ここ2、3週間の出来事である。
これまで草刈りはK、草取りはMといった感じでKは草取りなるものを一切してこなかったのだが、どういう風の吹き回しか、草取りをする気が起きてきた。
朝新聞をとりに外に出たときとか、あるいは、たまたま時間に空きができたときとかに、草取りをする。
場所は母屋の前や後ろ。時間にして1回30分前後である。
ただ、草取りする対象の草はMは全方位だが、Kは限定されていて、ピンピンと伸びるヒメシバを始めとするイネ科の植物に限る。
抜いた草は「犬走り」で乾燥させるべく広げておくと、有難いことに、Mが他のものと一緒に焼いてくれる。
そんなことが、ここのところ続いていた。
そして今日である。
母屋前の野芝の個所で草取りを始めた。
野芝の間にピンピンと伸びたものが出ている。これの草取りを開始した。
始めた当初は、このピンピンと伸びた草はヒメシバと思って抜いていた。
そのうち、ヒメシバ特有の穂の付いた草がある。これを抜いてみると、これまでヒメシバと思って抜いていたものとは、葉の出方や葉の色がかなり違う。
穂の付いたものはヒメシバに違いない。それでは、これまでヒメシバと思って抜いていたものは何者と思い始めた。
穂でもついていれば確認の仕方もあるが、今のところ穂の出たものが見当たらない。
しからば、一部残して穂が出るまで待ってみようと思いついた。
ピンピン草の同定確認実験である。
目的を持って残しているのが誰にでも分かるように木で囲った。
その内に穂が出て植物名が確定できるはずである。
野芝の間に生えた正体不明の草はかなり多い。もちろん今日一日では終わらない。
あと数日はかかると思われる。
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