2016年5月31日(火)  
連泊旅行

28日の早朝家を出て、本日21時頃帰宅した。
Mと二人して出かけたが、元々はKが高校の同窓会に出席するのが目的。

同窓会は28、29日。芦屋市の六甲山荘という施設で開催された。

たまたま、昨年7月に長男夫婦の住居が三重から奈良に変更となり、孫にも会いたいと、日程を伸ばしてMと一緒に奈良の旅も実行した。

同窓会出席者は21名。29日の未明まで飲み明かした。この間Mは友人H・F氏の夫人と小旅行。
29日の夕刻、皆と別れて息子一家と合流する。
社宅を訪問し、孫にも会う。

30日も孫らと過ごし、本日は二人で奈良市内観光。興福寺の国宝を堪能し「ならまち」を散策して帰ってきた。


(国宝、興福寺五重塔)


旅の目的が同窓会と孫。二つとも予想以上の成果に出会い、満足の旅であった。

この散歩帖出かける前に、不在の告知、もと考えたが泥棒氏に情報を与える不都合ありとMが忠告。ごもっともなご意見と、これは止めた。


2016年5月27日(金)   ラベル27
オバマ大統領

集落老人会のメンバーになっている。
今日は町老連のゲートボール大会。集落会員5名で参加した。
開会式のイベントのひとつ、90歳以上の参加者に対し記念品の贈呈があり、今日はそのことを中心に報告する予定であったが、帰ってみるとオバマ大統領の広島訪問の日に重なる。夕方5時ころからはNHKで中継放送をしている。


ゲートボールより原爆と、話題の中心を変更することにした。

中継はPM4時半ころから7時前まで。画像は録画した。この中で私が最も魅せられたのはこの瞬間。偽りのないオバマ氏の苦悩が現れているような。
献花を終えて一歩下がった場所での表情である。


オバマ大統領の広島訪問に対してはいろいろな意見がある。が、日本人としては素直に喜びたい。そして大統領のの英断を称えたい。

だが、先の大戦の戦争責任を問うなら五分五分であろう。当時の世界規定に違反してパールハーバーを奇襲したのは日本である。
オバマ氏が広島を訪れるなら、見返りに安倍総理が真珠湾を訪れるべき、という意見が米国側にあると聞く。
もっともではないかとも思う。(日本政府にその気は無いらしい)

敗戦の不幸を一心に背負った日本は世界に許されてしかるべき、という甘えの構造は慎まなければと思うのであるが、如何であろうか。

アメリカにとって大統領が広島を訪問するのはほんとに大英断である。トランプ氏なら絶対来ない。



2016年5月26日(木)           
芥川賞

4月2日付けでも触れたが、月遅れの文藝春秋を借りた。今回は3月号。
この号に第154回芥川賞受賞作品全文が載っていた。
褒められた話でもないが、この手の受賞作品はほとんど読まない。200万部以上売れたという「火花」も読んでいない。

今回の受賞作のうち一つが、本谷有希子作「異類婚姻譚」という(らしい)。あまり興味もなかったが、結婚した夫婦の風貌が似てくる、という内容に魅かれ読んでみようかという気になった。
自分も、夫婦はなぜか似てくる、という思いを以前から持っていて、それが読む動機につながったと思う。

読みやすい文章で、あまり苦も無く最後まで読んだ。少し不思議な感覚の内容。最近の純文学とはこんな内容なのか、という感慨も得た。

読んでゆく途中から、「この作者にどこかで遇っている」気がし始めた。しかし、思い出せない。

ふと、「例の新聞切抜き」と思ってOneNote(5月16日付け)の「読書参考」の項を見るが保存していない。もしや、と思い直して「文章参考」の項を探すと出てきた。


この記事は今年の1月30日付けで撮影保管しており、その後存在をすっかり忘れていた。「どこかで遇っている感じ」は文体そのものが記憶を呼び覚ましたのかもしれない。
文体は不思議な力を持っている。

