってみようかと思い始めた。
その中で、安価ではあるが評判のよさそうなものが見つる。買ってみることにした。


定価は7880円であるが3000円のクーポンが付いていて実質5000円しない。にもかかわらずアレクサ付き電話付、さらに色々な機能が付いてついている、という代物である。

およそ10日前にその品物が届いた。それから設定である。


(写真下段、右
「明日の天気は?」と尋ねた時の、答え)

ウォッチそのもので設定を行う部分もわずかにはあるが、大半はこのウォッチとスマホと結びつけてスマホで設定をすることになる。
ウォッチ設定用のアプリがあって、それをスマホにダウンロードして設定をする。
ただ設定はかなり難解であった。

アプリの解説書らしいものを探してきて設定を行なうのであるが、それでもわからないところが何箇所も出る。
あとは試行錯誤である。
結局これで満足という状況になるまでに3日の時間を要した。

その結果であるが
・アレクサ;音声で尋ねれば文字と音声で答えが返ってくる。
・電話;かかってきた電話にはウォッチで応答ができる。さらに20名分は名前が登録でき、その人にはウォッチから電話をかけウォッチで応答できる。
・ウォッチには時計機能があって、タイマーや目覚ましをセットすることができる。時間がくれば音と振動で知らせてくれる。
・ウォッチには音楽を鳴らす機能はない。ただしスマホで流す音楽の音量はウォッチで調節できる。
・その他歩数など身体測定機能は無数にある。

詳しい機能の紹介がyoutubeに載っていた。
興味のある方はご覧願う。 こちら→

5000円で買えるものとしてはかなり高機能である。
大人でも充分楽しめるおもちゃである。



2023年3月7日(火) らべる307
屋外作業 始動
いよいよ3月。
三寒四温ではあるが、晴れると暖かな日も多くなってきた。
3日前の腰痛騒動で出鼻を挫かれた感が無きにしもあらずだが、晴れた日は少しずつ屋外作業を実施することに意を決めた。

手始めが猪用を中心とする電柵の整備である。
昨年秋、ビニールハウスの鉄骨を撤去した  こちら→(2022/11/10)
跡や、雪の重みで壊れた部分の修理である。


撮り忘れたところがあって、写真にすべての場所がのっているわけではないが、これまで延べにして3日間、時間数にして7乃至8時間は作業に当たっている。
これでに母屋周辺の、野菜畑や花畑そして鉄骨跡などの電柵整備が終わったことになる。

あとは裏山や再生雑地そして大傾斜など広い部分が残っていて、一日2、3時間は作業をしても、数日はかかるであろう作業量と計られる。

腰痛にも注意を払いながら、ゆっくりぼちぼち、やっていこうと思っている。



2023年3月6日(月)
山水復活
山水が有ると無しでは生活の質(QOL)がずいぶん違うので、今冬は山水維持に注意を払い、1月中旬までは山水が出ていて大いに喜んでいたものである。

ところが1月末の大寒波。山水が止まってしまった。
推測を含めて考察すると、寒波によって水が出口から順次凍り、配管内まで凍って水が止まったものと思われた。 こちら→(2023/1/26)

こうなると、春になり、配管内の氷が溶けるまでは復旧は無理と諦めていた。

月も代わり3月。いよいよ春である。
大量の雪となった下屋の雪ずりも大半消え、山水を送る配管内の氷も溶けたと思われる。
山水復旧に取り掛かる事にした。
一昨日の腰痛が気になるところではあるが、痛みはかなり取れている。無理しないよう配慮しながら作業をすることにした。


1ヶ月あまり水が出ていないので水槽などはすっかり干上がっている。
雪ずりの端を欠いてゴムホースが土中に埋まっているのを確認した後取水口に向かった。
取水口に近いところでゴムホースの接続部が外れていた。

下の配管の中は凍って水が出ない。一方上からは水が流れて圧力がかかる。その反発力で接続部が外れたものと推定した。
取水口に行くと、少しではあるが土砂が流れてきて埋れ気味。
ここを掃除して戻り、さらに接続部をつないで裏庭に戻り、山水の出口を確認すると水が流れ出していた。

ほぼ1.5ヶ月ぶりの、山水の復活となった。



2023年3月5日(日) ラベル305
寿命が尽きる2年前
題名は書籍のタイトルである。
新聞の書評で知った。
切り抜いた日にちを見ると1月15日となっているから、随分日は経っている。


書評の内容にも惹かれたが、また同時に、Kもほぼタイトルの時期に至っているという思いもして、本を読んで見る気が起きてきた。
自分で買っても良いと思いつつ、もし図書館にあるのなら借りて読もうかと思いつき、探してもらうよう頼んでおいた。

10日ぐらい前だったか、「本が入荷した」との連絡があり借りてきた。
本の所蔵先を見ると邑南町図書館となっている。
他の図書館から借り受けたのではなく、図書館で購入して手配してくれたらしい。


読み進めると、うなずける記述もかなりある。
借りた本ゆえ線を引くわけには いかないので付箋を貼りつつ読み進め、2,3日前に読み終えた。

人には寿命がある。
寿命があることを受け入れて、悔いのないように生き終える、というというのが本著者の主題であろう。

そのためには命のある今日、そして明日が来ればその明日を、自分なりに一生懸命生きる努力をすればよいと述べている。

寿命を受け入れる実例として、Kの好みの良寛の言葉も引用している。(P102)