2016年5月25日(水)
そうですかきれいでしたか

朝早く目覚める。外は小雨。
一連の業務をこなし5時過ぎ2階に上がる。

作業リストに挙げていた「健康管理データ」の自動集約作業にかかり、午前中で粗方の作業を終える。
毎週水曜日、集落で開催の「運動教室」に参加。午後1時過ぎから3時過ぎまで。
帰ってから再度集約作業。完了。当初考えていたもの以上の出来栄えになる。

一段落で、手元にある雑誌を開いた。巻末に近い記事の中。


    そうですかきれいでしたかわたくしは小鳥を売ってくらしています


東直子さんという歌人の紹介記事に記載された短歌。


(雑誌に掲載されている写真)

妙に気持ちにひかかった。
専門家の評価も高い歌との記載がある。
昨春から早稲田大学の客員教授であるとも。

また気にかかる人が一人現れた。

2016年5月24日(火)
雑木盆栽

長く好天が続いたが今日から崩れるという。
好天の間に粗方外仕事を片付けたので、少し骨休め。
朝一の作業は、雑木盆栽の剪定としゃれこんだ。

一番古い鉢は4〜5年前のもの。
少しづつ増えていま8鉢。
すべて雑木。
思いつくままそこいらにある小さな苗木を植えたもの。

植え付けも剪定も、技法はは全く我流。
暖かくなり枝が伸びて混んできたので剪定した。
今時の剪定が良いのか、悪いのか、それも知らない。

さっぱりとした感じになり、個人的には満足している。

2016年5月23日(月) ラベル523
真夏日

この2〜3日気温が高いというニュースが頻繁に放送される。
特に今回は、北海道で珍しく高い温度を記録しているらしい。

さて、この里庭は如何。
確かに暑い日が続いている。

この画像は、本年5月の最高、最低の温度を記録したもの。もちろん里庭のデータ。
昨日(5月22日)最高温度が30.1℃となり、今年初めて真夏日を記録した。
(注)午前中に記録するのが慣わし。昨日の最高と今朝の最低を記録することになる。
   特別に今日の最高を読み取ると30.4℃であった。

ニュースで言うようさすがに今年は暑いのだと思いつつ、過去の記録を遡ってみた。
  平成26年5月  24日;30.3℃、28日;30.3℃、30日;32.1℃
  平成27年5月  2日;31.6℃、29日;30.2℃
と、毎年5月に真夏日を記録している。珍しいことではない模様。

この記録は平成25年8月からとり始めた。それ以前に遡ることができないのは残念である。

寒い冬から次第に暖かくなり、そして一気に真夏日のような日々を迎えると、暑さが身に応え「特別」と思うのかもしれないが、里庭に関する限りどうも平年並みのことであるらしい。

まあ、暑さも序の口。これからが本番。油断なきよう心身努めなければと思う日々である。

2016年5月22日(日)
一年を二十日で暮らす

「一年を二十日で暮らすいい男」、相撲取りを評した江戸川柳。
江戸時代は年に2場所しかなかったらしい。しかし今は6場所。お相撲さんも忙しい。

今日で夏場所が終わった。
12日目までは稀勢の里が全勝で戦い、大いに盛り上がったが、13日目に白鵬に惜敗。しかし14日目は鶴竜に惨敗。優勝は白鵬で決定した。

   奥の細道   夏草や兵どもが夢の跡  が思い浮かぶ


今日の千秋楽、稀勢の里が健闘し、白鵬はさすがの相撲を見せた。
春場所、白鵬は変化で優勝して大ブーイング、涙の優勝インタビューになったが、今場所は晴れやかな対応。

  やはり奥の細道  五月雨の降りのこしてや光堂  先に光明が見える感じ


(安倍首相から杯を受ける白鵬)

名古屋場所に期待がかかる。

以前、プロ野球に熱中で相撲はほとんど観なかったが昨今は逆。相撲は観るが野球は観ない。年の性であろう。

スポーツ観戦はLIVEに限る。他のテレビ番組は録画を見るのが大半であるが、スポーツ番組は生でしか観ない。相撲のほかによく見るスポーツは錦織。深夜の観戦も結構ある。
今日の千秋楽も屋外作業を早めに終え観戦した。

2016年5月21日(土)
根絶

文字通りの根絶やし作戦。
母屋横の石垣に生き続けた紫陽花。前住人の時代から咲いている(と思われる)。
咲けばそれなりに風情があり、そのままにしてきたが、根が大きくなると石垣が崩れる可能性もあり絶やすことにした。

塗布した除草剤はラウンドアップ原液。茎に鋸で傷をつけて除草剤を塗り、また葉にも刷毛で原液を塗りつけた。塗布したのは5月1日。
数日経って変化が表れ始め、ここにきて効果が顕著に確認できるようになってきた。

根絶作戦の経験は少なく、今後どのような展開を示すか興味のあるところ。

ほかにも根絶作戦を計画中で、今日は「クズ」に散布してみた。クズの根は猪の格好の餌になる。

2016年5月20日(金) ラベル520
聖林寺十一面観音に思う

今年1月の話。
里庭掲示板に友人H・F氏の投稿あり。孫娘の成人式の話題もあって、それに当方が回答した。  こちら→

この中で「日本の名随筆」に触れているが、その思いは今のところ続いている。1月の「酒」に続き、「花」「日記」「庭」ときて5月は「仏」を買い求めた。

本来なら1字シーリズを先に購入のつもりであったが、この散歩帖の参考になるかもと3月に「日記」を購入した。これは余談。

さて、今月の「仏」の中に和辻哲郎が聖林寺十一面観音について記述したものが載っている。氏の記した「古寺巡礼」を片手に奈良を巡ったこともあり興味深く読んでいたが、その最後の個所で、この国宝仏は明治期「路傍に放棄せられるといふ悲運に逢った」の記述が目に止まった。

わが身をを振り返る。同じではないかと。
私も大いに悩んだ時期があって、その折、わざわざ韮崎から高山に出向き一刀彫の菩薩像を買い求めたことがある。それは柔和な顔の仏様で、私なりに開眼供養をし、身近に置いて身を処していた。
ところが、こちらに帰ってから、その仏様ははどこにあるか。裏納屋の自室に置いている。この部屋はそれなりに趣のある場所で、気には入っているが、毎日時間をつぶすところではない。

未明の時間であったが納屋に降り、仏様を手にして2階自室に戻った。少し埃もかぶっていて、布を湿らせ全身を拭き清めた。


仏様の背中に「延命十句観音教」が自分の筆跡で書いてあり、底には平成2年5月26日の記載があった。

2016年5月19日(木) ラベル519
再生

昨秋、欅の枝落としをした。 こちら→
我が庭のシンボルツリー的存在であったため、枝でも、その切断には随分躊躇したもの。

その欅が再生し始めた。

枯れることは無いと確信はしていたが、新たな枝が出始めると何か「再生」の勢いを感じうれしいものである。

これまでは大きくなりすぎ、成長の変化を感じることができなかったが、今度はまた、この枝がどのように変化・成長するかを感じることができそうで、新たな楽しみが出てきた。

従来の枝ぶりでは葉の数が多すぎ、結果出る葉の大きさは小さかった。今度新たに出た葉は、先の葉に比べかなり大振りである。そんな新たな発見も「再生」を祝う気持ちに花を添える。

2016年5月18日(水)
痩せ我慢
14日は飛来を確信していた。
我が家の巣箱は母屋に近い場所。仏法僧を驚かしてはいけないと観察用遮蔽幕を設置などした。


しかしながら、結局来なかった。

話は少し遡る。昨年のこと。公民館活動の一環で、八色石集落に仏法僧の巣箱が増設された。その数4基。
一方、当面の飛来数はせいぜい1番であろう。となると入居してもらえる確率は極端に下がる。

15日、Mにメールが入る。「仏法僧が巣箱から出入りしている」と。その方の近くにも巣箱が設置されたのだ。

我が家の巣箱を下検分したのち、どうやらその方の巣箱を選んだと思われる。仏法僧も中古より新築の方が良いのであろう。

今年は我が家での営巣はあきらめるより仕方が無い。
「営巣すれば仕事が手につかない。来なくて良かった」と痩せ我慢である。
2016年5月17日(火)
初夏の風情   ラベル17