 災難に逢う次節には 災難に逢うがよく候 死ぬ時節には 死ぬがよく候
 是はこれ 災難を逃れる妙法にて候

残された時間を一生懸命生きる見本の一例として、黒沢明の映画「生きる」も引用している。(P123)

「生きる」はKも随分昔に見た記憶がある 。確かDVD にも録画したはずと DVD 台帳を検索したら2008年に 保存していた。

近く見直してみたいと思っている。

ところで
本の題名になった寿命が尽きる2年前とはいつなのか
それは誰にもわからない。したがって著者は言う。2年前とはいつなのか
「それは今でしょ」



2023年3月4日(土) ラベル304
腰痛とぶり大根
今朝腰の激痛に見舞われた。
朝起きた瞬間は何事も無かったのだが、30分くらい経ってから痛みはじめ、だんだんひどくなる。鈍痛があったり、あるいは刺すような痛みがあったり、思わず顔をしかめるほどの痛さである。
56歳の時、同じような腰の激痛に襲われて腰の大手術をした経験があるのだが、そのときのことを思い出させるほどの痛さである。

とにかく、静かにしているのがよかろうと、一時横になったり、あるいは椅子に腰掛けてじっとしていたりなど、数時間はじっとがまんをしていた。

ありがたいことに、そのうち少しずつ痛みが和らいできて、昼食は階下に降りて食べることができるほどの弱さになってきた。

午後になるとさらに痛みが薄らいでくる。
外に出る気はしないので、屋内でゆっくり過ごすことにした。
何をして過ごすかであるが、今日は夕食当番の日。
ゆっくり時間をかけて夕食作りでもするかと思いついた。

最初に着手したのがぶり大根。
ブリの経緯については少し以前に記述している。 こちら→(2023/2/28)
参考にしたレシピは こちら→

冷凍庫を確認すると切り身もあるが、“あら”も残っている。
レシピには“あら”でもよいとあるので“あら”で作ることにした。


材料を準備してあとは煮るだけ。さほど時間はかからない。

まだまだ時間があるので思いつくままに品数を増やした。
詳細は割愛するがその後作った料理は

Mがずいぶん以前に作って冷凍保存されていたフキの煮物を解凍して再調理。水を加えて煮返して味を調え削り節を足して旨味を加えた。

次に挑戦したのが玉子焼き。Kはどういうわけか卵焼きが上手く作れない。思い直して作ってみることにした。レシピはMがちょくちょく作る卵焼き。メモが取ってある。
やってみたが今回もうまくできなかった。味はそこそこ美味しいのだが、ちゃんと巻けないのである。結果としてはスクランブル卵に近い形になってしまった。

最後が豆腐ステーキ。
参考にしたレシピは暮しの手帖をからとったもので、Kのレシピ集に保存してある。


手間いらずでそう難しくはないのがよい。

腰痛のおかげで品数の多い夕食になった。

夕食後はまた安静に配慮して早めに寝た。
明日以降の腰の具合が気にはなる。



2023年3月3日(金)
本日休刊
2023年3月2日(木)
Excel用のOCR機能
数日前の読売記事、「マイクロソフトレンズ」というアプリがあって表形式のデータも読み取って、エクセル上に表示してくれるという内容である。


Kは新聞記事などの切り抜きにマイクロソフト社製の「OfficeLens」というアプリを使用している。
 こちら→(2016/5/15)
このアプリは斜めから撮影しても、真上から 撮ったように編集してくれるのでひどく便利で、新聞記事などの切り抜きに愛用しているのである。(注、上の写真も同様に撮影)

しかし、「マイクロソフトレンズ」というのは初耳である。調べてみると「OfficeLens」と同じアプリであった。
いつの間にかOfficeLensがMicrosoftLensと名称を変更したようである。
(注;検索の関係があるので、小欄ではこのままOfficeLensという名称を使うこととする)

さてこのアプリ、長年使用して来たにもかかわらず、表形式のデータを読み取ってくれる機能があるとは知らなかった。
試してみることにする。

スマホを開けてOfficeLensを開いてみると、記事にあるように「アクション」という機能があった。


機能を試すのが目的であるから、データは何でもよい。手短にある本を開いて表を探し、記事に従って操作を進めた。撮影した表が写真の右にあるものである。

スマホのExcelとパソコンのExcelは同期が設定してあるのでパソコン上でも即座に見ることができる。
パソコンに表示された結果は次のようになっていた。


(左、変換後のデータ
右、元データ)

元データと比べてみると、読み取り誤差や変換誤差が多少あるが、立派なExcel表ができている。

ここまで出来れば後の手直しは容易である。
手動で読み取りながらExcel表に転記する労力に比べればはるかに速い。

今後はこの機能、大いにに利用したいと思っている。



2023年3月1日(水)
いきいきサロンに参加
久しぶりにいきいきサロンに参加した。
昨今は毎月開催でなく、2ヶ月に一回程度の頻度と思われるが、およそ半年ぶりぐらいの参加と思われる。

いきいきサロンには、昼食が用意されるが、その昼食を作るチームが3チームあって、Aチームと呼ぶメンバーの一人にMがなっている。
今回はその昼食当番がAチームの番で、Mも参加することになり、私に「サロンに参加したら」の声をかけてきたので参加する気になった。


今回は体力測定と、軽スポーツ3種類が行われた。
そして昼食は、コロナ禍以前は皆で一緒に食べていたのだが、その後は持ち帰って食べるという形に変わっていて、今回もそのような計らいとなった。

持ち帰って食べたがどの味も美味。
昼食も含めた参加費が500円であるから、コスパはすこぶる良い。