朝、2階の自室から撮った写真。
なんとなく初夏の風情。

手前にはヤマボウシの十字の白。
目を転ずると水面、早苗はすべて植えられた。
奥では朝もや、薄い乳色が穏やか。

   朝霧やただ乳色の虚空あり  稲岡長


2016年5月16日(月)    ラベル516
スクラップした記事の整理方法

昨日の続き。
スクラップした記事の整理方法である。

マイクロソフト社の「Office」というソフト群の中に「OneNote」と称されるものがある。数年前に発表された。
「Excel」は表計算に、「Word」は文章作成に使用されるが、OneNoteは主としてデータの保存・整理に使用される。

資料の内容は問わない。どのような事柄にも応用できる。例えば旅行計画を立てるのに使ったり、勉強のまとめに使用したり、などなど。
これを私は、新聞の切り抜き整理に使用することにした。


この写真は、OneNoteの使用例を示したものである。

ノートのタイトルは「新聞切抜き」とした。左・上部に表示されている。
その右にセクションと呼ばれる第2分類が表示される。「生き方参考」「ちょっとした記事」「読書参考」・・・。
今表示されているのは「読書参考」、タグ形状が少し大きくなっている。
右側にページ名が出る。
今、表示されているのは白抜きの個所。「生きて帰ってきた男;小熊栄二」

これなら場所もとらないし、検索も容易である。
さらに便利なのは、このデータは同期されてスマホやタブレットでも見ることができる。2階のパソコンで編集し、1階に置いているタブレットで見ることができるのである。
昨日のOfficeLenseと併用して、誠に便利な道具になっている。

「昔の方法でよい、方法がよい」という意見も理解できないではない。
しかし合理な法、便利な法、を求めて研鑽することはあながち間違ってはいないと思う。特にボケ防止には有効な手段と考えている。
2016年5月15日(日)      ラベル15
記事のスクラップ方法

以前別のコーナーで新聞記事の保管に触れたことがある。 こちら→

しかしながら、この方法は勧められるものではない。量は増えるし探し出すのに一苦労である。
昨今はも少し便利な方法を採用している。スマホのカメラ機能を利用するもの。

ただ、普通に写真を撮ると、例えば少し斜めから撮った時などは記事が歪んで撮影される。
そこで無料のアプリが登場する。スキャナーアプリ。斜めに撮った映像を真上から撮った映像のように修正する。また細やかなトリミング機能も備えている。
CamScannerという評判の良いアプリがあり一時はそれを使用していたが、現在はOfficeLensというアプリに変更した。
切替に当たり、双方の映像性能を比較してみたがあまり優劣は感じなかった。

Office Lensはマイクロソフト社が開発したアプリで、「Office」との親和性が強い。これが切り替えの大きな理由である。


5/11、5/5、4/12などの新聞記事は全てこの方法で撮影したもの。
新聞なら見開きサイズは無理であるが、片面なら文字の読み取りが可能な精度を保持している。

常時携帯しているスマホで対応できるので、大いに重宝。
この散歩帖、今後も新聞記事に関することなど出てきそう。そのもとになる技法を紹介してみた。
スクラップした記事の整理方法については、別の機会に報告したい。

2016年5月14日(土)
確率 5割以上

仏法僧が営巣する確度のこと。

今日飛来するか否かが、営巣の確度を判定するに重要と考えている。
昨日も少し触れたが、昨年は一日姿を見せただけで、二日と姿を現さなかった。
したがって、今日 姿を見せれば確率は高いと思うわけである。

Mは10時ころ見たという。
そして午後4時前のこと、裏庭にいると「ギャアギャア」と賑やかな鳴き声。
見上げると番で飛んでいる。
動きは素早い。何とか番のところを写真に収めたい。望遠はあきらめ通常レンズで数枚シャッターを切った。
その中の一枚。


番で写っている。(写真は少しトリミング)

今日も飛来した。しかも番で。
営巣の確度は5割以上あると確信した。

2016年5月13日(金)
仏法僧現る

少し離れたところで刈り草の整理をしていたら、Mから連絡が入って「仏法僧が飛んでいる」という。
仕事を中断するわけにゆかず、完了してから帰りと聞くと、「ギャアギャア」という鳴き声、飛ぶ姿から間違いなく仏法僧の模様。これが朝10時ころの話。

たまには外で昼食と下屋の下で食事をしていると、また鋭い鳴き声。今度は巣箱の近くに止まる。驚かしてはいかぬと、外の食事を中断。
このとき慌てて写真を撮った。

望遠レンズを使用したが手ぶれもあり見難い写真であるが、来たという証拠にはなるであろう。

昨年は5月16日に飛来した、と備忘禄に記している。ただ営巣はしなかった。
今年も昨年と同じかもしれない。

Mの言うに、「夕方、番で飛んできた」という。
昨年より期待がもてるかもしれない。「そうなるといいね」と二人して胸を膨らませた。

2016年5月12日(木) ラベル512
木曜日

木曜日の夕食はKが作ることになっている。
このことについてはかなり昔、別のコーナーで触れている。 こちら→
この慣習が欠かすことなく今日まで続いているのである。

ただ、作り方に若干の変化はある。先の記事では「参考資料を基に材料をアレンジする」としているが、昨今は、材料を確認後クックパッドを参考にすることがかなり多い。
クックパッドはまことに便利。手持ち材料などで検索すると無数の事例を紹介してくれる。しかも、その手順に従うと結構美味なのだ。
この3〜4年はクックパッドの参考料理がが9割以上を占めたと思う。

しかるに、ここにきて、さらに若干の変化が起こってきた。クックパッドは簡易な惣菜というイメージが強く、何か事ある時には、料理を仕事にしている人の本を参考にすることが増えてきた。
料理の雑誌もいくつか求めた。

そんな中での今日の料理。
藤井恵さんのレシピ。「鍋物は一年中です」の中にある「ごまみそもやし鍋」


ゴマをすり鉢ですり、白味噌と通常味噌の2種類を混ぜ、それに酢と豆板醤を少量入れて練り合わせる。これがたれの鍋。豚肉ともやしが具としてはメイン。

相撲を観戦しながら作ったものであった。
Mにも好評。喜んで食べていた。

なお、昨今は木曜以外に、何某らの品を作ることも増えている。

2016年5月11日(水)
四季

読売新聞の2面に毎日掲載されるコラムで「四季」というのがある。俳人 長谷川櫂氏になるもので俳句、短歌そして詩の一部を紹介し、それについて短い解説文を載せるもの。興味深く毎日読んでいる。

「酒席での品ではない。酒を嗜む人の人生の品である」という解説に強く魅かれた。

若くして飲み始め、今も止められぬ我が酒飲み人生に、果たしてその品があるのか、深く自問させられる。
生涯の粗方を終え、残る部分は極めて少なくなってきたが、全てを終わる時になって「品のある生涯だった」といえるよう、残る部分を謹んで生きなければ思うところである。

今朝のNHK、渡辺謙がインタビューに応じていた。その中に「ひたすら前に進むことが人生ではない」との言葉もあった。

緩やかな進みでも「品のある」ものをつかみ取ることができるかもしれない。まだ望みはあるはず。

2016年5月10日(火)
竹の秋

若葉の芽吹く時期は感じなかったけれども、緑の色が濃くなったこの時期、葉色が黄色になっている個所がいくつかある。
竹の葉が黄色に変色してるのだ。


「竹の秋」という。晩春をさす季語にもなっている。
新芽に日光をあてるために古い葉を落としているのだそうである。
植物は生きながらえるためにそれぞれ工夫している、と思えば何か愛おしい。

なお、逆に、秋には、筍が一人前の竹となり、若葉を茂らせる。これを「竹の春」というらしい。


   ほうじ茶の妙りたての香や竹の秋   谷野由紀子


2016年5月9日(月)
視点の違い

翁草の写真である。Mが撮った。



5月1日付けの記事にも翁草の写真を載せた。Kが撮ったもの。
同じ場所で同じ対象を撮っているのに写真のイメージはかなり異なる。

いつもそうだが、Kのものは記録でしかない。伝えたい情報が映っていればそれで良しとする。したがって撮影枚数も少ない。この場合は3枚であった。
一方Mの場合、対象をより美しく表現しようと、努力を重ねる。あれでもかこれでもかと、撮り試してみる。結果撮影枚数も必然的に増える。この日の場合の写真を数えると26枚あった。

知と情。Kのものは、言葉を添えないと伝えたい内容がわからないが、Mのものは映像だけで見る人に何かしら感情をおこさせる。

視点というか、目的というか、それぞれ狙いが異なるのであるから優劣はないと思うが、性格であろう写真の結果はいつも同じようになる。
表紙の映像は圧倒的にMが撮ったものが多い。
2016年5月8日(日)
アマゾンはすごい

刈払い機 燃料タンクのキャップが破損した。

メーカーに問い合わせたところ、部品供給はしていない。ホームセンターなどで取り寄せてほしい。とし、部品番号を教えてくれた。

我が家からホームセンターに出向くのは結構難儀である。
ものは試し、とアマゾンを開き部品番号を入力すると、一発でヒット。
発注の翌々日(本日)品物は届いた。


刈払い機につけてみると問題なく機能した。

こんなスペア―パーツまで在庫しているとは、恐るべき保管能力。
アマゾン、田舎に住む者には強力な助っ人である。

2016年5月7日(土)
ギンギアナム

今我が家の玄関を飾っている。
ギンギアナムというらしい。Mの手による作品。



数年前この花の苗を、Kの義兄からもらい受け育てた。
数日前その義兄夫婦が我が家に来ることがあって、大きく育った姿に驚いていた。
高さは鉢も含めて70Cm、上から見た直径はおよそ80Cmである。

芳しい匂いも良い。訪問者は「すごいね」とか「いい匂い」とかのお褒めの言葉を発してくださる。

Mはアナログ派。葉書にこの花の写真を印刷し、子供や友人達に送っている。
2016年5月6日(金) ラベル506
除草管理-昨年度は

里庭の除草管理の方法を、従来法とは変えてみようと思っている。
この事については、これまで何度か触れてきた。例えば、4月13日、4月30日など。

変える以上、これまでに比較して良い方法なのか或いは悪いのか判断しなければならない。そのためには過去の実情を把握する必要が生じる。

幸い日常の出来事を備忘として記録している。このうち、除草にかかわる事項を拾い上げ、Excel上で表示してみることにした。

これは、昨年(平成27年)の実績をまとめたものの一部である。

縦軸には月日を3月1日から12月31日まで取った。横軸は草刈り作業をした場所の名前で36項目に上る。我々は里庭の中を区分けし、それぞれに名前をつけていて、それを列記したもの。

実施した作業項目と要した時間の総計を日別に記載した。作業内容により記録個所の色が変わるように設定し、作業の様子が目視で判断しやすいよう工夫してある。

細かな分析は、今年度分と比較しつつ別途行うことになるが、総計として集計した値は、次のようになった。
  作業の最初の日 ・・・ 4月24日
  最後の日 ・・・ 12月14日
  作業をした日数 ・・・ 90日
  作業時間 ・・・ 213時間

備忘録からデータを拾い上げ記録するのに3日、7時間要した。このような作業は結構面白い。

2016年5月5日(木)
アメリカの良識に期待

今朝の読売トップニュースは「トランプ氏指名確実」。11月に行われるアメリカ大統領選で、共和党の候補になることが確実になったというニュースである。

まさかと思っていたが現実になってきた。

既成政治に不満を表明するという態度は解らないでもないが、反動として経験のない者に政治を委ねることの愚は、09年民主党に政権を任せて大いに混乱した我々日本人がすでに経験済みである。

ヒラリー・クリントン氏が良いとは思わないが、だからといってトランプ氏を選ぶ愚はしないでほしい。

アメリカの良識に期待するところである。

2016年5月4日(水)
千載具眼の徒を俟つ
またしてもテレビの話題。

NHKは4月末の1週間に、伊藤若冲に関するものを立て続けに放送した。

ことしは若冲生誕300年。それを記念した企画であろう。
4月24日、NHKスペシァル「若冲 天才絵師の謎に迫る」
4月29日、「若冲ミラクルワールド 豪華版」
4月30日、ザ・プレミアム 「若冲 いのちのミステリー」

これらを録画しておいて、この連休折々に見ている。
いずれも「すごい」番組であるが、中でも出色は24日のもの。
80年以上見つからなかった「幻の絵」や、200年間公開されなかった天井絵に迫り、これらを最新の科学技術を駆使して解き明かそうとしたものである。

「千載具眼の徒を俟つ」 若冲自身の言葉。番組中何回も繰り返される。「自分の絵を理解してくれる人が現れるなら千年でも待とう」という意。

NHKがその「徒になる」とも言いたげな番組であった。

「神の手を持つ」「天才絵師」と様々に評価される若冲。
私には「狂気」の形容が一番似つかわしく思われた。


今日、外は猛烈な風。草刈りを考えたが飛ばされて怪我でもしそう。作業は止めて屋内で過ごす。
植木鉢が飛ばされ破損したり、野菜の支柱が飛ばされたりなど。なまじの台風など比較にならない程である。

2016年5月3日(火)
意見の一致

何の意見か。美人度についてMと一致した。

4月8日付けの寺川綾では、Mから冷ややかな視線を浴びたが、今回は一致である。
大地真央。
朝ドラ、「とと姉ちゃん」に常子のおばあちゃん役で出演中である。


最初の登場の時Mがいう 「すごい、美人」と。
当然Kも同調。意見の一致を見た。

大地真央の「おばあちゃん」、少し若すぎない? と思ったが、ネットで調べると60歳のよし。
おばあちゃんも良しというべきか。

この前の「あさが来た」が格別の面白さであっただけに、次回作の「とと」は如何? と多くの人が思ったであろう。心配を裏切って今回も面白そうである。

K&M、二人して楽しんでいる。楽しみの一つに大地真央の登場も大いにある。
2016年5月2日(月)
ブルーのアマガエル

義衛台と呼んでいる場所で草刈りをしているとき見つけた。
ブルーのアマガエル。
ピョンピョンと飛び跳ねながら現れた。
手持ちカメラはなく、スマホで撮ったものである。

インターネットで調べてみると黄色色素の欠損でブルーになったのだろうという意見。
検索ではブルーのカエル画像が数多く表示されるので、あまり珍しい現象ではないのかもしれない。

そうはいうものの、やはり珍し現象に違いなく10万匹に1ッ匹程度の割合で出現するとある。
ペットショップなどで購入するとなると数万円はするとか。売る時でも1〜2万円程度にはなるという。

そんな気もなくぼんやりしているうち、ほどなく草むらに逃げ込み見ることが出来なくなった。

いつもと変わらぬ作業の中でちょっとしたハプニングであった。

2016年5月1日(日) ラベル501
翁草
翁草のシーズン。

草花の場合シーズンといえば花の咲く時期であろう。しかし翁草の場合名前の由来が白い髭であるから、花の時期より髭のでる実の時期をシーズンというべきかもしれない。
今、前庭に植えた翁草がそのシーズンを迎えた。



花の時期、Mの曰く「花がうな垂れていてさみしい」と。
確かにこの花咲く時はすべてうな垂れている。

ところが、髭の時期になるとすっくと頭を伸ばすのである。さすがというべきか。やはり、髭の時代がシーズンとわきまえているのであろう。

翁草の種はお二方から頂いた。2〜3年前のこと。一人は同じ集落の人。もう一人はKが中学時代、生物を習った美人先生。Mもこの先生のお兄様に習ったという不思議な縁でK・M揃って自宅を訪問、種を頂いた。

年を重ねてなお姿勢を正せ、との教えが込められているのであろう。

(写真をクリックすると、大きな写真が表示されます)

Kの散歩帖
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